■「シーセッド・ヒーセッド」柴田よしき
保育園の園長にして、探偵稼業を営む主人公。真っ当で素敵な登場人物。それだけに、話ももちろんなかなか好感が持てる。
■「マティーニを探偵する」朽木ゆり子
マティーニと歴史と背景についてはよく書かれている。しかしこの本を読んでも、味に関するイメージは全く湧かない(再読)。
■「テラパトロール ペリーローダン384」マール、フォルツ
地球に残された人々を書くシリーズなのだが、どうもローダン、アトランの登場しない巻は、中だるみの感ありだ。
■「交換殺人には向かない夜」東川篤哉
登場人物同士の誤認に次ぐ誤認が、面白い方向へ謎を深める。ユーモア推理だが、同時に本格ミステリとしても十分面白い。
■「B級グルメが地方を救う」田村秀
確かに大きな経済効果があるのだとは思う。岡山県津山市に行った時は、ホルモンうどんマップを手に歩く人がかなり多く、しかし祝日なのに休みの店もあって、まだやってくる観光客を受け入れる体制が完全にはできていないような気がした(2009年)。長野県伊那市にローメンを食べに行った時は、ほとんど観光客らしい人が見当たらず、拍子抜けした記憶もある(2006年)。
以下、図書館の2冊。
■「紳士の美学」板坂元
ダンディのあり方を書いた、少し古典的な本。
■「ふらっとひとり旅」毎日新聞女性記者58人
ほぼ日本全国、1泊2日の小旅行。いろいろ面白いところがあるので、2日間では不完全燃焼になりそうだ。