散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110515最近読んだ本

2011年05月15日 21時17分00秒 | 読書
■「「七都市物語」シェアードワールズ」田中芳樹原案
別作家による競作短編集。元の作品にある何らかの気配が足りない。それはいったい何だろう。

■「グイン・サーガ・ワールド1」天狼プロダクション
栗本薫の「グインサーガ」はけなす人がいるのは分かる。心の中ダダ漏れ小説とか、ヤオイ化したとか言いたくなるのは当然である。でも、本人は大まじめに「大歴史物語」を書こうとしていたように思うんだよね。その観点からすると、この本は全くどうでもいい。傍流の話を好きに書いているがいい。やっぱり「私が本編を完結させてやる!」っていう大馬鹿者しか、続編を書いてはいけないのではないかと思うんだよね。

大体、こういうので死んだ人の跡を継ぐっていうのはほとんど無理で、私が一番成功したと思っている野田昌宏版キャプテンフューチャーでさえ、ちょっと厳しかったもんね。

■「地球移動作戦 上下」山本弘
大質量の天体が地球に接近。このままでは潮汐力の影響で、人類は絶滅する可能性がある。そこで、地球を移動させて影響を回避しようとする作戦が開始された。「妖星ゴラス」を彷彿とさせるバカSFに、科学の力を込めた作品。

■「モップの精は深夜に現れる」近藤史恵
会社や事務所の小さな謎が、清掃員の女の子によって解かれるという短編集。

■「虚夢」薬丸岳
主人公の娘が通り魔殺人に合うが、犯人は心神喪失のため無罪に。しかもその数年後、犯人は社会に復帰しているらしいのだ。当然、犯人を追いかけるストーリーなのだが、このテーマだとどうしようもないくらいやりきれない話になってしまうのが確定なのである。正直、楽しくは読めない。

■「テルムの女帝 ペリーローダン400」マール、フォルツ
ついにテルムの女帝のポジションに人類は到達。しかし、詳しくは401巻で! という感じ。まあ、ついに400巻到達。思えば遠くへ来たもんだ。ちなみに本国では2500巻(日本はドイツ版の2巻を1冊にしているので、1250巻)以上出ているらしい。私はたった今、すべて翻訳されれば2年以内に読破できる。

■「浮かぶ密室」浅川純
本筋に関係のないバブル風味のお飾りと、後出しの事実が非常に読む気持ちをそぐ作品。最後だけ風刺が効いているようにも思うが、別にそんなの求めてはいないのだ。

琴似散歩

2011年05月15日 15時00分46秒 | 写真館
外に出た時は風が冷たかったが、段々日が照るにつれて散歩日和となってきた。今日は琴似の本通りではなく裏通りを歩いてみた。裏通りに色々な店があるところは散歩していても楽しいと思えるのだが、まあまあ栄えている琴似でも、なかなかそうはいかない。

JR琴似駅の近辺からスタート。この辺はラーメン激戦区でもある。



ここは古くからある店。ラーメン屋さんの方は行ったことがある。



琴似本通りから一本東側の繁華街。この辺で飲むことはあまり無い。









琴似の老舗蕎麦屋。ここも行ったことないんだよな。



二十四軒側。確かお店があったと思ったが…



素敵な歯医者さん。



この中華料理店は何度か来たね。札幌にはあまりないタンメンがメニューにあるのだ。



あれ? 入口のところのメニューがはがされていたけど大丈夫? 今度夕方に確認しに来よう。



学校の校門に謎の彫刻。加藤宏子の「そのむこうに」だそうだ。



この居酒屋もいい古び方をしている。



旧五号線を渡る。こんなに売り出しておいて開店前から品切れ。



こういう飲食街、どんどんなくなって行くように思う。



以上で終了。

久々に札幌の味

2011年05月15日 12時35分30秒 | 食べ歩き
あの餃子チェーン店がなくても、札幌にはこれがあるじゃないか。ということで、久々に琴似の「M」へ。しばらく前から久しぶりに一度行ってみるかと思っていたのだが、昼時はいつも混雑しているのである。今日も私が入った時はそうでもなかったが、その後すぐに満席になってしまった。

さて注文はこの店の名前のついた「M」セット。





カレーと餃子のセットなのである。札幌近郊以外の人には「何だそりゃ」と思われるかもしれないが、この2品が中心メニューなのだ。さらに大胆な、ご飯に餃子を載せてカレーをかける「餃子カレー」というのメニューもある。

込みだした頃なので、餃子は焼きたて。なかなか美味しい。カレーは辛口を選択したが、それ程辛くはないオーソドックスな味。浅漬け食べ放題も嬉しい。途中でカレーの中に餃子を一個投入して食べるという、この店ならではの食べ方もやってみた。

ところで餃子を焼いているのはおばちゃんなのだが、この人、バイト青年がご飯やカレーを盛って客に出すのを横目で見て、すかさず餃子を鉄板から取って出すのである。注文した品物がピタリとそろうのはとても嬉しい。何だかこの職人っぽさがとても気にいった。