散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

うっぷん晴らし

2011年05月21日 21時14分10秒 | 飲み歩き・すすきの界隈


本日は天気がすぐれぬ中、昼頃に出発。いつも通りの昼食、ギャラリー巡り、本屋さんと経由して夕方になった。今日はガッツリ飲んで、来週に立ち向かおう。

1軒目は串かつ「S」。この店に行こうと思い立ってから、急に気持ちが盛りあがってきた。まだ混雑前に無事に店内へ入り(前回、同僚と来た時は満席だったのだ)、早速串かつから。



もちろん盤石の味。美味い。続いて串貝。これはひとかじりした所から、ホタテのエキスがタラリとあふれる。うーん、素晴らしい。



もう一つ何かと思い、今日は初めて食べる小エビ。衣が天ぷらっぽい感じで、海老がパンパンに張り詰めており、香りも立ちあがってくる。



もたれる感じはしないのだが、ボリュームが結構あるため、これにて終了。飲んだものはレモンハイとコップ酒。また来よう。



2軒目はバーホッパー3軒目で「S」へ。何だかとても今回乗り気のように見えるかもしれないが、後1、2軒しか行かないと思う。まずはマティーニを注文。クラシックでしっかりした味。

ここはベテランバーテンダー氏なので、クラシックなのがいいなと思い、2杯目はマンハッタン。これも飲みやすいが、しっかりとしたライウィスキーの味がする。



3軒目はいつも通りのバー「N」へ。1杯目はサウダージから。





2杯目は味見して下さいとニッカのアップルワイン。余市の試飲では「こんなの飲んでる場合か」と無視しているのだが、アルコール度数は22度あり、少々甘すぎるもののしっかりした酒なのだ。



この辺で酔いが回ってきた。メモには「アクアビット?」と書いてあるので、アクアビットベースのカクテルを飲んだのだと思う。最後に「Y」で牛丼を食べて帰宅。バランスが気になって、コールスローセットにした模様。



割引セール中だったのかな?

20110521ギャラリー巡り

2011年05月21日 17時20分13秒 | ART

本日は近美→市民ギャラリー→創→道新→時計台→たぴお→大同→大丸→紀伊国屋→富士フイルム→三越→スカイホール→さいとうの13か所。

■市民ギャラリー「一線美術会北海道支部展」。
川上直樹「跡地-夕張追想」:巨大な石造りの間に階段のような通路があり、そこに女性の歩く後姿が描かれている。その前面には何か膜のようなものがあり、二重写しの映像のようである。新しい方向性か。
河瀬陽子「マリオネット」:やや虚ろな表情で座る女性。その傍らには操り人形が置かれている。何か内面的なものを感じる。

田仲茂基「月夜」:カモシカかな? いつもの梟の作品も良いが、ちょっとテーマを変えると新鮮に見えた。
西村司「すれちがう」:ハレーションの起きそうな強い日差し。少年と少女がすれ違った一瞬を描いた作品。

■ギャラリー創「澁谷俊彦展-トノサマガエルの雨宿り」。「前回はヘビのイメージだったので、今回はカエルです」と澁谷さんが言っていたが、これまでの抽象的で見る側のイメージにまかせた形から、ある程度具体的なイメージを提示する方向に変えてみたとのこと。確かに白い円形は睡蓮を思わせるし、コンペイトウの代わりにカエルの形が配置され、天井からは雨に見立てたテグスと鉛のおもりが下がっている。

円形の下の色は緑が中心でオレンジ、黄色が少々。しかし人間は天井からつりさげられたおもりを見て、雨をイメージできるのだ。かくいう私は、実は最初、カエルが飛びつくのにちょうどいい距離だな等と思っていたのではあるが。

ギャラリー奥から外が見える大きな窓に向けて、とびとびの配置で睡蓮の葉がある。このギャラリーは展示と外との関連性がポイントであるような気もするが、改めてみる外の風景は結構、殺風景なのであった。

■時計台ギャラリー「北の日本画展」。
朝地信介「内と外のはざま」:白い巨体に小さな足が何本かついた生物。可愛らしくも不気味で、日本画らしくないところが良い。
木村浩美「慈光」:水面に水草、そこに映る陽の光。すがすがしい作品。
千葉晃世「影」:黒とレンガ色だけで草むらを描いた作品。水墨画を変化させたようだ。

冒頭写真は近美前庭の彫刻と樹。彫刻は伊藤隆道「回転・螺旋・1月」。この彫刻は回転しているときがあって、後ろの柳のような樹の葉っぱに引っかかりながら回っていたのだが、樹の方がバッサリ伐採されてしまった。

これはどこかのホテル前のアートっぽい盆栽?


第41回 世界児童画展北海道展

2011年05月21日 13時46分54秒 | ART
私は時々展覧会の写真を載せることがあるが、概ね、子供たちの作品のことが多い。この展覧会も「撮影OK」となっていたこともあるし、子供たちの斬新な画が見られるので、特集してみたい。

ジョーフィア・セケール「思考」。ハンガリーの14歳。不思議なセンスである。



ヴルチャノフ・イオン・サヴォフ「ミュージシャンたち」。ブルガリアの8歳。民族音楽の雰囲気が良く出ている。



シャイムリナ・ナスチャ「遠い南極で」。ロシア(サハリン)の10歳。北方の気配が漂う。



坂野由夏「今の自分を見つめて」。中3。もう内面表現ができているように思う。



小川紗玖良「柿の木」。5歳。このバイオレンスな表現はどうだ!



高田結生「もしも魔法が使えたら」。5歳。魔法が使えたらどうする気なのだ。海と空をひっくり返すのか、それとも自由に雨を降らせるのか。



相澤匡亮「ふわふわくらげさん」。3歳。ふわふわ系の最右翼。



江渕沙唯心「仮装パレード」。4歳。彼女の心の中で、仮装パレードがどう受け止められたのか。恐るべき画像化能力だ。



斎藤みゆ「空」。4歳。嵐の「空」だったのか。これも大胆な作品。



花田蒼「イルカショー」。4歳。具体的でホッとする作品だ。楽しい雰囲気が満点。



成田馨「いちご」。4歳。言われてみれば確かにそうだが…。独創的な色使い。



中村海虹「旭山動物園の思い出」。6歳。こんな可愛い動物がいたら、たまらない。



山谷翔太「かたつむり」。4歳。浮遊感が独特。



梶原景奨「ママがおとうとをだっこしているの」。4歳。全体がママの顔、下に小さく弟が描かれている。母は偉大だ。



自由な作品群に心やられまくりである。大部分の子が、この先はお約束の画を書くようになるのだろうが…。それから、最近の子供の名前は何と読むのか分からないものが多い。つけ方は自由だが、ある程度読みやすいことが最低条件ではないだろうか。

ラーメン

2011年05月21日 12時15分47秒 | 食べ歩き

今風のラーメンには興味が持てないし、ましてや並んでまで食べるなどとんでもないことである(いつか並んだことが書いてあったら、笑って見逃してくれ)。

そういう私が食べるのは蕎麦屋さんのラーメン。狸小路傍にもう一か所あるが、そこと同じくらい来るのが西18丁目付近の「Y」食堂である。今日も迷わずラーメン。この店蕎麦屋さんなのに、私の直前直後の注文が「ラーメン大盛り!」で、ちょっと笑ってしまった。

ということでいつもの味(ブレがない)のラーメンを食べて、ツユまで全部飲んでしまって、ここからギャラリー巡り開始である。

なお、久々に12時台に来たところ、ほぼ満席の込みっぷりだった。

20110521最近読んだ本

2011年05月21日 10時02分23秒 | 読書
■「マイ仏教」みうらじゅん
どちらかというと仏像のカッコよさに惹かれていた作者が、仏像・寺巡りで到達した境地とは。

■「きまぐれ星のメモ」星新一
「何らかの形で楽しんでいただけると思う」と作者が言うように、独りよがりではなく読者のために書いたエッセイ。やはりお金を取る以上、そうでなければいけないと思う。子供のころに、こういう思想に触れることができたというのは大きい(再読)。

■「ほんわか」北尾トロ
本関係の体験調査モノ。この人のエッセイも信頼がおける。

■「旨い定食途中下車」今柊二
「定食」道といった嫌らしさがないのが、この人のいい所だ。札幌の食堂も数軒登場している。私が気になっていた函館の天ぷら屋さんも取り上げられており、やはり名店とか。いつか行ってみたいものだ。

以下、図書館の3冊。
■「アンダーリポート」佐藤正午
時効直前の殺人事件の謎が、一人の男の記憶から解け始める。非常に面白いテーマなのだが、どうも人間像が浮かび上がってこない。

■「草小路弥生子の西遊記」草薙渉
名家の女性が大活躍するという、ある種のファンタジー。

■「山内一豊の妻の推理帖」鯨統一郎
妻の知恵で謎を解き、山内一豊が貧乏武士から一国一城の主になるまでの物語。パターンに寄りかかっており、謎解きは論理的ではないが、面白さとしてはまあまあ。