散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

割ってみる

2018年09月19日 19時54分18秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
水曜日は会議も早く終わり、普段の場所よりも少し街中に近いため、すすきののバー「N」へ。今日は飲み会の誘いもあったのだが、誘った本人と私以外がことごとくダメということで、一人で飲みに出ることになった。皆さん、付き合い悪いのう。



1杯目は「実はこういう本がありまして…」と言い訳説明をしてから、ブラックブッシュのジンジャーエール割り。意外とウイスキーの味と甘みもはっきりわかって、飲みやすいし良いのではないだろうか。もう少しジンジャーエールは甘口の方がいいのかも。



2杯目はブランデー+カルーア抹茶+カンパリ+生クリームのカクテル。甘味先行で、後味に抹茶とカンパリの苦みが出てくる。アレキサンダーのより大人版と言う感じだろうか。



3杯目はボウモア10テンペスト。甘味を感じるウイスキーだ。スモーキーなところもあるので、ここでししゃも燻製を出してもらい合わせる。普通のししゃもよりはかなり乾燥しているが、かじればすんなり食べられるくらいである。なるほどこれは相性が良い。



今日は3杯で止めておこう。明日から週の後半だ。

20180917最近読んだ本

2018年09月17日 23時43分22秒 | 読書
■「磁極反転の日」伊与原新

■「朝が来る」辻村深月
こういう話をこの人が描かなければならない理由はない。

■「ノッテミテ四国」
当然のことながら下調べをして、また帰って来てからこういう本を読むのである。

■「四国さんぽ」

■「香川さぬきうどん」

■「姫野さん、くいだおれる。」サイトウミチ
大阪グルメのマンガ。

■「O.tone Vol.119」
肉特集。枯れないように少しは食べるべきだが、欲求が薄くなっているかも。

■「教会堂の殺人」周木律
ああ、もう!

■「ウイスキーバイブル」デイヴ・ブルーム
ウイスキーを飲むにはストレートにこだわらず、積極的に割って行こうという主張の方。テイスティングノートでストレート、加水、ソーダ割りは良いとして、コーラ割り、ジンジャーエール割り、緑茶割り(糖分入り)、ココナッツウォーター割りを試しているのは斬新だ。

■「図書館の殺人」青崎有吾
ただ論理に導かれるがままにたどり着いた地点は、どうしてこんなところにあるのだろう。ぜひ、正統派推理小説として読んでいただきたい。

高松界隈写真館 2日目

2018年09月17日 16時54分37秒 | 写真館
宿泊したホテルにあった、片山昭弘「潮」。



讃岐と言えば「サヌカイト」。



豊島にあった食堂。あじフライ定食は800円、他の定食は1200円(税別)。



李禹煥美術館の前庭。雨さえ降っていなければ、のびのび見れるのだろう。

 

直島にあった「おやじの海」歌碑。三菱マテリアル直島精錬所で働く二人で作られたのだとか。



若山牧水の歌碑。直島を訪れた時に詠んだもの。



直島の路線バス。



直島のアート。暗くて良く分からず。

 

高松駅に戻ってきて撮影。作者名・作品名不詳。



これもホテルにあった作品で、田村能里子「風のきらめき」(ヤナイさんのコメントを元に作品名まで判明しました)。


夏休み最終日

2018年09月17日 13時31分18秒 | 食べ歩き
ああ、ついに夏休み最終日が来てしまった。当初予定に加えて、地震で2日間休んでしまったから、そろそろ仕事するしかないか。

最終日は琴似をちょっとだけ散策。新古書店に行ってから、イタリアンの「SZ」へ。ちょっとダラダラ滞在したくて、ドリンクバーをつける。テーブルの上に、ノンアルコールカクテルのおすすめがあったので、しょうがないなあと思いながら試してみる(今日は休肝日だから)。



しかし、ミニッツメイドのすっきり白ぶどうにジンジャーエールを入れて見たら、これがなかなか美味いではないか。そんなこんなしているうちに、ミックスグリルが到着。



まあ、いつもの味なのだが、中ではソーセージが思った以上に美味かった。最後にカフェラテを頼んで、しばらく読書。



今日の日中は夏っぽいが、日陰に入り風が吹くと涼しい。夜になればかなり涼しいし、確実に秋は来ているのだ。


高松界隈写真館 1日目

2018年09月17日 10時20分50秒 | 写真館
後は旅行中に撮影した写真を適当にアップしていきたいと思う。まずは高松における1日目。

高松駅前で「親切な青鬼くん」。何のための、どのようなキャラクター設定なのだろう。



高松市立美術館近くの喫茶店。クラシックでいいなあ。



駐車場案内用の掲示板。札幌にも昔、こんなのありましたな。



高松市美術館にて、土谷武「歩く鉄」。こんな生命体があってもいいかも。



同じく、佐藤忠良「バレエの女」。



同、流政之「ナガレバチ」。彼は高松市庵治町にアトリエを構えて活動していたのだそうだ。



狸小路を思わせるアーケード。結構、人も多い。



カレーチェーンショップの看板だが、骨付鶏を転用したローカルメニューがある模様。



マンホールにも源平合戦。



思わず笑いそうになった所で、飲みに行くか。


香川・徳島雑感

2018年09月16日 17時14分51秒 | 旅日記
今年の香川・徳島旅行で思ったことをランダムに書いていく。

・気温はおおむね最低20度、最高24度というかんじだったので、金毘羅山に昇ったのを除いて汗をかかなかった
・香川、徳島の人は温和なような気がする。
・新聞を見れば1面トップは地震の記事だったが、それ以外には地震の影響は何も無い訳で、北海道の他の方々には申し訳ない
・しかし、四国でもJRが止まったり、関西ではニュースにこそならないが停電が続いていたり、大変な状況ではある
・高松と徳島にある美術館はなかなかいい。もちろん丸亀の猪熊弦一郎美術館もいい

・四国、九州の人は北海道の方が良いというかもしれないが、刺身は素晴らしかった
・四国ローカルのジュースやアイスは見つからなかったなあ
・高松、徳島共に名バーと言っていい店がある
・豊島、直島の美術館はなかなかの上から目線だったような気がする
・ゆっくり滞在してくださいという趣旨かもしれないが、1日で2島を周ろうとする身にとっては、案内が不十分すぎる

・地元の人は外国人慣れしていて、完璧に日本語で交流していたおばあちゃんはスゴイと思った
・簡単に島や対岸(岡山、兵庫)に行けるとなると、いろいろ発想が違うよなあ
・JR四国のサンポートという列車は、片側クロスシート、片側ロングシートだった。こんな車両あったっけ?
・交通系ICカードを持って四国に来ると、使える場所が少なすぎて驚くと思う
・JR四国も苦労しているんだなあ

・こんぴらさんの石段は思ったほどハードではなかった
・しかし足の関節をわずらうと、昇るのは相当厳しくなるのだろう
・高松にはうどん屋さんはそれなりにあったが、予想以上にラーメン屋さんが目についた。後はクラシックな食堂
・徳島の中心街は碁盤の目になっているので、方向音痴の私にとってはとてもありがたい
・徳島の街は斜めっているので、道に迷いそうだ

・大塚国際美術館は「あんなもの複製だろ」と思っている人も、絵画好きならば、ぜひ一度は行ってみるべきだと思う
・しかし、交通手段が路線バスしかないのは、いけてないなあ
・今年の阿波踊りはてんやわんやだったらしいが、あまりツッコんで聞くのはやめておいた
・ちなみに阿波踊りは誰でもかなり踊れるようなのだが、「連」に属してちゃんと活動して初めて「踊れる」ということになるらしい
・今年はホテルもかなり空いていて、まさに異例だったとのこと

・徳島の文化の森は、僻地加減と美術館の良さが札幌芸術の森を思わせた
・徳島ではSOGOが健在だが(どこかと提携しているようだったが)、中に紀伊国屋書店があったのが嬉しかった
・徳島駅の地下街にはつい最近バル街ができた模様。どこにでもできるな、バル街
・高松も徳島も公共施設のウォッシュレット設置率はまだまだ。もっと推進してほしい
・そういえば、どちらの街も自転車に乗った人が目立つような気がした。しかも運転はかなり乱暴

珍しく多めの客

2018年09月16日 12時33分11秒 | 食べ歩き
今日はあまり遠出する気がない。琴似辺りでぶらぶらし、まずは昼食をとろうとする。1軒目はそれなりに客がいたのと、店頭に「おつりが足りないので、千円札、小銭を…」とあって、気がそがれる。ちょうど五千円札しかもっていなかったのだ。確かに連続して1万円札を出されると、どれだけおつりを用意していても足りないということになるのだろうが、いきなりああ書かれるとねえ。

2軒目は満席のようだったので諦め、当初予定より遠くなるが、カレーの店「MD」へ。珍しく客が4組くらいいて、それなりに席が埋まっている。普段の日曜日だとこういう状況を見かけたことがないのだが、3連休中日なので外出する人が多いのだろうか。

注文はチキンキーマカレーとプレーンライスにしてみた。ハーフライスにしようかと思ったのだが、すぐ近くの女子がカレー、ライス、ビール、チキンの何かを勢いよく頼んでいたので、恥をかかせてはいかんと普通サイズにしたのだ(考えすぎ?)。



カレーは美味かったが、キーマカレー(ひき肉)の特性上、最初から最後まで味が均一だったので、面白みがなかったかも。ライスは片手で食べられるので、本を読みながら食べる私にはありがたい(ナンは両手でちぎらなくてはならない)。

この後、図書館に立ち寄ってから帰宅。平穏無事、何も変わりがない札幌である。

いつもの所へ(2)

2018年09月15日 21時35分39秒 | 飲み歩き・琴似界隈
すすきのから狸小路を西に向かい、店を探す。ところが、狸小路の路面店はかなりの店で満席。札幌では地震発生から1週間たって、外に繰り出してきたという感じなのかな。経済のためには飲食業が盛り上がるのは良いことだよなと思いつつ、個人的にはどうも入るところが見つからない。

西11丁目の地下鉄駅で最後の期待をたたれ、これなら琴似に移動するかと地下鉄に乗り込んだ。

琴似にくれば、これまた例の二十四軒「F」へ。



相変わらず酎ハイでスタート。通しは納豆豆腐っぽいもの。



ヤングジャンプの「銀河英雄伝説」も読めるし、ありがたいなあ。今日は串もの主体で、親鳥からスタート。



ささみわさび。あっさりしている。



一転して、ボリューム感があり、タレ味のつくね。結構、腹がいっぱいになるんだよね。



酎ハイをお代わりして、冷奴と鶏軟骨で締める。





メニューの欠品などもなく、ここは何も変わりがない様子だった。

いつもの所へ(1)

2018年09月15日 20時00分25秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
セミナーが終了し、すすきのへ。今日は疲れた。



ということで、1軒目はいつものバー「N」へ。1杯目もいつものアクアビットモスコミュールからスタート。年を取ってきて、生活に安定を求めているのだろうか、私は。



2杯目はラム+カンパリ+柿のリキュール。柿らしいトロミが出たように思うが、柿の味って印象が弱めだよね。カクテルとしてはこれまでに飲んだことのない味わいだが、とてもよくまとまったように思う。



3杯目はペロケ。これ結構効くんだよな。



ところで、真っ先に地震の影響を伺った所、店は地下なので、全く何も被害はなかったとのこと。良かった良かった。

その後、四国旅の話をしていたのだが、後から隣に来たオジサンが、現在香川在住2年目なのだそうだ。偶然に驚いたが、いろいろ話をして、骨付鶏についても教えてもらった。私が行った店は骨付鶏発祥の地なのだが、味付は最もジャンキーで、ビールの売り上げが滅茶苦茶多い店らしい。他の店はもう少しマイルドな味のところが多いのだとか。まあ、それはそれで、レモンサワーだったが酒を飲んだ私の作戦が正しかったのかもしれない。

少々酔っぱらってきたので、何か食べに行くことにしよう。

セミナー前

2018年09月15日 12時27分36秒 | 食べ歩き
本日はセミナー参加のため、午前中から出発。といっても、用足しをして、昼からセミナー参加である。



本屋さんに行ってから(想定通りに本があったので良かった)、早めの昼食をとる。ちょっと朝飯が消化しきれていない感じだったので、量をコントロールできる北大の学食に行こう(セミナーも北大内で開催される)。

クラーク会館は限定使用となっていたが、この時間は入れるし、食堂も営業していた。但し、サンプルケースの辺りは暗くなっており、節電営業を実施している模様である。



さて私が選んだのは、小ライス、豆腐とわかめの味噌汁、牛肉ニラ玉炒め、雑穀のチキンゴボウサラダ。



量はこれで十分。これで値段が419円、584kcal、塩分2.6g(ドレッシングかけたからもう少しあるか)だから、ありがたいよね。

食事を終わり、お茶を飲みながら時間調整のため一休み。クラーク会館の中で自動販売機を探していたら、肖像画が目についた。クラーク会館の建設に尽力された…、といったような説明があった気がするが、誰の肖像かは分からない(タイトルが写真にも写っているのだが、良く見えない)。しかし、サインには「1959 G.Ootuki」と書いてあるのだよね。これって、もしかして大月源二の作品なのか?



誰が描かれたものかも含めて、もう一度ちゃんと見てきたいと思う。

※20181008追記。
 この肖像画は早川正秀氏のものだというのが判明した。しかし、ネット上にはこの名前と大月源二のつながりを示すものは無い。

20180914最近読んだ本

2018年09月14日 23時45分01秒 | 読書
■「ローダンNEO10 ヴェガ遭遇」クリスチャン・モンティロン

■「機龍警察 火宅」月村了衛

■「京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道」円居挽

■「赤い博物館」大山誠一郎
少々トリッキーに過ぎる感もあるが、楽しめるだろう。

■「お節介な放課後」阿藤玲

■「女が死んでいる」貫井徳郎

■「未来探偵アドのネジれた事件簿」森川智喜
作者が香川県出身とのことで、香川で購入。

■「バベル・シンドローム ペリーローダン576」エーヴェルス、ヴルチェク
時間ダムに隠れていた地球が発見されてしまった。ヴィシュナの攻勢で人類危うし。

なぜか徳島(31)帰還

2018年09月13日 21時55分51秒 | 食べ歩き
徳島空港ではほとんど時間がなく、慌てて飛行機に乗る。予定通り出発し、羽田空港着。

ここで若干時間があるので、やむを得ない、夕食を取ろう。ということで、まずは軽くハイボールでのどを潤す。



呼び出し機が鳴ったので、ミートソースを取ってくる。ま、味は予想した通りだな。



羽田空港から新千歳空港、そしてエアポートに乗り札幌まで円滑に移動し、予定通りに帰宅。今回は割と無理をしなかったので、立ち上がれないくらい疲れたということも無い。とは言え、もう22時なので、簡単に後片付けをして寝ることにしよう。



これにて2018年四国香川・徳島旅行編は完結。

※高松と徳島の街並みやアート作品などは別途写真をアップする予定。

なぜか徳島(30)徳島城

2018年09月13日 15時15分32秒 | ART
そして最後は駅から歩いて近くの徳島城址へと向かう。跨線橋を渡ってすぐに徳島城址があるのだ。



立派な入口から博物館へ。



■徳島城博物館「阿波徳島の祭礼絵巻」。
「徳川家康感状」「徳川秀忠感状」:関ヶ原の戦い辺りで、森甚太夫という人がもらったものらしい。この辺から違うよね、歴史が。
鈴木其一「秋草図」:こういうのを持っているあたりも違う。
蜂須賀重喜「山水図」:武勇で鳴らした蜂須賀家も10代目藩主となると、文に重きを置いたのだろう。
蜂須賀寿代「寒山拾得図」:重喜の三女が狩野元信の寒山拾得図を模写したものらしい。もう、文化度が違うんだ!

この他、今展覧会の目玉としては「宮嶋金毘羅神社縁起絵巻」や「阿波踊図巻」が展示されていた。後者は東条英機が寄贈したものなんだって。

ロビーに戻って休憩すると、素敵な庭園が見える。博物館に入館した人は散策できるらしいが(通常は入園料が必要)、庭園にあまり興味のない私は、ガラス越しで良しとした。



後はお土産を購入して、帰るばかりである。徳島の眉山を眺めながら、SOGOへ。



お土産を買って空港へのリムジンバスに乗り込む。さらば徳島。さらば四国。


なぜか徳島(29)拉麺

2018年09月13日 12時36分21秒 | 食べ歩き
さあ、最後の昼食だ。徳島で何か食べると言ったら、やっぱり徳島ラーメンではあるまいか。雨が降っているので、一番の有名店は諦め(駅から距離がちょっとある)、駅近くの店「Y」に入ってみよう。入口の券売機で志那そば中と生卵の券を買う。徳島ラーメンには生卵はつきものだったはずである。



店の人が券を取りに来た時に「肉はどちらにしますか」と聞かれたので、これは当然、豚バラ肉スライスを選択。しばし待つ。



よし、ラーメンが来たぞ。おや、とっさの事に反応できなかったが、乗っている肉は豚バラ肉スライスではなくて、チャーシュー(豚もも)ではあるまいか…。見た目だけはその疑問がすぐ出なかったのだが、壁の見本写真と比べると、どうもそういう気がする…。こういう時、私って結構「これ、違うんじゃないですか」とか言えないんだよね。



なんか当初の計画が狂ったので、ガッカリだけど、このまま食べますわ。徳島ラーメンきっとうまいと思うんだけど、何割かそのうまさが減少したような気がするなあ。


なぜか徳島(28)遠い

2018年09月13日 12時11分13秒 | ART
美術館の場所はバスで20分弱ということなので、歩いて行けそうにはない。開館時間が10時だとすると、もっと早い時間に出るべきなのだが、バスが10時ちょうど発のものしかないのだ。普通、開館時間を考えてダイヤを組まないかな。

とバス停で思っていると、9時50分発の文化の森行きバスというのが来たので、これも直通で目的地へ行けそうだ(文化の森行きは3系統あるようだった)。とはいっても、到着すると10時15分頃。雨の降る中、美術館へ。

美術館の建物はかなり力の入った建築物と見える。

 

■徳島県立近代美術館「徳島のコレクション」。地域美術館の展覧会は楽しい。
青木千絵「BODY 08-1」:宙づりになった妊婦の下半身のような体は漆の黒につつまれている。足先はかすかに浮いており、その部分の影だけがくっきりと床に投影されている。ライトによる影もポイントとなっている作品。
泉茂「逃げたスペード」:トランプ、チェスの駒、ダイスなどで形作られた人物像。シュールリアリズム系統か。
金田実生「彼の清らかな意思」:ぼんやりと描かれた顔の上半分、少年は目をつぶっている。

児島善三郎「籐椅子に掛ける裸婦」:なんというかドランそのままだな。
椿貞雄「弟茂雄像」:金田実生の肖像とは全く異なり、くっきりと岸田劉生調で描かれた人物像だ。
パウル・クレー「子供と叔母」:ピンク、オレンジ、緑、紫などカラフルだが穏やかな色彩。子供と叔母は目をつぶり微笑みを浮かべているかのようだ。今回の展示は基本的に撮影不可なのだが、この作品だけ記念にということか、撮影が可能になっていた。ちょっと嬉しい。



パブロ・ピカソ「ドラ・マールの肖像」:穏やかに目と鼻がずれている(正面と側面から見た顔を組み合わせたらしい)。
池田遥頓「鳴門」:海が滝のようにわれ、白く渦と波を作り出している。ゴジャゴジャした力感がある。
伊原宇三郎「二人」:肉厚ボディの二人は、西洋彫刻のようである。
中野嘉之「うず潮」:こちらは静かなる海の眼のようなうず潮を描いている。

他にマックス・ベックマンとケーテ・コルヴィッツの連作版画展示があり、ベックマンは大衆の姿を、コルヴィッツは戦争の悲惨さを描き出していた。



同じ建物に徳島県立博物館がある。時間もまだあるし、見ていこう。

四国の地理的な特徴。中心にある山脈で大きく南北に分かれているようだ。



恐竜の骨格展示。



魚竜の骨格展示。これはあまり見たことが無いかも。



供養塔の一種、板碑。こういうのは北海道には無いんだな。



静物標本もあるが、全く見かけないような種類も多い。

 

メガテリウムという生物の骨格標本。今見たら、腰が抜けるね。



自然にも北海道とは大きな違いがあり、なかなか楽しめる展示だった。本来ならもっとゆっくり解説も読むべきだったなあ。雨が強くなるなか、再びバスに乗り、徳島駅前に戻る。行きとは経路が違うため、少し乗車時間が短かったような気がする。