散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

帯広へ 4

2008年05月11日 22時56分20秒 | 飲み歩き・北海道内
ずっと曇っていた空もついに限界、小雨が振り出した。日曜日の帯広にはあまり選択肢もなく、またもや焼肉「H」へ。



なるべく昨日食べていないものを食べよう。鶏もも、放牧ホエー豚カルビ、ジンギスカン(一番安い奴)、キムチ、サンチュ、梅サワー。羊・牛・豚ときたら、鶏も試して見なければなるまいと思って頼んだ鶏ももだが、これまた旨いのだ。酪農王国帯広&「H」よ、ありがとうという感じだ。



ホエー豚は脂の部分が多いが、意外としつこくない肉主体の歯ごたえ。これは最初塩味で食べる。サンチュを取ったので、その後はサンチュ+白髪ネギ+肉+味噌ダレ+時々キムチという複合味を堪能。



最後にレモンサワーで口中を冷やしながら、これまたやめられないハーフクッパ(250円)を注文。スープ旨く、毎度の事ながら満足の夕食であった。



駅の売店で十勝ブランデーなどを購入し、スーパー十勝乗車。

車内では小瓶のワインを飲みつつ、「地球のはぐれ方」を読破。斜陽の熱海・清里なんかは今でこそ興味引かれるなあ。途中から、とある幼児が非常にうるさくなる。子どもは騒ぐのが仕事だが、親の態度が感心せず(もう21時過ぎだよ)。しかし私は賢く耳栓を常備しているのだ。

札幌駅での乗り換えもスムーズに琴似へ移動し、バー「D」へ。自分で分析してみると、やはり昨日のバー休店がこたえていた模様。1杯目アクアビットギムレット+ミント、2杯目タンカレー+イエーガーマイスター、3杯目ブランデー+パイナップルのカクテル。

それぞれに私好みであり、満足して帰宅。

帯広へ 3

2008年05月11日 17時00分48秒 | ART
帯広美術館「遠き道展」へ。私はしばらくの間この展覧会を「遠き”道展”」だと思っていて「帯広のような地方からだと”道展”って遠く感じられるんだな」と随分失礼なことを考えていたものである。さて早速展示室へ。かなりのサイズの日本画展示のようだ。気になったのは以下。

「沈黙」川麻児:金と黒でタワーの先端を描いた象徴的作品。どうも私は象徴的な作品に弱い。
「影の果て」坂本藍子:小枝の陰が青で炎のように描かれ、隙間の日が差している部分も白い炎のように描かれている作品。
「底引きの網」山田毅:真っ赤な網がやはり生命(血)を思わせる。
「MONTPARNASSE」中町力:上空からモンパルナスを描いているのだが、建物の形が白線でかたどられ、ネガ像のようである。
「静まる刻」西田眞人:人のいない教室から夜の繁華街を眼下に望む。決して見ることのできない風景。

「花-1」新恵美佐子:まるで深海に咲く花。深い青緑の影で花を描いている。
「黒潮」西野陽一:例のイルカの作品。見上げる海面がプラチナ色で非常にきれい。
「Kinesis №211」間島秀徳:青地に白の絵の具。雪のようにも氷のようにも、潮のようにも見える。
「夏日」吉川優:月に向ってそそり立つとロケット状の鋭い岩。

視覚にハンディキャップのある人にも作品を感じられるよう、触れる作品が置いてあった。見てから触るとどうしても見たイメージになってしまうので、あえて全く目で見ずに手で触れてみることにした。

「ヴォカリーズ」宮いつき:スカートの女性かな…→正解。
「夜明け前」依田万実:象かユニコーンかな→象。

おおむね分かるが、細かい所は分からないなあ。その代わりに形のシャープさなどを感じ取るべきなのだろう。

コレクションギャラリーでは「美術家たちの自然図譜」を開催。こちらはほのぼのした展示でなごむ。



「叢・秋の幻影」高坂和子:遠くから見るとまさに光の差している草むらに見える。



「日の出」楢原武正:ゴテゴテの油彩にしてきちんと作品としているのはさすが。
「春の水辺」アルフレッド・ド・クニフ:ヨーロッパの落ち着いた風景画も悪くない。



図書館で時間をつぶす。
「カクテルトーク」媚山達己・藤井フミヤ
何となく「カクテルを分かるオレ」が自慢げなフミヤ。

「魂食」おぐりゆか・唐沢俊一
「北海道人のソウルフードはジンギスカン」、唐沢さんもっともです。

「全国ご当地麺紀行」はんつ遠藤
ここ数年の発掘されすぎで、知らないご当地麺がないのだ。

藤丸デパートで「版画バザール」「おびひろ市民芸術祭」を見る。「芸術祭」では伊藤勝昭の「焼き秋刀魚」が面白い。たてに大きく色鉛筆で彩色した秋刀魚を描いている。

弘文堂画廊で「6人の作家が描く十勝風景」。森弘志の作品は不思議なタッチの静かな風景画。画中に作品に描かれた瞬間であろうか、”04:35”などと時間が刻印されているのである。佐藤健吾エリオ「水門」も省略した絵本のようなタッチが印象的。

さて、19時半まで時間をつぶしながら夕食をとろう。

帯広へ 2

2008年05月11日 13時06分06秒 | 食べ歩き
2日目の昼食は帯広美術館の近くの「LE」へ。



色々なメニューがあるが、ナポリタン+フランクフルトソーセージのフランクフルトスペシャルというのにしてみた。

しばし待つと、おっとこれはかなりのボリュームだぞ。ワンプレートにたっぷりのナポリタン、ソーセージ、サラダが盛り合され、スープ添えである。早速ナポリタンを一口。これはかなり昔懐かしの味だ。甘口、麺は柔らかく茹でてある。



続いてソーセージを食べる。こちらはパリッとした歯ざわりの中から、肉汁が出てくる。途中でタバスコをかけボリュームあるスパゲティを何とか完食。満足感のある昼食であった。