今年2度目の撮影遠征。社会復帰後では初。今回は、時折一緒に出掛けている会社の仲間二人を連れて、自身の快気祝いを兼ねての遠征。昨年は、2月11日に一緒に出掛けた時、霧ケ峰で霧氷を撮ることができた。「霧氷(霧ヶ峰)」さて、今年はどこに行こうか?被写体と遠征先の候補は、予めいくつも挙げているため、天候によって変えることができる。その気になる天候は、三連休初日が雪。二日目が晴れ。となれば「霧氷」が期待できるが、雪は関東南部が中心で、霧氷撮影先の長野県霧ケ峰は候補外。そこで本遠征では、富士山を一周しながら田貫湖での「富士と天の川」をメインに撮影することにした。
JR中央線国立駅に9日14時に集合。千葉県では、かなりの降雪があったようだが、国立市はチラチラと舞う程度。道路も濡れていない。予定時刻通り私の車で出発。中央道も降雪なし。まず向かったのは「山中湖」。河口湖IC付近では、何となく富士山が見えた。予報では天気が回復傾向なので夕焼けを期待して向かう。しかしながら、山中湖に到着すると雪が舞っていた。富士山の存在すら分からない。また、驚いたのは昨年1月に訪れた時「富士山(山中湖、忍野)」は岸に近い部分が凍っていたが、今年はまったく凍っていない。諏訪湖もそうで、今年は暖冬なのだと実感する。しばらく周辺を散策した後、御殿場市内へ移動し、食べ放題の焼肉で腹を満たした。
次の目的地は田貫湖であるが、このまま国道469号線で向かうのは味気ない。そこで「富士山スカイライン」経由で走ることにした。途中には、やはり昨年の1月に「富士山と星空(日周運動)」を撮影した標高約1500mの水ヶ塚がある。天気は曇りで富士山はまったく見えない。水ヶ塚に寄るつもりはなく車を走らせた。
自衛隊の演習場を過ぎると若干の積雪。さらに標高を上げると何と濃霧。10m先も真っ白で見えない。慎重に運転していると目前をタヌキが横断中。危うく轢くところであった。しばらくすると水ヶ塚の駐車場。そのまま通過してスカイラインを下り始めるが、何となく周囲の木々が白い。路肩に止めてライトを照らすと、すべての草木が霧氷で真っ白である。気温はマイナス3℃。この霧で霧氷が付いたのであろう。急遽、予定を変更してUターン。水ヶ塚に引き返して駐車場に車を止めた。
まだ富士山は見えないが、ありとあらゆる草木が霧氷で真っ白である。車の中で待機しながら、天候が回復するのを待った。23時を過ぎると雲に切れ間が生じて星が見え始める。そして富士山も見え始めた。一年前とはまったく違う光景である。アイスバーンの路面に注意しながらあちこち歩きまわり、霧氷が美しく見える場所から「霧氷と星空」を撮影。このシーンは、密かに思い描いていたので、思わぬプレゼントに心が弾む。落ち着いて観察しながらシャッターを切った。そして、富士山も加えてのカット。いずれも、これまでに撮ったことがない一コマになった。
夜半を過ぎると、再び霧に覆われ、星も富士も見えなくなったため、車に戻って就寝。朝の光景が楽しみである・・・つづく。
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