帯広では、帯広美術館→百年記念館→藤丸の勝毎サロン→弘文堂画廊→とかちプラザと見て回る。
■帯広美術館「無限迷宮M.C.エッシャーの全貌」。旭川でも見たのだが、それもあって今回は落ち着いてみることができた。これまで帯広美術館に来た中では一番観覧者が多かったように思う。エッシャー人気は手堅いね。
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「香水」:男が鼻をつまんでしかめっ面をしている、面白作品。
「小鳥に説法する聖フランシス」:小鳥がちょっと手塚調である。
「ソベリア(コルシカ)」:ドローイングも実に上手い。
「ゲネッザノ」:緻密であり、不思議かつ童話的な作品。規則的な美しさもあるし、直線だけではなく曲線も多用しており、全体的なデザイン感覚が感じられる。
「シィッラ(カラブリア)」:変な地形と建物だなあと思うと、実物の写真が横にあり、そっくりだったりする。
「ブロンテ付近のエトナ山(から流出した古い溶岩)(シシリー)」:山の感じがマグリットっぽい。
「三つの球体Ⅰ」:球から平面化しつつ、その表面の四角い模様が変形していく様子。
「徐々に小さく(中心部の試摺り)」:合同図形を中心に向けて段々小さくしていく、限界への挑戦作品。
「扁平虫類」:幾何学図形で作られた世界の中、扁平虫が浮遊している。これも直線と曲線のバランスを考えている。
「露滴」:葉の上の水滴を表現したものだが、技術・アイディア・センスの全てが優れている。
「滝」:水の流れも不思議なのだが、左隅に苔を拡大した不思議な植物上の物が描かれているところが好きだ。
「カーペット」:ひも状の形で女性の顔をかたどっている、ダブルイメージのダリっぽい作品。
コレクションギャラリーでは「神々の物語」展。
レンブラント「羊飼いに現れた天使」:やはり光と闇の表現がレンブラントらしい。「ザ・ワールド」という感じだ。
矢柳剛「最後の晩餐」:キリストと12使徒が奇怪な形になっている作品。明らかにキリストが一番化け物チックになっている。
■百年記念館
「躍動」。作者名は見当たらなかった。
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創原環境芸術研究会「のぞみ」。どんな団体かは知らない。
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■弘文堂画廊「ABOUT 飛生 ART COMMUNITY」。白老町の飛生小学校の閉校後、学校跡が共同アトリエとして利用された。それから25年、その参加メンバーとさらに子供たちも含めての展覧会である。出品者は國松明日香、國松希根太、伴百合野、伴翼など、私が知っている人もいる。
奥山三彩「8分音符」:鶴の丸い胴体から伸びた首を音符に見立てたもの。曲線がいい感じだ。
国松希根太「HORIZON」:地平線の下の白いモヤが、雪にも川にも見える。地平線だけから一歩イメージを拡大させたように思う。
伴翼「泥中」:150センチくらいの大きな木製の鯉。側線のあたりにスパーンと割れ目が入っている。何よりも目を引く作品。
このギャラリーは六花亭本店ビルにあるので、コーヒーブレイク。3時間以内に食べて下さいというサクサクパイと無料(!)のコーヒー。パイは予想を越えるサクサク感と、中のクリームが非常にフレッシュで美味しい。お勧め。
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■とかちプラザ「?」。とかちプラザでは、何の展覧会だかメモって来なかったが、随分しっかりしたインスタレーションが行われていた。
高田K子「境界線」:東日本大震災についての記事が載っている新聞を配置したもの。
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村上知亜砂「passage」:JR ARTBOXで展示をしていた人だ。
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塩田晃「triple kubus -eerbetoon aan MCE-」:エッシャーの三重の立方体を立体化したもの。非常にタイムリーである。
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柏倉一統「おいしい野菜を食べるために」:植物の種の上にスピーカーを配置し、音を聞かせている作品。タイトルからすると、クラシック音楽でも聞かせるのかと思いきや、何ともノイジーな音なのだ。
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西村潤「休息する鳥」:これはプラザの常設展示作品である。
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本日の活動は以上で終了。列車乗車時間は5時間39分、移動距離267.4km。
■帯広美術館「無限迷宮M.C.エッシャーの全貌」。旭川でも見たのだが、それもあって今回は落ち着いてみることができた。これまで帯広美術館に来た中では一番観覧者が多かったように思う。エッシャー人気は手堅いね。
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「香水」:男が鼻をつまんでしかめっ面をしている、面白作品。
「小鳥に説法する聖フランシス」:小鳥がちょっと手塚調である。
「ソベリア(コルシカ)」:ドローイングも実に上手い。
「ゲネッザノ」:緻密であり、不思議かつ童話的な作品。規則的な美しさもあるし、直線だけではなく曲線も多用しており、全体的なデザイン感覚が感じられる。
「シィッラ(カラブリア)」:変な地形と建物だなあと思うと、実物の写真が横にあり、そっくりだったりする。
「ブロンテ付近のエトナ山(から流出した古い溶岩)(シシリー)」:山の感じがマグリットっぽい。
「三つの球体Ⅰ」:球から平面化しつつ、その表面の四角い模様が変形していく様子。
「徐々に小さく(中心部の試摺り)」:合同図形を中心に向けて段々小さくしていく、限界への挑戦作品。
「扁平虫類」:幾何学図形で作られた世界の中、扁平虫が浮遊している。これも直線と曲線のバランスを考えている。
「露滴」:葉の上の水滴を表現したものだが、技術・アイディア・センスの全てが優れている。
「滝」:水の流れも不思議なのだが、左隅に苔を拡大した不思議な植物上の物が描かれているところが好きだ。
「カーペット」:ひも状の形で女性の顔をかたどっている、ダブルイメージのダリっぽい作品。
コレクションギャラリーでは「神々の物語」展。
レンブラント「羊飼いに現れた天使」:やはり光と闇の表現がレンブラントらしい。「ザ・ワールド」という感じだ。
矢柳剛「最後の晩餐」:キリストと12使徒が奇怪な形になっている作品。明らかにキリストが一番化け物チックになっている。
■百年記念館
「躍動」。作者名は見当たらなかった。
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創原環境芸術研究会「のぞみ」。どんな団体かは知らない。
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■弘文堂画廊「ABOUT 飛生 ART COMMUNITY」。白老町の飛生小学校の閉校後、学校跡が共同アトリエとして利用された。それから25年、その参加メンバーとさらに子供たちも含めての展覧会である。出品者は國松明日香、國松希根太、伴百合野、伴翼など、私が知っている人もいる。
奥山三彩「8分音符」:鶴の丸い胴体から伸びた首を音符に見立てたもの。曲線がいい感じだ。
国松希根太「HORIZON」:地平線の下の白いモヤが、雪にも川にも見える。地平線だけから一歩イメージを拡大させたように思う。
伴翼「泥中」:150センチくらいの大きな木製の鯉。側線のあたりにスパーンと割れ目が入っている。何よりも目を引く作品。
このギャラリーは六花亭本店ビルにあるので、コーヒーブレイク。3時間以内に食べて下さいというサクサクパイと無料(!)のコーヒー。パイは予想を越えるサクサク感と、中のクリームが非常にフレッシュで美味しい。お勧め。
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■とかちプラザ「?」。とかちプラザでは、何の展覧会だかメモって来なかったが、随分しっかりしたインスタレーションが行われていた。
高田K子「境界線」:東日本大震災についての記事が載っている新聞を配置したもの。
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村上知亜砂「passage」:JR ARTBOXで展示をしていた人だ。
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塩田晃「triple kubus -eerbetoon aan MCE-」:エッシャーの三重の立方体を立体化したもの。非常にタイムリーである。
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柏倉一統「おいしい野菜を食べるために」:植物の種の上にスピーカーを配置し、音を聞かせている作品。タイトルからすると、クラシック音楽でも聞かせるのかと思いきや、何ともノイジーな音なのだ。
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西村潤「休息する鳥」:これはプラザの常設展示作品である。
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本日の活動は以上で終了。列車乗車時間は5時間39分、移動距離267.4km。