散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20090611最近読んだ本

2009年06月11日 21時31分39秒 | 読書
■「トランスフォーマーリベンジ」A・D・フォスター
エジプトに舞台が展開するあたりは、映画ならではと言えよう。

■「The Whisky World Vol22」
国産ブレンデッドウィスキー特集は非常に興味深い。私がわりと飲むのは、角サン(ハイボールで飲む)、竹鶴12年である。

■「dancyu7月号」
今月の特集は「カレーをつくろう」。私も昔は水を使わないカレーとか、野菜を全部すりおろすカレーとか面倒なものを作ったものである。「お好み焼き」うーん、めったに食べないなあ。

■「遠いうねり グインサーガ127」栗本薫
私は池波正太郎の「剣客商売シリーズ」の最終巻をしばらく読まないで取っておいたものである。グインサーガも後2冊かと思うが、どうするべきなのだろうか。後書きで筆者が池波正太郎に言及しているのが、何か死期を感じていたのかと思わせる。

■「おでんの丸かじり」東海林さだお
今回の着目点は「おでんの袋」である。確かに少し嬉しく、少し悲しいおでんの具だと思う。

以下、図書館の3冊。
■「日本浄土」藤原新也
日本の各地をめぐる旅ものなのだが、過去への思い入れが強すぎ、ファンの人以外には非常に読みにくい本となった。

■「早春のクラーク会館にて」和森洋平
筆者は仕事が医師ならば、医学方面に集中した方が良いと思う。あー、再読だった。

■「小樽の反逆」夏堀正元
大正から昭和時代にかけての小樽物語。小林多喜二、伊藤整にまつわる話が登場している。

ちょっとした飲み(1)

2009年06月11日 19時16分43秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日は札幌駅付近で会議があった。終了後、近くの立ち飲み「E」へ。今日は時間帯もあって、賑わっているようだ。

飲み物は黒ホッピー。つまみにマグロ中落ち、マグロ串を注文した。札幌では珍しいマグロ中落ちだが、東京の立ち飲みでは目玉メニューとして出ることが多い。そう言いながら、北海道ならではの山わさびでマグロを食べる。





ホッピーの中を追加して、コロッケを注文。クリームコロッケではないのだが、ここのコロッケはかなり中がトロっとしていて美味い。ボリュームもかなりあり、この位にしておこうか。



店を出ると、むかいの本屋さんで栗本薫追悼メッセージが出ていた。意外とここ以外の本屋さんでは追悼コーナーを見かけていない。何も芥川賞・直木賞を取ったばかりが作家ではあるまいに…。思えば、何もかも懐かしい。


長い道のり

2009年06月09日 21時33分29秒 | 飲み歩き・琴似界隈

本日は新さっぽろから琴似まで地下鉄で移動し、さらに歩いてバー「D」へ。1杯目は今月の新入荷から「ピートリーク(ブラックアダー)」をまず行こう。カリラながら非常にさらっとした味、しかし余韻が長く煙くさい感じがいつまでも残る。

2杯目はマンダリンウォッカ+ラム+ガリアーノ+レモンのカクテルだ。ガリアーノは悪くすると甘くくどい感じがするのだが、量を控えめにしてくれたおかげで、さっぱりした中に甘みのあるカクテルだ。

3杯目はやっちゃいましたよ「グレンモーレンジ・シグネット」。熟成年数は表示されていないが、かなりの年数であることは間違いないゴージャスな味だ。心地よい刺激と、酸味、滑らかさなど様々な味わいがバランスよく統合されている。

今日はこの辺でと、月末のウィスキー試飲会の予約をしておいた。SMWSの各種ウィスキーが大量に揃う試飲会なのである。非常に楽しみだ。

冒頭写真は、暗闇に浮かぶボトル。

20090609最近読んだ本

2009年06月09日 20時23分03秒 | 読書
■「札幌秘境100選」青木由直
最近リニューアル&新取材された同様の本がでたようだ。この本は2006年版だが、かなり更新されてしまったのだろうか(再読)。

以下、図書館の6冊。
■「札幌物語」菅原澄子
すすきののある飲み屋に集まる人々の物語。本当に一昔前の常連たちという感じだ。ちなみに私もある程度の頻度で通う店はあるが、常連という感じはしないだろう。名前で呼び合う人もいないし、お店の外で付き合いのあるケースもほとんどない。

■「「社会調査」のウソ」谷岡一郎
間違いなく相当ひどい調査が大手を振っているだろう。私の感ずるにはまず母集団の偏り、それから意図的な選択肢、結果の偏った分析あたりが問題であると思う。

■「境界線上の人々」山本智恵子
妻を亡くしたカウンセラーの周辺に集う人々の物語。どうせ…、と思っていたら、意外と面白い。

■「人間味はうまい」千羽翔
うーん、テーマがあまりにも広すぎるエッセイ。無名の人の場合はテーマを絞った方が良いと思う。

■「北海道で輝く丹野先生と3組のクラスメート」大谷忠
昭和20年代、実在の小学校の先生をもとにしたストーリー。いや、なかなか面白い。しかしこれに比べると、現在の親の度量が小さいか間違っているケースが多いのだろうなあ。

■「小樽街と家並み」小林金三
小樽の街と家並みも、絵になるところがどんどん減少しているのではないだろうか。

20090607最近読んだ本

2009年06月07日 21時52分24秒 | 読書
■「ベルギー象徴派展」
レオン・フレデリックという人の「流れ」という作品は、レッド・ツェッペリンの「聖なる館」のジャケットに似ている。もちろん、ツェッペリンの方(デザインはヒプノシス)がはるかに後である。

■「シンギュラリティ・スカイ」チャールズ・ストロス
謎の生命体(?)が人類の領域を侵略。跳躍航法で敵の到着直後を迎え撃とうとするが(光の速度を超えて移動できるので、ある種のタイムマシンとして使える)、因果律を侵してしまうと、これまた謎の種族の恐ろしい攻撃が襲ってくるのだ。SFのアイディア満載の楽しい作品(再読)。

以下、図書館の6冊。
■「北海道人と風土の素描」武井時紀
内容バラバラなのだが、「時計台=3大ガッカリ説」を初めて書いた人を探した話は興味深い。意外なほど最近の話しか見つからないようなのだ。

■「中国陶磁器名品展」
平成7年江別のセラミックアートセンターの展覧会図録。出光美術館、五島美術館、東京国立博物館と豪華な名品が出品されている。こういうのをやってもらえないものだろうか。

■「もっと知りたい俵屋宗達」村重寧
ある程度、一気に作品を見てみたいものだ。

■「もっと知りたい酒井抱一」玉蟲敏子
私はプライスコレクションの「十二か月花鳥図」を見たことがあるのだが、花鳥画嫌いの私にして、さすがの名品と唸らせられるものだ。華やかでかつ線がシャープなのだ。

■「幌加内」伊丹恒
深名線廃止ドキュメントといった感じの写真集だ。

■「表の顔と裏の顔」幸田真音
経済小説を書く人のエッセイ集。うーん、全くかすりもしない人生だ。

天気がパッとしない

2009年06月07日 12時37分30秒 | 食べ歩き
昨日今日と連日天気がパッとしない。本日は二十四軒のビストロ「PE」で昼食。前菜はスモークサーモンのキッシュ、魚介と野菜のマセドワーヌ、白ワインとクリームチーズのムース、田舎風パテである。ムースはマセドワーヌやパテに合わせても美味しいとか。キッシュは今回かなり力強い味だ。

メインは桜姫鶏のチキンタフィナを選択。いい感じに張りのある鶏肉の蚕豆トマトソース煮込みという感じのメニューだ。相変わらず鶏肉の味わいがしっかり残り、蚕豆&トマトの野菜風味がやさしい。

最後にはちみつとキャラメルのガトーショコラ、アイスクリーム、野生のミントスープ、ジンジャーサブレ。ミントやミントリキュールが好きな私であるが、野生のミントはなかなかワイルドだ。

それにしても写真がないため何のことやらわからなくて申し訳ない。ところで先日のワイン会での話題から、「SHさん、飲むと最後は『アストロ球団』の話をしているそうですね」と言われてしまった。誰かが話題を振るから悪いのだが、アストロ球団の話をフレンチレストランでするのも問題だ。心に留めておいて、次回はこの話をするのをやめよう。

東京出張補遺

2009年06月07日 09時05分33秒 | Weblog
「ひさびさに見た有名人」
新千歳空港で元広島カープの達川を見た。コミカルな印象の強い人だが、さすがに体は締まっており精悍な感じであった。

***

「ローカルフード」
大門を夜歩いていると「鶏ちゃん焼」というのを見かけた。その場では分からなかったが、奥美濃・南飛騨地方の名物らしい。ちょっと食べてみたかったなあ。



***

「はるみ」
「お、カッコイイビルが」と思ったら清掃工場の煙突のようであった。近くに看板があり「ほっとプラザはるみ」と書いてある。何となく北海道知事の事を思い出しながら、帰ってから調べてみると清掃工場の熱を利用した入浴施設らしい。


20090606ギャラリー巡り

2009年06月06日 16時27分49秒 | ART
出張から帰ってきた週末。なんだか体がだるい。今日はコンチネンタル→資料館→市民ギャラリー→大丸→富士フィルムフォトサロン→大同→時計台→道新→大通→スカイホール→さいとうの11か所。

■コンチネンタルギャラリー「The Spirit of Trees -Sarina Dorie」。宗教系だったらどうしようと思ったが、全然違った。木のプレートに日本の四季から感じた、樹木の姿を描いた作品。作者はポートランド出身で、滞日約2年になるらしい。キャンバス代わりの木のプレートと思われるものは、伺ってみたところ「100円ショップ!」で購入したとのことであった。

■市民ギャラリー「人形道展」。人形で表現するというのは非常に制約事項が多いものだと感じる。何しろぬいぐるみ方向(丸く、幼児体型に)以外にデフォルメすると、とても危険な感じになってしまうのだ。従って、作品はどうしても可愛い、愛らしいものになってしまう。

■富士フィルムフォトサロン「山本一写真展」。山及び雲海を中心にした写真展。奈良県の「石ヤ塔」は断崖絶壁の奇岩の姿で、白黒であれば水墨画のようだ。長野県の「高ボッチ」は美しい形の山、手前に街の光と湖(諏訪湖か?)のダイナミックな風景。

■大同ギャラリー「しんか展」。幾つも現代美術的な興味深い作品がある。

時計台ギャラリー、さいとうギャラリーで興味深い展示があったが、疲れてきてメモが取れなかったため感想なし。大通美術館では「出口王仁三郎とその一門の作品展」。大本教の人だということは知っていたが、これだけ茶碗と書を残しているとは知らなかった。

STV北2条ビルとたぴおは6月2日に回っておいた。

少し寂しい

2009年06月06日 11時49分10秒 | 食べ歩き
本日は西11丁目の中華「M」にて餃子定食を食べる。「餃子定食ね」と注文したところ、土曜日は定食がなく、餃子単品+ご飯・スープ(200円)というスタイルになるらしい。



餃子はまずまずの味。平日の定食にはついているらしい副菜が、何もつかないのがちょっと寂しい。


帰るやいなや

2009年06月05日 22時31分27秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
出張から深夜帰宅した翌日に会社の飲み会。飲み物はビールから各種焼酎。食べ物は刺身大量、手巻きすし、サイコロステーキ、鶏唐揚げ、アイスクリーム。刺身はかなり新鮮でよかったが、あまりに多いとステーキがうれしくなる。

2軒目は一人、すすきののバー「N」へ。1杯目はシェリー+アクアビット+タリスカーのカクテル。現在試作中とのことで、シェリーとアクアビットの相性は良く、アクアビットとタリスカーの相性も良く、しかし3者が合うとやや微妙な感じが漂っているなあ。

2杯目はジン+アクアビット+フェルネブランカ。これは強力だ。よせばいいのに、隣の席に以前顔を見たことのある人が2人(それぞれ一人づつ)やってきて少々盛り上がってしまったので、もう一杯。何を飲んだかレシピも覚えておらぬわ。

お疲れの帰宅。

東京3days(3)

2009年06月04日 22時43分51秒 | 旅日記
3日目の今日は目覚めも快調だ。夕食を飲み屋で済ませたときには、きちんと朝食を取りたい。大門あたりでは選択の余地が沢山ある中、24時間営業の「M屋」で納豆定食を食べる。多めのご飯、納豆・卵・海苔・漬物・味噌汁の日本朝食選抜は間違いがない。



本日も勝どき駅へ。しかし東京の人の多さは大変なもので、地下鉄から地上に出るまで歩行渋滞が発生し、エスカレータに警備員がついて乗り込み制限をしているのだ(エスカレータから降りた先が少し狭まっているため、どんどん行かせると危ないらしい)。



やや疲れながら研修所へ。しかし私は幸せな方だ。昨日の研修は20時前に終わったのだが、他の人の話を聞くと、帰宅時刻は22時前だったりするらしい。通勤1時間半というのがごく当たり前なのである。もちろんそういうことを頭では知ってはいるのだが、実際に話を聞くと大変なことである。

ちなみに私は現在35分の通勤時間だが、社会人になりたての頃は徒歩1分+地下鉄10分+徒歩1分の12分で通勤していたので、気が遠くなりそうである。初日に会ったS氏は転勤族の特権で、会社から徒歩15分の所に住んでいるから、たぶんとてつもなく恵まれている方に入るだろう。

昼食は勝どき駅の方に戻り、蕎麦の「Y」へ。うっかり蕎麦とご飯のセットで、もり蕎麦を選択してしまった。温かいたぬきそばはご飯のおかずになるが、もり蕎麦はおかずにならない。やむなくもり蕎麦をすべて食べてから、蕎麦湯を飲みつつ漬物でご飯を食べる。店のせいではないが、こんなことなら炊き込みご飯+蕎麦、小天丼+蕎麦のセットもあったのにと後悔。



ということで、本日は18時過ぎに終了。大門へ再び移動して、立ち飲みの超有名店「A」へ行くが、すでに待ち行列がある。あきらめて話には聞いていた「MS」へ行ってみる。店内にずらりと日本酒の一升瓶が並び、「試飲」というスタイルで3種500円から飲めるという画期的な店なのだ。


→店内はぐるりとこんな感じ

まずはお店のお母さんにお願いして、「ちょっと香りのいいやつを」ということで純米吟醸を選択してもらった。兵庫の「鳳鳴酒造直汲み無濾過生原酒」、和歌山の「天下一統南方」、長野「信州名醸瀧澤」の3種は、もはやどれがどれだか覚えていないが、それぞれしっかりした味だ。



それからこの店ではつまみも3種500円だ。ほうれん草胡麻和え、味付け卵、漬物はちょっと塩っ辛いが、酒のつまみとしてこうなのだろう。



よし、次は自分で酒を選択してみよう。岡山県の「ヨイキゲンそら蒼々50」と、結局お勧めの”本日の大吟醸”新潟「竹田酒造店雪舟」だ。岡山の酒は南の方の味という感じで、パワフルで濃厚。対する新潟の酒はいかにもの淡麗味。先に新潟の方を飲むべきだったなあと思いつつ、素晴らしい名店「MS」を出る。ここは店内禁煙なのもありがたいよなあ。





後はモノレールで羽田へ移動。焼き鯖すしを購入したのはいいが、ビールが入手できず、お茶を飲んでから帰宅。まあ、しょうがない。




20090604最近読んだ本

2009年06月04日 10時13分44秒 | 読書
■「日本の美術10 №401古代絵画の技術」
神護寺「伝源頼朝像」(実は足利尊氏?)が表紙だったので購入してみたが、絵画技術にはあまり興味がないんだよな。

以下、出張中の3冊。
■「摩天楼の怪人」島田荘司
停電でエレベータの止まった高層ビルから、わずかな時間の間にセントラルパークで殺人をするトリックは…。奇怪なスタートでたまらなく面白いが、このオチなら何でもありでは…。まあ、力強く読ませる作品ではある。

■「ストーカー」A&Bストルガツキー
しつこく人に付きまとう話ではない。宇宙人が地球に残した痕跡に潜入して、謎の品々を収得してくる人の呼び名がストーカーなのである。しかし、簡単に品物を持ってこれるわけではなく、理由も分からず命を落とす人も多数発生。独特の雰囲気で読ませる作品だ(再読)。

■「タンタルス」内田百
酒にまつわる話に加え、船の話、飛行機の話など。

以下、図書館の4冊。
■「釣~りんぐ北海道part2」札幌テレビ放送
TVの釣り番組は結構好きだ。うまく編集してあるから時間経過を感じさせないしなあ。しかしこの番組はささげ名人がお亡くなりになって、終了である。

■「MyWork21」北海道イラストレーターズクラブα
イラストの商業作品が載っているのだが、1998年の本だけあって時代を感じさせる。

■「北海道の美術史」吉田豪介
ぜんぜん美術史を知らずに美術作品を見ているので、読んでみるべきだとは思っていた。今も活躍している人もいれば、全く知らない人も大勢登場していた。

■「赤い鳥は館に帰る」有栖川有栖
かなり時代性が強く出たエッセイ集。今読むとピンとこない。

東京3days(2)

2009年06月03日 23時29分55秒 | 旅日記
いやはや、滅茶苦茶な二日酔いだ。これが旅行であれば無理な所を、仕事なのでかろうじて出勤。電車1本、わずか3駅の所が研修場所でよかった。

昼食はコンビニ弁当。カレーなら少し行けそうかもと思ったのと、量が少なそうで選択したドライカレーと豚汁。かろうじて食べる。研修の話はすっとばすが、20時前までやったのでさすがに疲れた。



21時頃大門に戻り、昨日ホテルに入る時に見つけていた立ち飲み屋「M」へ。あまり調子が良くないものの、ビール、やきとん(ハラミ、つくね、てっぽう、しろ)を注文。札幌ではあまりもつ焼きを食べられないからなあ。





続いてレモン酎ハイ、煮込みを追加。ここは昔ながらというよりは最近はやりの立ち飲みスタイルの店のようだ。可もなく不可もなくということで、今日はこの辺で切り上げておこう。


→もう少し熱ければ…

コンビニに行ったところエビスの超長期熟成というのがあったので、これとポテトサラダ、さきいかを購入し、入浴後に一杯。



テレビでは「水曜どうでしょうクラシック」(海釣り編か?)をやっていたが、ついつい「ターミネーター」(←良くできてるよ)も見たりしてから、平和に就寝。


東京3days(1)

2009年06月02日 22時49分28秒 | 旅日記
出張のため昼ごろ会社を出発。どこかで昼食をと思っていたのだが、この機会に札幌駅の改札口の中にある「SK」へ行ってみよう。



初回はもちろん「もり蕎麦」を注文。北海道各地のそば粉を使うこの店だが、本日は私の出身地、富良野産のそば粉だ(富良野で作っているのをはじめて知ったのだが)。季節的には新そばではないと思われるのだが、これがなかなか美味しい。そばつゆもしっかりした濃さと甘さがあって、これも私好みだ。

JRで新千歳空港へ移動。ちょっと早く来すぎてしまい、空港内を散策。おお、現在芸術の森で展覧会が開催されている渡会さんの作品を発見。もう一点あったのだが、そちらには荷物を運ぶ台車が立て掛けられている。空港の人よ、反省して欲しいものだ。



さらに屋上の展望台で飛行機が飛ぶのを見る。結構発着本数は多いのだが、展望台からかなり遠い所が発着ポイントのようだ。迫力のあるシーンは見ることができない(当り前か)。



そんなこんなで飛行機に乗り、出発。そして到着。羽田空港からモノレールに乗り、浜松町へ。今回の宿泊場所は浜松町というか大門である。まずはホテルにチェックインしてしまおう。



本日は先日東京に転勤になったS氏と飲む約束をしている。彼は子供のころから転勤族だったから、まあ元気にしているだろう。予想以上にスムーズにホテルまで着いたので、若干時間があまった。大門から新橋までまずは歩く。閉店するという話を聞いていたバー「g」は本当に閉店。予想通りのことなのだが、自分の目で見て落胆。


→小さく「g」という看板があったのだが、取り外されていた。

約束時間まで少々あるので、新橋駅前ビル地下にある立ち飲み「TS」でニッカハイボールを2杯(500円)。この店ほんの2畳ほどの立ち飲み屋さんなのだが、シャンパン・獺祭(日本酒)・アブサンも置いてあるという、侮れない店なのだ。

2杯飲んで、再び新橋駅前へ。待ち合わせの場所が新橋SL広場なのだが、何しろ人が多い。この場所に来ても携帯電話がなければ、会えないのではないかと案じてしまうほどだったが、無事S氏と合流。適当に新橋の居酒屋「H」に入る。



ビールを頼んで、キムチ&韓国海苔、鶏唐揚げ、ゴーヤ肉詰め、つくね(肉ばっかりだ)を注文。いずれもそつなく美味しい。その後、天誅(焼酎)とマグロ内臓塩辛を追加。S氏とは20年を超える付き合いなので、最初こそお互い硬い感じなのだが、ちょっと飲めば「行け行けどんどん」の二人だ。







2軒目は銀座に移動し、私の好きな「RF」へ。あれ? 普段椅子のあるところが立ち飲みコーナーになっているようだ。まあ、この店はそういう気軽な店なので、全然問題ない。何はともあれ、名物ハイボールを飲もう。



他にも同じスタイルで出す先輩店があるのだが、冷やした角をダブル、氷なしでソーダを1本、レモンピールというこの店のハイボールは絶妙の美味さだ。結構アルコールもたっぷりなのだが、S氏ともども2杯飲んで、かなりメートルが上がってきた。

「俺、もう一軒行きたいところがあるんだよね」と言うと、「飲み代はある」と強気のS氏が賛同してくれたので、すぐ近くにある「HF」というバーに行くことになった。銀座の有名バー「S」から独立(しかし兄弟店ということらしい)した、札幌出身のバーテンダーU氏が開いたお店なのである。



店に入るとU氏は私の顔を思い出してくれたようだ。これが何とも嬉しく「強めのカクテルを」とお願いすると、ジン+ウォッカ+リレのカクテルが登場。これ、今調べてみたが正調ボンドマティーニ(ヴェスパーマティーニ)なのね。

2杯目は例の「官能的なカクテルできますか」と聞いてみたところ、ポートワインがないということだったが、同タイプのカクテルが登場。甘苦い味わいを楽しみつつ、実はその後の記憶が薄れており…。

ホテルに無事戻ったことは間違いなく、私は記憶がなくなっても普通にふるまっていることも間違いなく、まあ相手がS氏だから良いか。