ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

GW長野遠征

2022-05-06 14:56:29 | チョウ/アゲハチョウ科

 ゴールデンウイークの後半は、毎年恒例となっているギフチョウのイエローバンドと呼ばれている変異型の探索に出掛けた。イエローバンドは、長野県のごく一部で見られる常染色体劣性遺伝により引き継がれている地理的変異で、通常の個体に比べ翅の縁毛が全て黄色になり、翅の外縁部が黄色の毛で縁取られる個体(型)である。
 私は5月4日から6日までが三連休。天気も良く気温も高い。ギフチョウの探索は5日の午前中と決め、その前後は夏の天の川撮影とした。4日19時に自宅を出発。中央道の上りは当然のことながら渋滞していたが、下りはまったく渋滞はなし。まずは乗鞍高原である。現地には22時半頃に到着し、23時過ぎから夏の天の川を撮影。翌5日の午前2時に乗鞍高原を出発し、ギフチョウの生息地へ向かい、午前3時に到着。7時まで仮眠し探索開始。
 林の中を飛ぶギフチョウを追いかける。なかなか止まってくれない。見失う。また追いかける。見失う。その繰り返しで、やっと止まってくれたと思ったら裏側。とりあえず1枚撮影。表側を撮るために回り込もうとしたら飛ばれてしまい見失う。結局、撮影できたのはたったの1カット(掲載1枚目)。ただし、目的のイエローバンドであった。以下には、2018年に撮影したイエローバン2枚も掲載した。
 ギフチョウの生息地を正午に出発。次は、渋峠である。日本国道最高地点から夏の天の川を撮影し、現地を6日午前1時に出発。草津・軽井沢経由で上信越道の碓井軽井沢ICから乗り、自宅には午前4時半に到着した。ゴールデンウイークの長野遠征は、まったくの渋滞知らずで終了。乗鞍高原と渋峠から撮影した天の川は、順を追って掲載したいと思う。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと拡大表示されます。

ギフチョウ(イエローバンド)の写真

ギフチョウ(イエローバンド)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 800 +2/3EV(撮影地:長野県 2022.5.5 10:50)

ギフチョウ(イエローバンド)の写真

ギフチョウ(イエローバンド)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 200(撮影地:長野県 2018.5.5 11:03)

ギフチョウ(イエローバンド)の写真

ギフチョウ(イエローバンド)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 200(撮影地:長野県 2018.5.5 11:04)

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