散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20111120最近読んだ本

2011年11月20日 21時05分02秒 | 読書
■「グインサーガワールド3」

■「銀河不動産の超越」森博嗣
至っておとなしい青年が、「あそこはやめとけ」との評判を背に不動産屋に就職。仕事の流れで大富豪に家を借りてしまった所から、運命の転換が始まる。おっとりとしたストーリー。

■「おさがしの本は」門井慶喜
図書館のレファレンスカウンターに寄せられる、意外な本探しの依頼。しかし、図書館が廃止されるとの噂が流れ、図書館長に廃止派の役人が着任。主人公は図書館を守ることができるのか? 図書館好き・本好きの人はぜひ。

■「憧れの少年探偵団」秋梨惟喬
少々、少年少女たちの出来が良すぎるような気もするが、悪くはない。

以下、図書館の3冊。
■「書肆紅屋の本」
たかが105円の文庫本コーナーといっても、見る人が見れば奥深いものだ。ブックオフの内情が書いてあったのも、収穫。

■「ミニ・モンスター」ポーラ・ハモンド
リアルな図版というより、少しカラフルでオーバー目に描いているようにも見える。小さな生き物を拡大すると、こんな生き物いるの? というくらい驚きの連続。

■「有名人のお墓トラベル」あきやまみみこ
一番驚いたのが、井伏鱒二が1993年に亡くなっていることだ。こんなに最近の人だったのか。

小樽にて 敗北…

2011年11月20日 18時53分08秒 | 飲み歩き・北海道内
夕方になり、久々の蕎麦屋「Y」へ。ぜひ蝦蛄料理を食べようと思って来たのだが、どうにも体調が思わしくない。控えめに食べて、札幌に帰ろう。

それでも燗酒を頼んで、そばもやし。



焼き蝦蛄。香ばしい仕上がりになっている。



合い焼き。蕎麦屋の焼鳥である。



焼きねぎ。これが思った以上に美味しかった。ネギの中央部分がちょうど良く仕上がっている。



ということで、酒を1合飲んで、蕎麦屋に来たのに蕎麦も食わずに帰ることにする。天気が悪かったせいもあるが、本当に情けないな。あまりにも残念だったので、来月、小樽再訪を企画することにしたいと思う。

何とも竜頭蛇尾な旅の終わりになってしまった。

***
帰り際におみやげ蕎麦を買って、翌朝食べてみたのだが、なかなかの美味しさであった。

小樽にて 一原有徳の版画は一度見るべし

2011年11月20日 16時34分19秒 | ART
小樽市総合博物館運河館では、通常展示に加えて、小さな企画展「すごろく―付録に見るこどもの世界」をやっているのだ。展示はわずかに5、6点と、まさに小さな展示だったが、当時の生活感が分かるすごろくはなかなか面白かった。



小樽の「もち」店のちらし。そういえば以前、昔の小樽は米の取れない北海道にあって、米が移入されてくる、言わば「米どころ」という話を読んだことがある。現在の小樽でも、結構もち店が残っているようだ。



雨をついて、市立小樽美術館へ。1階は中村善策コレクション名作選「ふるさと」で、まあ、いつもの感じ。

2階は「終わりなき版への挑戦 没後一年 一原有徳 大判モノタイプ」展である。この素晴らしい展覧会で、観覧者が1名だもんなあ…。全くみんな見に来いよ!



「NNW」:地が裂けて、奈落が見えてくるようなイメージ。
「SANYO-A」:荒野から魂が昇る途中で凍りついたかのような風景。
「SANYO-B」:圧倒的な白さが目立つ。光の輝きとともに、そこにあったものは消滅してしまうだろう。
「SANYO-C」:今度は圧倒的な黒だ。絶対的な闇の中に、ネジを思わせる物体が転落して行った…。

今回はアートフロントギャラリーの所有する、SANYOシリーズを見ることができたのが収穫である。あまりの素晴らしさに、他の人がいないこともあったので、「す、凄い」と、つい声が漏れてしまった。

3階も「幻視者 一原有徳の世界」展。こちらもお見逃しなく。ロビーでビデオを見て、制作の様子も少し分かった。

この後、小樽文学館で「小樽・新聞物語」などを見て、コーヒー休養。何だか、体調が今一つおもわしくない。

小樽へ この辺からおかしな具合に

2011年11月20日 13時21分56秒 | 食べ歩き
岩内のバスターミナルから、約1時間半かけて小樽へ移動。時間がつぶれたのは良かったが、かなり意味のない岩内行となってしまった。小樽に着いたのはちょうど昼頃。昼飯を食べようと思って歩くも、冷たい雨が降ってきた…

ということで、ごく普通の感じの蕎麦屋「K」へ。



メニューを見ることしばし、「当店の天ぷら蕎麦は、生ホッキのかき揚げです」というのが目につき、何と朝に続いての天ぷら蕎麦を注文。後から来る常連客も天ぷら蕎麦率が高かったので、間違いなくこれがこの店の名物なのだと思う。

登場したのは、かき揚げ2枚のこんな感じ。



まずはかき揚げにかぶりつく。中にはほど良くホッキが入っており、とにかく熱い。蕎麦は細めで、ツユは甘さ控えめの感じ。きわめてオーソドックスな味わいながらも、人気に一理あるメニューであった。

この後、少し雨が小康事態になったので、「しゃこ祭」の会場にでも行ってみるかと思ったら、一気に雨が強くなってきた。挫折して、小樽市総合博物館の運河館へ雨宿り避難をする。

岩内へ

2011年11月20日 10時59分15秒 | 旅日記
昨日は飲み過ぎてしまったが、早めに寝たため目覚めは快調だった。6時半に起きて、朝食はカップの天ぷら蕎麦とコーヒー。





昨日は雲で見えなかった羊蹄山もこの通りだ。



朝食後、倶知安駅まで送ってもらい、他のメンバーとは別行動になる(何しに来たんだ?)。小樽方面の電車が発車するまで、約30分はある。ちょっと街中でも散策して見るかと思っていると、ちょうど岩内行のバスが停車していた。

「お、岩内、行ってみるか」。小樽に行っても時間をつぶすのに苦労すると思っていたので、これ幸いとバスに乗る。

1時間弱の道のりで、岩内到着。9時台だったので、しばらく街中を散策して時間をつぶす。岩内は漁師街のせいか、飲み屋街が異常に充実しているような気がする(別途、写真をアップしよう)。以下は飲み屋以外の写真をいくつか。

これはさすがに休業しているか。



公園整備などに尽力した、町内の有名人らしい。



渋い字体の看板。



こういう建物も無くなったなあ。



ゆるキャラ、たらまる。



文化会館のような所にあった、西村計雄の作品。光が反射して見辛い。



姉妹都市から送られてきた記念品。



ここで10時を過ぎ、満を持して木田金次郎美術館へと向かった私が見たものは、意外なものだった。



そう、外壁・空調工事のため美術館が休館なのである。「美術館行って、昼飯も岩内で食べるか」とウキウキしていた気分も消滅し、愕然とした私はバスターミナルへと向かった。