日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

染井為人著「海神」

2024-04-01 | 読書
能登の地震が続いている中で読んだ一冊
「海神」染井為人著 光文社文庫刊

東日本大震災日から始まり、2021年3月15日に至るまで
被災した東北の島に起こる様々なこと
島ゆえに支援が届かない中、
本土で活躍しているボランティアを連れてきて
冬眠だけでは手が回らない支援を手際よく捌く男
島に連れてきて大助かりのはずだった、、

次第に横暴になり、傍若無尽に振る舞い出す。
それとも知らずに、一生懸命に務める人気者の女性
次第に住民の間に不信感が漂い
新聞記者が真相解明に動き出す。

本の帯には
 「災害は金になる」
災害支援金を私毎に使い、贅沢な暮らしをして、お金を溜め込む

あってはならない事が起こり、人殺しまで始まる。

弱っている人につけ込むのはもってのほかだし
つけ込む人がいるのも珍しいことでは無いかもしれないが
被災地の噂はいくつも聞いた。

能登の震災後に読んでしまって、より悲惨さにつまされた。


   咲き出したトキワマンサク

いつどこで起きてもおかしく無い日本の地震
家具の転倒の危険はない我が家
でもその時になったらどうなることやら、、

コメント
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