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(21日の選挙)門真市長選/門真市議補選 市長選、園部氏が再選 市議補選は五味氏 /大阪

2009-06-26 16:08:59 | Weblog
門真市長選/門真市議補選 市長選、園部氏が再選 市議補選は五味氏 /大阪 2009年6月22日 毎日
◇「行革をさらに進める」
 任期満了に伴う門真市長選と市議補選(改選数1)は21日、投開票された。市長選は、現職の園部一成氏(71)=自民、民主、公明推薦=が、門真民主商工会副会長の佐々木由人氏(59)を破り、再選を果たした。投票率は33・40%(前回40・02%)。3人が立候補した市議補選は、元市議の五味聖二氏(40)が返り咲きを果たした。投票率は33・38%だった。
 市長選は、07年度末で約58億円に上る国民健康保険事業の累積赤字や法人市民税の減収などで危機的状況の市財政の立て直しや、街の活性化が主な争点だった。
 園部氏は行財政改革推進による赤字体質の脱却を掲げ、1期目に策定した156項目の改革策の成果などを訴えた。さらに、改革で生み出した財源は街づくりや教育環境整備に積極投資すると主張。市議会の約3分の2を占める自民、民主、公明の推薦を受け、府内の国会議員や地元府議らの支援も得て、組織票を手堅くまとめた。
 門真市新橋町の園部氏の事務所では、当選確実の一報が伝わると、支持者らの大きな歓声と拍手に包まれた。園部氏は「行財政改革をさらに進め、持続可能な市政の実現を目指したい」と語った。
 一方、佐々木氏は共産党市委員会などでつくる市民団体「市民こそ主人公の住みよい門真市政をつくる会」が擁立。「市民目線での市政の実現」を強調して支持を訴えたが、及ばなかった。
 当日有権者数は10万3572人(男5万1073人、女5万2499人)。

◆開票結果
◇門真市=選管最終発表
当 23942 園部一成  71 無現
   9922 佐々木由人 59 無新

◆開票結果
◇門真市(改選数1-3)=選管最終発表
当 16150 五味聖二  40 無元
  11678 石谷真一郎 59 無新
   3423 吉中三雄  55 無新



 大阪府門真市は、府の北中部に位置する人口12.8万人の市ですが、市長選は4年前の2005年に6選を目指していた当時の市長を破って初当選した現職の園部一成氏に新人の佐々木由人氏が挑戦する形となったのですが、『都市整備の遅れや国民健康保険等の財政危機に直面する中「出血を止めなければ」と行財政改革を進め、一生懸命手当てをしてきた』と1期目での成果を強調した現職の園部氏が自民・民主・公明の相乗り効果もあり、23242票を獲得し、『「市民の暮らしを守り国にモノが言える市政に転換します」と力を込めると共に、市役所庁舎の建て替え構想に触れ「10階建ての市役所にするのは後回しにし、市民の生活を守る施策に予算を割くべきだ」と述べ、国保料・介護保険料の値下げや、就学前の子どもの医療費を無料化する』と主張した自営業で9922票を獲得した佐々木由人氏に圧勝し再選を決めました。
 市民は、5期20年務めた元市長の東潤氏を破った園部氏にもう4年任せてみようと判断したようですが、果たして園部氏は次の4年間でどのような実績を残すのでしょうか…。
 2005年には隣接する守口市と合併することが協議されたものの、合併を問う住民投票で相手方の守口市からNOを突きつけられ(反対票が87%!)、町の中心的存在のパナソニックグループやその下請け企業も業績が振るわない中 税収の確保にも支障を来たし、中々厳しい財政状況かと思いますが、それだけに園部氏の市政運営が注目されることになりそうです。


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