■「食べもの屋の昭和」岩崎信也
いわゆる名店の店主が語る、自分のお店の話。何とラストは札幌のバーテンダー山崎さん。
■「図書館戦争」有川浩
登場人物があまりにも典型的すぎる。また、こういう世界が生まれるにいたる経緯が、あっさりしすぎ(まあ、これは以降の作品で書かれるのかもしれない)。あえて欠点から挙げてみたが、それを上回る面白い作品。先を読むのが楽しみだ。
■「新・日本の七不思議」鯨統一郎
邪馬台国、空海、本能寺の変、写楽など、日本の歴史上の謎に挑むシリーズ作品。残念ながら既に諸説出尽くしたテーマが多いため、驚きはそれほどではない。
以下、図書館の4冊。
■「月のころはさらなり」井口ひろみ
話としては決して悪くない。帯に「新感覚青春ミステリ」等と書いてあるのは、出版社が悪いのかな。何でもかんでもミステリと呼ぶなと思う。
■「リ・セット」魚住直子
母と二人で暮らす中学生の主人公の街に、離婚した父がやってきた。少々観念的な文章で、もう一つ。エピソードもあまり効果的ではない。
■「おもひで屋」上杉那郎
19年前に父は失踪し、母は電車事故で植物状態になった。19年後、野球で甲子園出場という夢を断たれた主人公は、謎のチケットでその時代へ行く。果たして本当は何があり、父はどこへ行ったのか。面白いのだが、話の展開が少し乱暴。文章ももう一つ丁寧さがない。
■「兄妹パズル」石井睦美
突如、下の兄貴が家出をした。家族は仲が良かったはずなのに、家出の原因は何なのか。語り手を高校2年生の妹にして、なかなかフレッシュな文章。これはこれで、悪くないと思う。
いわゆる名店の店主が語る、自分のお店の話。何とラストは札幌のバーテンダー山崎さん。
■「図書館戦争」有川浩
登場人物があまりにも典型的すぎる。また、こういう世界が生まれるにいたる経緯が、あっさりしすぎ(まあ、これは以降の作品で書かれるのかもしれない)。あえて欠点から挙げてみたが、それを上回る面白い作品。先を読むのが楽しみだ。
■「新・日本の七不思議」鯨統一郎
邪馬台国、空海、本能寺の変、写楽など、日本の歴史上の謎に挑むシリーズ作品。残念ながら既に諸説出尽くしたテーマが多いため、驚きはそれほどではない。
以下、図書館の4冊。
■「月のころはさらなり」井口ひろみ
話としては決して悪くない。帯に「新感覚青春ミステリ」等と書いてあるのは、出版社が悪いのかな。何でもかんでもミステリと呼ぶなと思う。
■「リ・セット」魚住直子
母と二人で暮らす中学生の主人公の街に、離婚した父がやってきた。少々観念的な文章で、もう一つ。エピソードもあまり効果的ではない。
■「おもひで屋」上杉那郎
19年前に父は失踪し、母は電車事故で植物状態になった。19年後、野球で甲子園出場という夢を断たれた主人公は、謎のチケットでその時代へ行く。果たして本当は何があり、父はどこへ行ったのか。面白いのだが、話の展開が少し乱暴。文章ももう一つ丁寧さがない。
■「兄妹パズル」石井睦美
突如、下の兄貴が家出をした。家族は仲が良かったはずなのに、家出の原因は何なのか。語り手を高校2年生の妹にして、なかなかフレッシュな文章。これはこれで、悪くないと思う。