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セブン&アイ、西武筑波店と西武八尾店を来年2月末閉店へ ニッセン立て直し

2016-08-02 18:31:14 | Weblog
セブン&アイ、西武筑波店と西武八尾店を来年2月末閉店へ ニッセン立て直し
http://www.sankei.com/economy/news/160802/ecn1608020007-n1.html 2016年08月02日 読売
 

 つくば市は人口23万人、八尾市も人口26.8万人ながら百貨店は西武だけで他の商業施設はショッピングセンターのみ。
 共に大都市の通勤圏とはいえ、今はこの人口規模の都市から百貨店が消えていく寂しい時代になってしまったんですね…。
 旭川の時は(一番最寄りの百貨店のある都市が札幌市になることから)近くで全国百貨店共通商品券が使える店がなく、また富裕層や法人が百貨店経由でお歳暮やお中元が送れなくなったり外商部門が利用できなくなる実害が大きいのに対して、両市はどちらかといえば大都市のベットタウン的存在なことから、ひょっとしたら地元の方の利用もターミナル駅の百貨店を利用するなどして売り上げを奪われていたのかもしれませんが、マチの顔となる中核テナントが抜けるとそのマチの魅力そのものが低下しかねませんし、突然閉店を告げられた自治体や地域住民にとっては戸惑うことになりそう。
 米投資ファンドのサード・ポイントの圧力が相当強かったのだろうな…と思いますが、経済合理性が強く追及される時代とはいえ、地方の顔が消滅していくことは非常に残念でなりません。