三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

発車のベルが鳴り響く

2007年11月18日 | 政治・社会・会社

「発車のベルが鳴り響く」という言葉があります。物事のひとつの段階が終了して次の段階が始まってしまうときに使われます。たとえば慌てたり焦ったりする必要がないことを言うのに「発車のベルが鳴り響く訳ではない」という言い方をします。もともとの意味合いは文字通り列車の出発に先立って鳴らすベルのことですが、どうやら人を焦らせる働きがあるようです。発車のベルを聞くと、急がないといけない、乗り遅れてはいけないという気分にするのです。

「駆け込み乗車は他のお客様のご迷惑となりますので、絶対におやめください」という車内放送をよく聞きますが、駆け込んでほしくなければ発車のベルをやめたらいいと思います。発車のベルが鳴ると急がされている気分になってどうしても駆け込んでしまいます。目覚まし時計が「起きろー、起きろー」と鳴っているように聞こえるように、発車のベルは「急げー、早く乗れー」と聞こえるわけです。

考えてみれば、私たちの日常には、発車のベルに相当するものがたくさんあり、いろんなところで急かされています。みずから望んだわけでもない約束事がたくさんあって、出来る限り間に合わせないといけないというルールになっています。学校や会社に間に合うように、電車に間に合うように、待ち合わせや会議に間に合うように、納期に間に合うように、試験に間に合うようにと、追い立てられ、けしかけられて生きているのです。本当にうんざりです。

詩人のリルケは「朝起きて一番に、詩を書きたいと思ったら、あなたは詩人だ」と言いました。
では私みたいに、朝起きてもしたいことが何もない場合はどうなんでしょうか?
実際に何もせずにただ食べたり寝たり風呂に入ったりするだけなら、それは怠け者ですが、したいことは何もなくても、しなければならないことがたくさんあって、したくもないのにするのは何者なのでしょうか?
不安と恐怖の日常の中で、不安と恐怖に駆られて学校に行ったり職場に行ったり勉強したり仕事したりする人たちを、どのように呼べばよいのでしょうか。

 

 

 

もしかして、それは奴隷?


マイルチャンピオンシップ~振り返り

2007年11月18日 | 競馬
ダイワメジャーですか。去年のような勢いがないと思ったんですけどね。フサイチリシャールが積極的に絡んでいったのはさすがペリエです。他の騎手だったらあそこまでは行かないでしょう。あの先行争いで、しかも押し切ったダイワメジャーは、格が違ったということです。当たり前の結論になってしまいましたが、馬券を買うときにはこの当たり前の結論を受け入れることが出来ず、何とか理屈をつけて人気馬を消したりするわけです。しかし無理な穴狙いはたいてい裏目に出るもので、このところの連敗はまさに無理な穴狙いがたたったものです。素直に馬券を買う人なら、普通に考えて強いのはGIホースで、ダイワメジャー本命、スズカフェニックス対抗となり、3連単もわりと簡単に取れたでしょう。馬券で裏切られ続けた経験が、ひねくれた馬券を買わせているるのかもしれません。大川慶次郎さんは、本命馬はとりあえず買う、と言っていました。この辺で馬券の買い方を見直して、何とか今年一年をプラスにしたいと思います。

ジャパンカップは素直にメイショウサムソンから買うべきなんでしょうね。あとはドリームパスポートアドマイヤムーンウオッカはどうなんでしょう? ダービーの末脚から見ると、53キロならジャパンカップでもという気はします。体調次第で買いかもしれません。穴はインティライミでしょうか。コスモバルクが出るのは心配です。天皇賞みたいなアンフェアーな走り方でレースを壊してほしくないところです。


マイルチャンピオンシップ~馬券

2007年11月18日 | 競馬
マイルチャンピオンシップです。一長一短のメンバーで、どこから入っていいのか迷います。こういうときは得意の消去法で消せる馬を消していきます。
前走2桁着順は消し。ローエングリンローレルゲレイロピンクカメオジョリーダンスピカレスクコートの5頭が消えました。残り13頭。
コイウタは男馬相手では少し足りない、3歳馬で前走富士ステークス勝ちのマイネルシーガルは実績がいまひとつ、ダイワメジャーは調子落ち、アグネスアークは重賞未勝利、トウショウカレッジベクラックスサンバレンティンは格下と見て、これで7頭、計12頭が消えて残り6頭。

スーパーホーネット
カンパニー
スズカフェニックス
エイシンドーバー
キングストレイル
フサイチリシャール

ダイワメジャーがこなければどの組み合わせもそこそこの配当になりそうなので、馬連のボックス15点を買います。混戦なので金額は控えめにしておきます。