散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

一撃必殺

2011年05月02日 20時20分53秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日は前半は誰も邪魔することなく思う存分仕事ができたが、後半はやることもなくなり(本当はあるのだが)ぼんやり。定時になるやいなや会社を出て、札幌駅へ。明後日用の切符購入&情報収集をしてから、珍しくJRで琴似へ。

今日は琴似のバー「D」で一杯やっていこう。まずは1杯目、コニャックのレイモン・ラニョー・エクストラ・ヴィユーだ。これは花のようなとても良い香りのするブランデー。しかし後味はわりとしっかりしており、物足りなさはない。



ブランデーを飲んだので、「サイドカーをドライ方向にしたような」とカクテルを注文。ブランデー+バニラ風味ウォッカ+フランジェリコのカクテルが登場した。味としてはかなりドライな感じだが、何となく小豆の風味もするという面白いものだ。これを飲みつつ、最近作成されたアブサンだけの専用メニューを見せてもらう。

私は割とアブサンは好きな方だが、それにしても面白いボトルが目白押しだ。ラベルデザインもかなり個性的だし、マスターの一言紹介も、どれをとっても引かれる感じがする。そんな中から「エニグマ・ヴェール」というのを注文して見た。紹介に「ハーブ別に蒸留してブレンド、生産性無視」とあるのが面白かったからだ。



デザインも少しサイケかプログレの入った感じで面白い。これを選んだところ、「SHさん、凄い、天才」といわれたのでなぜかと思ったところ、凄い風味がする上に、店にあるアブサンでアルコール度数が一番高いそうなのだ(72度)。それを一発で引き当てる私は「何かもっている」男かもしれない。

で、味はというと、青臭い香りのする沼というか、芝生を刈った直後というか、それに濃厚な甘味を足したような感じなのである。ストレートで飲むのは2、3口が限界で、倍量の水で割ってもらったが、それでも個性は消えない。多少マイルドになったアブサンをじっくり味わうことができた。

近日、アブサンのセミナー&試飲会があるということなので、それにも早速申し込んでしまった。どんな深みが見られるのか、ちょっと楽しみである。