ヒメキマダラヒカゲ Zophoessa callipteris (Butler, 1877) は、タテハチョウ科(Family Papilionidae)ジャノメチョウ亜科(Subfamily Satyrinae)ヒメキマダラヒカゲ属(Genus Zophoessa)のチョウ。
北海道・本州・四国・九州に分布し、北海道では平地~山地、本州では低山地~山地のササ類の生える樹林に生息する。 年1回7~8月に発生し、幼虫で越冬。分布域は広いが、生息地が分断されており、成虫の移動性も低いため、地域により翅の斑紋等に多少の変異がみられる。
環境省カテゴリーに記載はないが、香川県で絶滅、福岡県では絶滅危惧Ⅰ類に、茨城県では絶滅危惧Ⅱ類、京都及び大阪府のRDBでは準絶滅危惧種として記載している。本種の食草となるササ類が、ササ枯れとシカの食害減少のために急激に個体数が減少していると考えられる。
お盆三連休の長野県への遠征。目的は高山蝶その他。早朝、標高1,500mの高原脇にある林縁でゼフィルスの登場を待っていたが、5時半に飛び始めたのは、このヒメキマダラヒカゲ。高い梢を20頭以上が乱舞。あまりの高さに、最初、種類を特定できなかったが、何頭か低い所に降りてきたので撮影した。ジャノメチョウの仲間は地味なイメージが強く、普段、見かけてもカメラを向けることが少ないが、本種は、記録ということで撮影。
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ヒメキマダラヒカゲ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 500 (撮影地:長野県白馬村 2019.8.10 5:54)
ヒメキマダラヒカゲ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 640 (撮影地:長野県白馬村 2019.8.10 5:36)
ヒメキマダラヒカゲ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 400 (撮影地:長野県白馬村 2019.8.10 5:55)
ヒメキマダラヒカゲ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 800 +1/3EV (撮影地:長野県富士見町 2017.8.13)
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