大阪 岸和田市長に信貴さん初V 2013年11月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131125-OYT8T00077.htm
◆企業誘致推進訴え実る
無所属新人2人の争いとなった岸和田市長選は24日、投開票され、前市議の信貴芳則(しぎよしのり)さん(52)=自民、民主推薦=が、元衆院議員秘書の原田栄夫(はらだひでお)さん(64)を破り、初当選した。現職の野口聖市長(72)が引退を表明し、2005年以来の新人同士による選挙戦となったが、投票率は34・69%と4年前の前回(45・27%)を大きく下回った。当日有権者数は15万8627人。
信貴さんは当選が決まると、同市筋海町の事務所に姿を現し、支持者らと万歳を繰り返した。信貴さんは「歴史と伝統のある岸和田を次世代にバトンタッチできるよう、努力したい」と決意を語った。
信貴さんは選挙戦で「自然豊かな岸和田の魅力を生かした産業振興や教育施策を進めて人口減や転出を食い止め、元気なまちにしたい」とし、企業誘致推進や子育て支援充実を訴えた。
また、自民、民主の推薦を受け、共産にも支援されたことや、原田さんが日本維新の会衆院議員の秘書だったことから、信貴さん陣営は同様の構図だった9月の堺市長選を意識して「反維新」を掲げた。期間中、自民、民主両党関係者らのほか、竹山修身・堺市長も応援に入り、「岸和田のことは岸和田で決める」とアピールし、支持を広げた。
信貴さんは岸和田市出身で同志社大商学部卒。大阪調理製菓専門学校校長などを経て2003年の市議選で初当選、3期務めた。
原田さんは公認、推薦を受けないなど「維新色」を前面に出さず、「市民目線で、民間の考えを市政に反映したい」と訴え、商店街活性化や教育の充実などを掲げたが、及ばなかった。
★大阪府岸和田市 市長選挙結果
当 32465 信貴芳則(52) 無新=自民、民主推薦
21785 原田栄夫(64) 無新
大阪府岸和田市は泉南地域に位置する人口20万人弱の市で、市長選は2005年から2期8年現職を務めた野口聖氏が出馬を見送ったことから、
元市議で自民・民主が推薦する信貴芳則氏と元衆院議員秘書の原田栄夫氏の新人同士の争いとなりましたが
医療充実、子育て支援等を掲げた信貴芳則氏が32465票を獲得して
高齢者入居施設の拡充などを訴え21785票を獲得した原田栄夫氏 を破り新人同士の争いを制しました。
原田氏は維新の永野孝男府議の秘書を務め、直前までの遠藤敬衆院議員の公設秘書だったそうで、あえて維新の会の推薦を受けずに挑んだものの自民・民主の組織力の壁を破れず、あげく維新系と見なされたことから、本来共闘する勢力でないはずの共産支持者まで信貴氏の支持に回り敗退。
維新の会公認でないことから、維新の会への影響はそれほど大きなものではないと思いますが、まあ信貴氏の方が1回り若いこと 公約も似通ったものから差別化もしにくかったものと思われますね。