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遺族年金、受給資格の男女差「違憲」 大阪地裁が初判断

2013-11-25 20:49:05 | Weblog
遺族年金、受給資格の男女差「違憲」 大阪地裁が初判断 2013年11月25日 日経夕刊


 う~ん。正直この判決 国の意向を受けて棄却するとばかり思っていましたが、まさかの違憲判決ですか…(吃驚
 確かに制度のモデルが作られた昭和29年と比べれば男女共働きも当たり前となり男女の賃金格差も少なくなってきてはいますが、もし国が控訴しなければ、今度は遺族基礎年金の受給格差の問題にも発展しかねませんし、国としてはそう簡単に譲れず最高裁まで争いが進展しそうな嫌な予感しかしないのですが、国は控訴するのでしょうか。
 吃驚判決の増えた地方判決ですが、またまた驚かされる判決が出てしまいましたねぇ。

大阪 岸和田市長に信貴さん初V

2013-11-25 06:50:56 | Weblog
大阪 岸和田市長に信貴さん初V 2013年11月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131125-OYT8T00077.htm
◆企業誘致推進訴え実る
 無所属新人2人の争いとなった岸和田市長選は24日、投開票され、前市議の信貴芳則(しぎよしのり)さん(52)=自民、民主推薦=が、元衆院議員秘書の原田栄夫(はらだひでお)さん(64)を破り、初当選した。現職の野口聖市長(72)が引退を表明し、2005年以来の新人同士による選挙戦となったが、投票率は34・69%と4年前の前回(45・27%)を大きく下回った。当日有権者数は15万8627人。
 信貴さんは当選が決まると、同市筋海町の事務所に姿を現し、支持者らと万歳を繰り返した。信貴さんは「歴史と伝統のある岸和田を次世代にバトンタッチできるよう、努力したい」と決意を語った。
 信貴さんは選挙戦で「自然豊かな岸和田の魅力を生かした産業振興や教育施策を進めて人口減や転出を食い止め、元気なまちにしたい」とし、企業誘致推進や子育て支援充実を訴えた。
 また、自民、民主の推薦を受け、共産にも支援されたことや、原田さんが日本維新の会衆院議員の秘書だったことから、信貴さん陣営は同様の構図だった9月の堺市長選を意識して「反維新」を掲げた。期間中、自民、民主両党関係者らのほか、竹山修身・堺市長も応援に入り、「岸和田のことは岸和田で決める」とアピールし、支持を広げた。
 信貴さんは岸和田市出身で同志社大商学部卒。大阪調理製菓専門学校校長などを経て2003年の市議選で初当選、3期務めた。
 原田さんは公認、推薦を受けないなど「維新色」を前面に出さず、「市民目線で、民間の考えを市政に反映したい」と訴え、商店街活性化や教育の充実などを掲げたが、及ばなかった。
★大阪府岸和田市 市長選挙結果
当 32465 信貴芳則(52) 無新=自民、民主推薦
  21785 原田栄夫(64) 無新


 大阪府岸和田市は泉南地域に位置する人口20万人弱の市で、市長選は2005年から2期8年現職を務めた野口聖氏が出馬を見送ったことから、
元市議で自民・民主が推薦する信貴芳則氏と元衆院議員秘書の原田栄夫氏の新人同士の争いとなりましたが
 医療充実、子育て支援等を掲げた信貴芳則氏が32465票を獲得して
 高齢者入居施設の拡充などを訴え21785票を獲得した原田栄夫氏 を破り新人同士の争いを制しました。

 原田氏は維新の永野孝男府議の秘書を務め、直前までの遠藤敬衆院議員の公設秘書だったそうで、あえて維新の会の推薦を受けずに挑んだものの自民・民主の組織力の壁を破れず、あげく維新系と見なされたことから、本来共闘する勢力でないはずの共産支持者まで信貴氏の支持に回り敗退。
 維新の会公認でないことから、維新の会への影響はそれほど大きなものではないと思いますが、まあ信貴氏の方が1回り若いこと 公約も似通ったものから差別化もしにくかったものと思われますね。

千葉 市川市長に大久保氏再選

2013-11-25 06:49:41 | Weblog
千葉 市川市長に大久保氏再選 2013年11月25日 読売
 市川市長選は24日、投開票が行われ、現職の大久保博氏(64)(無所属=自民、民主、維新、公明、生活、社民推薦)が、新人の市川・浦安地区労連副議長の田中長義氏(63)(無所属=共産推薦)を破り、再選を果たした。投票率は21・71%(前回29・96%)だった。当日有権者数は37万4409人。
 同市八幡の大久保氏の事務所では、当選確実の報が入ると拍手と歓声に包まれた。大久保氏は「最も力を入れたいのは、美しい景観づくり。東の鎌倉をつくることに力を入れていきたい。市民が望む市政を続けていきたい」と語った。
 選挙戦で大久保氏は、1期目について、学校施設の耐震化など大型事業に取り組んだことを挙げ、「やっと土台ができた。どうしても次の仕上げをしたい」と訴えた。「東の鎌倉」を目指す景観づくりを目玉としたほか、JR武蔵野線に新駅設置、1期目に取り組んだ行財政改革の推進などを公約に掲げた。
 大久保氏は前回市長選の際、苦しい選挙戦となったことをふまえて、今回は積極的に推薦の要望を出した。その結果、6党から推薦を受けるなど、投票率が振るわない中、足場を着実に固めて勝利につなげた。
 田中氏は、元教員としての経験から全教室へのエアコン設置などを訴えたが、支持は広がらなかった。
 また、2人が出馬した市議補選(欠員1)も投開票が行われ、新市議が決まった。
★千葉県市川市 市長選挙結果(投票率21.71%)
当 57295 大久保博(64) 無現=自民、民主、維新、公明、生活、社民推薦
  22134 田中長義(63) 無新=共産推薦



 千葉県市川市は、県北西部の東京都江戸川区に隣接する人口約47.5万人の市で、市長選は、市川市が株式を保有する第三セクターであるケーブルテレビ事業者「JCN市川」の前身「いちかわケーブルネットワーク」の元社長で09年12月から1期4年現職を務めて再選を目指す64歳で自民・民主・公明・生活・社民・維新が推薦する大久保博氏に、共産が推薦する63歳の田中長義氏が挑むも
 市の借金軽減の実績を強調。景観づくりにも意欲を見せた大久保博氏が57295票を獲得して、
 福祉や教育を優先する事を掲げ、公立保育園の増設などを公約にあげて22134票を獲得した田中長義氏 に2倍半以上の大差をつけて危なげなく振り切り再選を決めました。
 それにしても投票率は22%弱ですか。東京都心に近く市民の関心が薄いと言えばそれまでですが、投票率が低くなれば組織票がある現職が有利になるだけ。
 挑戦者はいかに市民の関心を高めるかも求められそうですね。

米フィスカー、投資グループに身売りで合意、連邦破産法第11条の適用申請

2013-11-25 06:08:21 | Weblog
米フィスカー、投資グループに身売りで合意、連邦破産法第11条の適用申請 2013年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0J801B20131123


 フィスカーと言えば、カルマの出火事故や、リチウムイオン電池を供給していたA123 Systemsの経営危機などもあってカルマの生産中止もあり今年の4月末に全社員の75%に相当する160人を解雇すると報道したことで、日本でも話題になった企業ですが、連邦破産法第11条を申請した上で投資グループに身売りするようですね。
 肝心の車の生産を止めていたのだから、いずれは…とは思っていましたが、投資グループの傘下に入って復活することはできるのか。
 車が好きな方にとっては関心が高い話題でしょうか。

福島首長選、また現職敗れる 二本松市と広野町

2013-11-25 05:23:45 | Weblog
福島首長選、また現職敗れる 二本松市と広野町 2013年11月25日 共同
 任期満了に伴う福島県の広野町長選と二本松市長選が24日投開票され、いずれも新人が現職を破り、初当選を果たした。福島県では、東京電力福島第1原子力発電所の事故からの復興が進まないことに不満が高まっており、今年4月以降、郡山市、いわき市、福島市の主要3都市の市長選で現職が敗れた。この流れがさらに拡大した形だ。
 第1原発から南の20~30キロ圏にあり、旧緊急時避難準備区域の広野町は無所属新人の元町議、遠藤智氏(52)が、3選を目指した無所属現職の山田基星氏(65)を破った。投票率は81.19%。山田氏は選挙事務所で「(復興に向けた)国の動きが全然見えず、町民への説明が遅れた。実績が否定されたわけではないと考えている」と話した。
 広野町の緊急時避難準備区域の指定は2011年9月に解除されたが、町に戻っているのは約5200人のうち、4分の1弱の約1200人にとどまっている。
 福島県の「中通り」に位置する二本松市は、無所属新人の元市議、新野洋氏(62)が、3選を目指した無所属現職の三保恵一氏(64)を破った。投票率は64.72%。三保氏は「市民は今も放射能の恐怖におびえながらの生活を余儀なくされている。そうした大きな潮流の中での選挙だった」と敗戦の弁を述べた。
 広野町長に当選した遠藤氏は「新しい一歩を築くことができた」、二本松市長に当選した新野氏は「除染や復興のスピードが遅い」と語った。

★福島県二本松市市長選挙結果
当 15632票 新野洋
  14930票 三保恵一
★福島県広野町 町長選挙結果
当 2017票 遠藤智  
  1334票 山田基星



 福島県二本松市は、県北部の福島市の南に位置する人口約5.6万人の市で、市長選は現職で3期目を目指す64歳の三保恵一氏に、元市議で自営業の62歳の新野洋氏が挑みましたが、
 「二本松の最大の危機は人口減少。合併後の8年間で1割減った。事業所や観光客数も減っている」と指摘し、「現市政は手を打てないでいる。優秀な副市長らを置いて、職員を機能させる」と述べた新野洋氏が15632票を獲得して
 「震災、原発事故にスピード感を持って対応し、内部被曝調査などを行った」と実績を強調。「復興は道半ば。新しい二本松を作る復興を目指し、保育所や幼稚園の第1子無料化にも取り組む」と訴え14930票を獲得した現職三保恵一氏 を振り切り初当選を決めました。

 う~ん。原発に近い広野町はともかく、二本松市は福島市と郡山市の間に位置するような場所にある地方都市で、なんとか現職が逃げ切るのでは…と予測していたのですが、福島の風評被害とその風評被害に対する地元の方の不満は予想以上に強いようですね。

遺族補償年金、夫は受給できないケースも 要件の男女差は差別か 大阪地裁で25日判決

2013-11-25 05:18:00 | Weblog
遺族補償年金、夫は受給できないケースも 要件の男女差は差別か 大阪地裁で25日判決  2013年11月23日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131123/trl13112320550001-n1.htm

 う~ん。それを言いだすと公的年金の3本の柱(老齢・障害・遺族)である 遺族に対して支給される一番基本的な部分となる国民年金の遺族基礎年金に至っては、死亡した者によって生計を維持されていた「子のある妻」か「子」に限られ「夫」は対象外ですし、もし原告の主張を認めるような判決が出た日には、事業主が支払う労災保険の保険料率に影響するだけでなく、問題が遺族基礎年金の受給要件にも波及しかねないだけに、第一審としては国の意向をおもねて棄却する可能性が高いと思いますが、この判決の行方は気になるところですね、

 父子家庭も児童扶養手当の支給の対象に含まれるようになったのは、平成22年8月1日とごくごく最近のこと(まだ3年ちょっとしか経っていません)し、昨今世間を騒がせた実子と婚外子の法定相続分の相続割合の差別の問題も、所詮国としては『貰うもの(相続税の支払い)さえ貰えば後は好きに分配して貰っても構わないよ』という財源に直接影響しない問題だっただけに融通を利かせた一面もありますが、お国から支給するということは我々の税金から支払われるということ。様々な利害関係者の思惑がぶつかり合いそうです。