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宮城登米市長選 熊谷盛広氏が現職の布施孝尚氏を146票差で破り初当選

2017-04-24 20:14:19 | Weblog
宮城 <登米市長選>146票差 熊谷氏 初当選 2017年4月24日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11019.html
 任期満了に伴う宮城県登米市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、ともに無所属で、新人の元県議熊谷盛広氏(66)が現職の布施孝尚氏(55)=民進推薦=を146票差で破り、初当選を果たした。
 熊谷氏は新庁舎建設の白紙撤回や市民病院の信頼回復、総合支所の権限強化などを掲げ、現市政に批判的な層に浸透した。庁舎建設を巡っては「建てるか、建てないかどちらかを選択する選挙」と争点を明確化し、支持を広げた。
 布施氏は総合診療医育成の体制整備による医療の充実などを訴えたが、変化を期待する市民の声は予想を上回り、4選を阻まれた。
 当日の有権者は6万8870人。投票率は66.18%で、前回(2013年)を3.43ポイント下回った。

★宮城県登米市 市長選挙結果長
当 22567票 熊谷盛広 無新
  22421票 布施孝尚 無現

 宮城県登米市は、2005年4月に登米郡8町(迫町・登米町・南方町・東和町・中田町・豊里町・米山町・石越町)と津山町が合併して発足した岩手県境に位置する人口約8.1万人の市で、
 市長選は初代市長として3期12年現職を務めて4期目を目指す53歳の布施孝尚氏に元県議で66歳の熊谷盛広氏が挑みましたが、

 9町合併により登米市が誕生した2005年、市長選では現職の布施氏を応援したものの「各地域に気を配った施策を打ってほしかったが、停滞感は増すばかり。市政の方針を転換しないと衰退していく」との思いで出馬を決意した。 「高齢者が安心して暮らし、支える若い人が定住できる地域づくり」を追い求める。合併まで旧津山町長。「住民と親しく接し、きめ細かな行政を」の信条は当時のまま。「今、周辺部も中心商店街も光が当たっていない。手当てをすべき部分に目を向けたい」。各総合支所への権限と財源の移譲の必要性を主張する。訴えの柱に掲げるのは、市役所新庁舎建設の白紙撤回。財政面の懸念が理由だ。「子や孫に負担をかけないような財政運営が必要だ。無駄は省く」と語った熊谷盛広氏が22567票を獲得して

 「取り組んできたことがようやく実を結びつつある。だから、過去の選挙の中で勝ちたいという思いが最も強い」。懸案の一つは登米市立病院の医師確保。「このままでは市の医療は崩壊する」との危機感で奔走し本年度、前東北大医学部長の大内憲明氏を病院事業管理者に迎えた。東北医科薬科大との総合診療医育成の道筋もつけた。「きちんと患者を受け入れる体制が整う。医療充実に向け再構築を図るスタートを切る」。市役所新庁舎建設も公約の一つ。「現在分散する本庁機能を一つにまとめ、行政サービス向上を図る」と語り22421票を獲得した現職の布施孝尚氏を146票の僅差で破り初当選を極めました。

 布施孝尚氏と言えば歯科医出身という行政の首長としてはやや異例な経歴で今回も当選を決めるかがある意味注目を集めていたと思いますが、市民の不満が強まったのか僅差の末落選。
 新市長に就任する熊谷盛広氏がどのような行政の舵取りを行うのか注目を集めることになりそうです。


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