散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

東京スカイツリー紀行(4)

2010年09月17日 23時49分10秒 | 飲み歩き・東京
本日は東京在住の知人との飲み会。集合時間ちょっと前に月島に着いたので、軽く立ち飲み「O」へ行っておこう。ブラックニッカのソーダ割り+レモンスライス、ザーサイ奴を注文。ちょっと酸味のきいたハイボールが体にしみわたる…。





この店のいいところは、お店の人の感じが良いことである。すごい人気店で常連も多いのだが、滅多に来ない人に対しても接し方に差がない。まあ、当たり前といえば当たり前だが。

知人のS氏と待ち合わせして、もんじゃ「S」へ。といってもこの店、もんじゃより焼きものと釜飯が主力の店らしい。もんじゃの店も増えすぎたから、業態をチェンジしたのかな?

まずはビール、シロ、テッポウ、つくね、セセリ、しし唐、カシラニンニク等を注文。その後、徐々に先輩諸氏が到着。ホッピーに切り替えて、レバ刺し、ガツ?刺しを注文。そのなんだか分からない肉刺し(ボイルしてある)がかなり旨い。約5時間滞在して、割り勘3000円だったから、とてもいい店だと思う。




→1本から注文可能。


→辛味噌も良い感じ。


→ニンニクは避けておいた。


→こういうの、札幌ではなかなか見かけない。


→何だったかなあ? 非常にさっぱりと食べやすい。


→これも食べやすい。

その後、S氏と佃方面に歩き、「AT佃店」へ。実はS氏がすでにヘロヘロになっており、彼は余市、私はヨコハマを飲んで帰宅。門前仲町まで歩いて帰る。26567歩。


東京スカイツリー紀行(3)

2010年09月17日 17時01分53秒 | ART
さて、ここで他の皆さんとは別れて、美術館巡りスタート(今日は午後休にしたのだ)。まずは、豊洲ららぽーと内の平木浮世絵美術館で「江戸の英雄2」展を見る。主に歌舞伎役者が登場する作品をとりあげた展覧会のようである。絵師は勝川春英、歌川豊国、歌川国貞、歌川国芳、豊原国周など。



歌川豊国「江戸両國すずみの?(字がつぶれて不明)」:両国橋が堂々とした、5枚つづり。
歌川国貞「當世六見會」:役者絵のそろいものの良さがある。
O.スモリック:誰だこの人? 浮世絵とは異質の独特の表現である。

次は乗り継ぎに相当時間がかかりつつも、新宿へ。東京オペラシティでやっている「アントワープ王立美術館コレクション展」を見に行ったのだが、駅から徒歩で20分以上かかり、ややぐったり。汗をぬぐいつつ、早速展示を見よう。





ジャン・バティスト・デ・グレーフ「公園にいるストローブ嬢」:象徴主義の序章という感じ。
アンリ・エヴェヌプール「ボックス席」:赤い椅子の強力な色彩がポイント。
ヤン・ストバーツ「バラのシャワー」:バラの上を歩く裸体の女性。なんとなく舞台的。

レオン・フレデリック「咲き誇るシャクナゲ」:もう少し、象徴主義らしさが欲しい。
フェルナン・クノップフ「エドモン・クノップフの肖像」:音がなく、独特の憂鬱感は見て取れるが…
ヴァレリウス・デ・サデレール「フランドルの雪景色」:オレンジ色から黒まで、空の色のグラデーションが素晴らしい傑作。景色の中には人がいないのだが、なんとなくブリューゲル的な感じ。空のち密な塗りがとてもよい。

フリッツ・ファン・デン・ベルへ「人生」:娼婦と老婆を対比的に描き、ドイツ風ゴシックな雰囲気。
ラマー「ペタンク」:ペタンクの試合を見下ろす、二人の男。不思議なほどゴツゴツした作品。
グスターヴ・ファン・デ・ウーステイネ「リキュールを飲む人たち」:リキュールを飲む二人の女性が画中画になっているという、だまし絵的作品。リキュールの緑が効いている。
ポール・デルヴォー「バラ色の蝶結び」:これはデルヴォーらしい作品だ。

ちょっと地味だったが、ベルギー美術は有名な作家以外にもなかなか奥深い物がある。続いて同じ会場のコレクション展。こちらが予想以上の拾い物だった。タイトルは「幻想の回廊」ということで、不思議な感覚に満ちた作品が展示されている。

相笠昌義「みる人」:何もない白壁を、絵画を見るかのように覗き込む人々。
五味文彦「四枚の枯葉」:グラスに入った枯葉を描く、驚異のリアル画。これは素晴らしい。
保田井智之「ミザンソロブ」:金属と木で合成された女性像。なぜか情感が感じられる。

川口起美雄「月が少し浮力を与える2:記憶」:夜の森に木で組まれた鳥が置かれた画。
川村悦子「冬の旅2」:外の景色を、室内のくもったガラス越しに見たように描かれた作品。曇りと水滴が非常にリアル。
野又穫「望楼へ15」:石山が二つに割れ、間にアーチが掛かっているモニュメンタルな作品。

落田洋子「まずはよく知ることが大切」:小さな建物から流れ出る川。そこに立つ大勢の裸体男性。不思議ワールドである。
川見俊。22点の特集展示がされていた。意識的にペタッとした色彩に塗られた家の画。何か小市民的な幸福感が見て取れる。しかし、すべて実在する民家を写し取ったものなのだそうだ。とても現実にこんな色の家があるとは、思えないようなカラフルさなのだ。

中々満足して、銀座方面に移動。有楽町付近で安田侃作品、ゴジラの像を見る。





さらに日比谷の高橋コレクション「Self Portrait-私という他人」展へ。



梅津庸一「自画像/フィッシュハム」:後述する作品がいずれも病的な所があるので、普通の自画像に見えるこの作品も、だんだん怖くなってくる。ちょっと甘い顔の青年が、殺人犯だと言われても驚きが無いように。
森村泰昌「肖像 九つの顔」:レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」を模したようだ。もちろん顔は全て森村のものになっている。
松井えり菜「MEKARA UROKO de MEDETAI!」:人の顔、惑星、魚介、波などが散りばめられているが、顔は巨大で何も考えていないバカ面である。進化というより退化のイメージか(ハミルトンの「反対進化」を思い出させる)。

坂本夏子「BATH,R」:ゆがんだバスルームに立つ人たち。神経症的な作品。
大野智史「PHYSICAL TREE」:円形キャンバスの中央に樹木。横にとける顔。
野田幸江「もうひとつの世界」:蒼い空、白い雲の地に、鉛筆で異形の人々が描かれている。

あまり大きな会場ではないが、常時、現代美術作品を見ることができるのは良いことだ。ここから一度ホテルに戻り、着替えてから月島へ移動する。

東京スカイツリー紀行(2)

2010年09月17日 12時39分26秒 | 食べ歩き
9月17日
朝はやや不調。8時頃、ホテルの朝食を食べる。このホテルには3泊したのだが、大体毎日同じメニューだったので、内容は今日書いておく。おにぎり・パン、ちょっとしたおかず、味噌汁、ドリンク類が自由に食べられて、決して豪華というわけではないが、おにぎりの具はいろいろ変化が付いているし、玉ねぎと揚げの味噌汁は、ちょっと甘口で二日酔いの朝には効果的であった。



歩いて本社へ。約40分くらいの通勤時間だが、さすがにそれほど暑くはない。途中でぼんやりと東京スカイツリーが見えるのに気がついた。私のスカイツリー接触は以上で終了。なんだか記事のタイトルに偽りありという感じだが、誰かが興味を持って引っかかるかもしれないと、下らないことを考えてみただけである。



本社では時間まで、二人の人と不定形な打ち合わせ(まあ、時間つぶしである)。それでもそれなりに意義はあった。さて、時間になって役員室へ。もちろん表彰されるのは私一人ではなく、東京組2名、名古屋組2名の6名(表彰対象者はもっといる)である。緊張しながらも、事前に「役員室には画が飾ってありますよ」という情報を得ていたので、フロア内の画を見る(まあ、あまり目立ったものはなかった。違うところに展示されているようだ)。
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無事、表彰は終了。もちろんのこと賞金がでるのだが、かなりの人数で分けるので大したことはない。それよりも久しぶりに一緒に仕事をした人とお会いできたのが良かったかな。ちょっと早めの昼食は、近くの「OBI」というハンバーガーハウスへ6名で行ってみよう。

この店、ハンバーガー屋さんなのだが、ライスプレートも美味しいということで、私はフィッシュフライとガッパオライスプレート、アイスコーヒーにしてみた。ガッパオライスは香草入り、結構辛めの味付けでなかなかのお気に入り(しまった、目玉焼きが付いていたか)。フィッシュフライはフリッター的な衣で、私にはもう一つ。まあ、美味しく食べて、積もる話も弾んだ。