この後、有楽町まで歩いて、汐留に移動。
■パナソニック汐留美術館「ギュスターヴ・モロー展」。ギュスターヴ・モローと聞いたら、見なくてはならない。
「バルクと死の天使」:未完成っぽいが、モローだよなあ。
「出現」:サロメの体つきがエロいんだよな。
「サロメ」:肉感的なタイプばかりではなく、少女顔でスリム、白い肌のサロメもいた。
「デリラ」:こちらは褐色の肌で南国風美人に見える。
「セイレーン」:日没の海を見渡す岩礁に3人のセイレーン。風景画としての要素もある。
「レダ」:レダが白鳥に変身したゼウスを引き寄せる、主体的な動きをしている。女性は受け身のようであって、実は自ら運命を引き寄せるというモローの女性観の表れか。
「エウロペの誘拐」:これは古典的、神話的な描写。それにしても、牡牛に変身して女に迫るゼウスの間抜け面がなんとも。
「サッフォー」:自死のシーンをせめてもの華麗な服とアクセサリーで表現している。
「エヴァ」:このエヴァ(一般的にはイブ)は表情が強く、体も筋肉質だ。
「一角獣」:細かくカラフルで全体としてにぎやかな印象。
うむ、そこそこ満足した。
■鉄道歴史展示室「貨物ステーション カモツのヒ・ミ・ツ」。この展示室、写真の撮影が完全不可というのを何とかしてほしいものである。
貨物列車に関する資料が展示されていたが、かつて鮮魚特急とびうお号(長崎~東京市場)、鮮魚特急ぎんりん号(博多港~大阪)と時速100キロの高速貨物が走っていたのだとか。また、貨物は行き先が細かく分かれるので、1920年代からパンチカードが導入され、1930年代にはパンチ、分類、結果の印字を1台の機械でやっていたのだそうだ。JR貨物の人たちが、私の仕事の先人たちでもあるようだ。
また賃銭表という荷物を運ぶ値段表があり、珍しい所ではタピオーカ、レモナード、ヒスキット(ビスケット)も記入されていた。ちなみにタピオーカの運送料は卵と同じ12銭5厘だそうである。
ここで力尽きて、銀座方面に向かう。するとちょうど資生堂ギャラリーがあるではないか。
■資生堂ギャラリー「荒木悠 LE SOUVENIR DU JAPON」。
「The Last Ball」:昔風のホールの中央に弦楽四重奏団、その周りを男女がダンスをするかのようにiPhoneで互いの姿を写したものを映像化。その様子全体を映した映像も別にあり、何とも目まぐるしい。
「戯訳「江戸」」:ピエール・ロティ「秋の日本」という130年以上前の文章を字幕として、現代の東京(浅草、芝)を映像化した作品。今に残る寺社もあるので、なんとなく字幕と映像が合っているようでもあり面白い。
■パナソニック汐留美術館「ギュスターヴ・モロー展」。ギュスターヴ・モローと聞いたら、見なくてはならない。
「バルクと死の天使」:未完成っぽいが、モローだよなあ。
「出現」:サロメの体つきがエロいんだよな。
「サロメ」:肉感的なタイプばかりではなく、少女顔でスリム、白い肌のサロメもいた。
「デリラ」:こちらは褐色の肌で南国風美人に見える。
「セイレーン」:日没の海を見渡す岩礁に3人のセイレーン。風景画としての要素もある。
「レダ」:レダが白鳥に変身したゼウスを引き寄せる、主体的な動きをしている。女性は受け身のようであって、実は自ら運命を引き寄せるというモローの女性観の表れか。
「エウロペの誘拐」:これは古典的、神話的な描写。それにしても、牡牛に変身して女に迫るゼウスの間抜け面がなんとも。
「サッフォー」:自死のシーンをせめてもの華麗な服とアクセサリーで表現している。
「エヴァ」:このエヴァ(一般的にはイブ)は表情が強く、体も筋肉質だ。
「一角獣」:細かくカラフルで全体としてにぎやかな印象。
うむ、そこそこ満足した。
■鉄道歴史展示室「貨物ステーション カモツのヒ・ミ・ツ」。この展示室、写真の撮影が完全不可というのを何とかしてほしいものである。
貨物列車に関する資料が展示されていたが、かつて鮮魚特急とびうお号(長崎~東京市場)、鮮魚特急ぎんりん号(博多港~大阪)と時速100キロの高速貨物が走っていたのだとか。また、貨物は行き先が細かく分かれるので、1920年代からパンチカードが導入され、1930年代にはパンチ、分類、結果の印字を1台の機械でやっていたのだそうだ。JR貨物の人たちが、私の仕事の先人たちでもあるようだ。
また賃銭表という荷物を運ぶ値段表があり、珍しい所ではタピオーカ、レモナード、ヒスキット(ビスケット)も記入されていた。ちなみにタピオーカの運送料は卵と同じ12銭5厘だそうである。
ここで力尽きて、銀座方面に向かう。するとちょうど資生堂ギャラリーがあるではないか。
■資生堂ギャラリー「荒木悠 LE SOUVENIR DU JAPON」。
「The Last Ball」:昔風のホールの中央に弦楽四重奏団、その周りを男女がダンスをするかのようにiPhoneで互いの姿を写したものを映像化。その様子全体を映した映像も別にあり、何とも目まぐるしい。
「戯訳「江戸」」:ピエール・ロティ「秋の日本」という130年以上前の文章を字幕として、現代の東京(浅草、芝)を映像化した作品。今に残る寺社もあるので、なんとなく字幕と映像が合っているようでもあり面白い。