お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

何のために法事をするのか?

2009年08月28日 | 仏教
 故人のお葬式の後、

 初七日、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)、五七日(いつなのか)、六七日(むなのか)、七七日(なななのか)=満中陰(まんちゅういん)

と、毎週、ご遺族と一緒にお勤め(仏事を)します。

 その後は、百ヶ日(ひゃっかにち)、初盆、一周忌、一周忌の翌年に三回忌、六年目に七回忌・・・と続いていくのですが・・・

 たいてい、皆さん、こういう仏事は、「亡くなった方のためにしてあげている」
「亡くなった方にお経を聞かせてあげている」・・・という思いが強いようで・・・

で、私オバサンは、住職代理で、仏事にお世話になる(お参りさせていただく)たびに、

「故人は、今は、阿弥陀如来と同じはたらきの尊い『仏さま』となられて
私を心配し、覚りに導こうと、はたらいてくださっています。

その『仏さま』の御こころに気づき、私一人一人が、仏さまに心をあわせ、手を合わせるために行うのが仏事です。

 つまり、仏事は、亡くなった方のためにしてあげるのでなく、私がさせていただくものです。

 故人の年回忌などの仏事をご縁として、
普段、なかなか、仏さま(真如)に心を合わせることもない私たちが、
こうして、仏さま(真如)の前に座らせていただき、手を合わさせていただいています。
 きょうの仏事も、『仏さま』からのご催促であった。

 私も 皆様とご一緒に このご縁に遇わさせていただいたことを有り難く存じます」

と、お話させていただきます。

それを聞いた参詣の方が・・・

つづく・・・・

 


 
コメント (2)
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