日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

星岡・後段付「跡見の茶事」

2009-03-31 | 趣味・遊び
日曜日、星岡の茶事に行った。
友人達と平成4年から始めたお茶事が33回にもなっている。
今回は、ご亭主お勧めの後段付「跡見の茶事」
昨年3月に著名な方をお招きしたお茶事の評判が良く
同じ季節に同じ道具の取り合わせ、同じ懐石、同じ花(多分)
その時と同じしつらいで思い出を語りながら進むはず・・

待合いには漢字ばかりの掛け軸、読める文字はほんの少しだけ。



初炭で始まる席は、玄々斎好みの「円融台」(初めて見た)に吊り釜
軸は「一休禅師の“無”」待合いの軸は添え状との事。



懐石は向付とご飯に汁
お椀は白魚寄せにこごみとピンクの桜麩
豪快な鯛の筏上げに香の物が出て前段の懐石はおわり
春のお菓子をいただいた。



中立ちの後の床には名品の(忘れた)竹の花入れに椿と磯がくれ(初めて)の楚々とした花
緊張の後のお濃い茶は、甘さと香りが程よくマッチ
干菓子とお薄を頂くと再度「席改め」で待合いへ



後段の懐石の席では思わず驚きの声
吊り釜と大棚は外され
透き木の大釜と四方棚(?)



幅広の軸には本編(?)の方の書状が掛けられ
背の高い花入れには牡丹の花
床脇には赤・白・紫の椿
華やかさがあふれていた。

後段のお料理は向付とお吸い物
預け鉢は星岡の得意料理の「鶏万頭」
さらに、強肴3品に八寸、おしまいかと思うと蟹蒸し寿司
眼福に加えてお腹いっぱいのお茶事になりました。

・・が、初めて聞く事・始めて見る道具類、著名な方のお話までは聞かず仕舞でした。

「星岡」
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素敵なプレゼント

2009-03-30 | その他
先日、素敵な頂き物があった。

知人の福島さんからのプレゼント
昨年大病をされて初めての遠出だったバレエレッスン
無事に帰宅された事を喜んで、私に感謝して送って下さった。
私はただの例会幹事だったのだけれども
これは「役得!」喜んで頂戴をした。



中央は絵はがき、小鳥のデザインの手袋
紫は大振りのハンカチ
お店の名前の「Mani Mani]の文字や
手袋のデザイン画が描かれた素敵なもの

福島さんは手作り手袋のショップを鎌倉駅前に開いている。



私も以前作って頂いた。
木の葉のデザインを希望したら素晴らしい仕上がり
ガサツな生活のはもったいなさすぎ
ここ数年大事に仕舞っていたが久々に見るとまた使いたくなった。

次の冬には大事に使おう。
福島さんありがとう!!
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映画「チェンジリング 」

2009-03-28 | 趣味・遊び
方南町と新宿の中間地点に打合せに行った。
その後、新宿で映画「チェンジリング」を見る事にする。
アカデミー主演女優賞を受賞しながら上映館は少なくなっている。
新宿では歌舞伎町の東急ミラノ座1館だけ
しかも、午前の部と午後1時半からの2回だけ。
平日の白昼堂々(?)と映画を見るのは気が引けるが
土曜の午後なら誰も文句はないはず・・



人気が無いのか絵看板はなし
画面の大きさを心配したが普通サイズでホッ・・
通路の角の人の気配の少ない場所に腰を下ろしたが、
予告編が終わっていざ本編で、前の席に人が座る。
丁度字幕の辺りに頭
頭が右によると私は左へ、左によると右へ・・
しびれを切らして席替えを考え出した頃頭は出てゆきホッ

アクション女優だったはずのアンジェリーナ・ジョリーが押さえた演技で進行する。

行方不明になった息子を探すシングルマザー
警察力で事実をねじ曲げようとする所長
シングルマザーを助ける牧師達
市民に大きなムーブメントが起こり警察のチェンジがなる。
結局誘拐した犯人は捕まるものの息子の生死は不明で
犯人の処刑に立ち合う関係者達大勢(1920~30年代の映画)
予告編でサンザン怖い思いをしたので「この場面は見たくない」の
思いを置去りにして、無理やり首に縄をかける

「死刑は刑罰でなく殺人」

監督のクリントイーストウッドは
この事を一番言いたかったのではないだろうか?
そんな思いとは別に淡々と死刑場面は進み、終る。
最後のアンジェリーナ・ジョリーの「ホープ」の一言で終了。

起こっている事が事実でなく、訴えても訴えても聞いてもらえないもどかしさ
今では考えられない・と思いつつ
何処かで起こりうる事という気もする。
チェンジリング - goo 映画



2時間半の長い映画ながら、外はまだ明るい4時
午後の映画も良いものだ。
昨年閉まったコマ劇場は外は変わりなし
中では解体が進んでいるのだろうか?
そもそも華やかな劇場をこんな真っ黒にした事自体が間違い
変りようを始めてみた時に感じた
「アンダーグラウンドシアター」みたい
と思ったのを思い出した。
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道草の収穫

2009-03-27 | 趣味・遊び
午前中の仕事が予定より1時間早く終わった。

急いで帰り次の仕事にとりかからるはずが、
つい、途中の中野坂上の本屋さんで道草
3月13日にコメントをいただいた(のんた@天童市)さんお勧めの「ジウ」と
性懲りもなく堂場瞬一の「天国の罠」
以前読んだ「慟哭」の作者貫井徳郎の「天使の屍」
今話題の絵本「つみきのいえ」を買う。
まだ読み始めたばかりの垣根涼介「ゆりかごで眠れ」が2冊あるというのに・・
5月の連休までのストックになるか?



方南町ではバラエティッショップの店頭にあった
無農薬夏みかん、5個200円を買い、
そうそう・・明日のパンが心細い
家を通り過ぎて小さなパン屋さんでカンパーニュと食パンを買う。

ついでにちょっと足を伸ばして
善福寺川の桜を見に寄ると





先週咲き出した桜は、この寒さで足踏み状態の一分咲き
来週がお花見の見ごろになりそうだ。



近所の家の桃の木
桃色にまじって白色、赤色、3色混じりで満開
よとりの1時間、道草で思わぬ収穫があった。
おかげで、読書にジャム作りに仕事以外も忙しくなりそうだ。
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お節介・注意が肝要

2009-03-26 | 仕事・建物
今日は寒かった。

早お昼を取り、業者さんの事務所へ
請負契約の立ち会いをして、そのまま現場へ直行。
近隣挨拶や打合せをする内にシンシンと冷えてきた。
速足で不動産屋さんに向かうが、気が焦るのは私だけ。
建て主さんを置いてきぼりにしそうになり反省・・
貸し事務所の斡旋の下打つ合わせが終わる頃には
次の場所に向かう時間がきてしまった。



近隣挨拶や不動産の斡旋依頼は私の仕事の範疇外だが
心細そうな建て主さんをほっておけず、ついお節介をしてしまう。
今回は頼りにして喜んでもらえたのでまずはよかったが
「お節介者め!」とおもわれないよう注意が肝心。

15分遅刻で次の会議が無事終わると
ふら~~、バス停でメマイ寸前
空腹・寒さ・・こちらも注意が肝心。

せめて暖かそうなタンポポの写真で本日は失礼します。
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ビターな夏みかんジャム

2009-03-25 | 生活
J-kankyoさんのブログに載っていた夏みかん
思わず「頂戴」と書きこんだところ2個いただいてしまった。
お店で売っている小奇麗な夏みかんと違い
ただならぬ景色(?)に見えた。



さわると、中身がぎっしり詰まっていそう。
やはり商目的(?)で育ったのと個性の違いが際立つ(意味不明か?)
恐れ多くて1週間鎮まるのを待つ。

少し柔らかくなったところでリンゴ(玉林)2個と一緒にジャムにする・・つもりが、
子供がやってきてリンゴを1個食べられてしまった。
個性的な夏みかん2個:柔らかいリンゴ1個
リンゴの迫力負けか?・・と思いつつ夏みかんの皮をむくと
実がプチプチ・・いい香り
食べると・・さわやかな「これぞ夏みかん」口にいっぱい広がった。
・・まてまて・・食べてしまってはジャムにはならない。

気を取り直して、
皮を刻み、種も刻み、実を取り出し
ガラスのお鍋で煮る事1時間で完成
お砂糖控えめ、水気たっぷり
パンに塗らずにヨーグルトに混ぜて食べる。
試食はかなりビター
やはりリンゴが少なかった!



1週間寝かせて
蜂蜜と合わせてヨーグルトにトッピング
朝の目覚めにはぴったりの大人の味。
j-kankyoさんありがとう!

昨年からジャムを作っている。
この所の人気は柑橘系+リンゴ
柔らかい中にぴりっとした苦味に病みつき。
金柑・柚子・夏みかんそれぞれ少しづつ違って美味しい。
夏みかんの栽培ものは「農薬」の心配があり避けたい
よその庭になっている夏みかんを物欲しげに眺めていたが
おかげで、美味しいジャムが出来ました。
感謝・感謝・・
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新宿駅西口・都庁周辺

2009-03-24 | 仕事・建物
久々に新宿へ行った。
新宿福都心線が出来て新宿の乗り換えが無くなったためか
新宿にでる事が少なくなった。
今日は都庁の近くの東京建築士事務所協会へ「業務報告書」の届け出だ
昨年度から建築事務所の管理者に義務化がされ、
講習会で「罰則がありますよ」と念押しをされた。

西新宿から歩き出すと「ひろ~~い」
ごみごみした新宿でにありながらこの広がりは
小田急ハイアット前の交差点を渡ったあたり。



都庁周辺はオリンピック誘致の旗が翻るが、都民は知らんぷり。
巨匠の設計した都庁は築19年、支障を来しているようだ。
780億とも1000億とも言われるメンテナンス費用
壁を眺めるとこれでもか・・と貼り付いている石は黄ばみ汚れがスジを付けている。
庶民は「オリンピックどころではないだろう」と心配している。



書類の届け出がおわり
都庁周辺の静けさから、雑然・喧騒の西口周辺
ヨドバシカメラでUSBメモリーの「永久保証」「高速転送」4GBなどを買い
新宿駅にはいると
巨匠の子息が設計した「コクーンタワー」がそびえ立つ。



今日のWBCの優勝の熱さに反比例するこの寒さ
都庁の桜は二つ三つ咲き出したばかりだった。
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カタクリの花と花粉症

2009-03-23 | 自然・風景
お彼岸の中日にお墓参りに行った。
あきる野市の駅から10分、畑や小高い山の中腹にある。

お天気は上々、昼食後丁度良い頃合いなのか
いつになく賑やかな墓地だった。
お隣さんやお向こうさんも家族そろって
お掃除や水やりに励んでいる。

土手にはパンジーならぬ菫が可憐な花をつけ



タンポポが黄色く輝き春を謳歌している。

「カタクリを見に行こうか?」「カタクリはまだ早いよ」
小高い丘の裏手を歩くと
斜面が削られ、谷を埋める工事の真っ最中
近くの田んぼで姪とオタマジャクシを取り
甥と丘の上を冒険したソコココ
山や谷をには植物だけでなく昆虫や狸も生息しているはず
人さまの都合だけで平らにして良いわけはない
大声で言いあっても山にこだまして誰にも届かないが・・

山の木は真茶色に染めて葉先をたらしている
「クション・クション・・ハックッション!!」
都会ではおつきあい程度の花粉症がここでは重症
マスクを付けると嘘のようにクシャミは治まった。

杉林の小道を進み、道なき道を下ると
「アッタ・咲いている・ここにも・・」
急斜面をずり落ちそうになりながら、片手でシャッターを押したものの
今一つきれいには写せなかった。



勢いに乗りもう一つの群落を目指す。
今度は昨年から花粉症になった姉がクシャミの連発
こちらも携帯マスクで事無きを得た。

民家の庭先に失礼して(お留守でした)土手を見ると
ポツポツ咲いているが、満開にはもう少しかかりそうだ。
野花を大切にする家主さんは
周りを切り開き、群落に勢いをつけたいようだが
半日陰が好きなカタクリの機嫌を損なわないように祈るばかり。



土手には小さな雪の下の葉がぎっしり
こんな小さな葉っぱにはどんなに可愛い花が咲くのだろうか??
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染井吉野開花&α

2009-03-21 | 自然・風景
昼食後、工事中の善福寺川を迂回して近くの桜の名所へ行った。
紅葉橋西岸の川を覆う桜はまだほとんどが蕾
チラホラと開いている桜を見ッケ!
まだ、数えられるくらいしか開いていない。



先の済美公園の一番桜を目指すと、一部咲き程度か
工事中の仮囲いが高く覆って、今年のお花見には適さなくなっている。



帰りがけに済美教育センターの中を通ると
コヒカンザクラ(小彼岸桜)は満開



来週末くらいが見ごろかも知れない。
私と同じ様子見の人達が目に付く。

今週は水曜日からPDF書き込みソフトの不具合で
(何故かツールバーが消滅した)
試行錯誤の数日だった。
この間、違うソフトで一からやり直そうか?
Mac版は無いのか?(あった“skim”)
ヨドバシに買いに走ろうか?
スッタモンダしてストレスと使わない無料ソフトの山(?)

先ほどようやく、初期設定の場所が見つかって来週からはどうにか進めそう。
桜の開花と合わせて目出度い春の嵐が通り過ぎた。
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高齢者にIHは間違い

2009-03-19 | 仕事・建物
郵便受けに東京ガスのリーフレットが入っていた。
「快適ガスライフの基礎知識」
―安心してガスをお使いいいただくためにー
安全にガス器具を使うための注意点検事項がまとめてある。
楽しそうなイラストで分かりやすく書いてあるが
×××・・ばかりが目に付く。



煙突の不具合、火災になりやすそうな注意がバッテンになっているが



これからIHを入れようかと迷っている人には
「こんな×だらけなガスならやはり・・」って事にならないか??

火災の危険性はIHにも共通事項が多い
“天ぷら中の電話”“電気ストーブに干し物”
“電気ストーブの焼けど”“衣類乾燥機の詰め込みすぎ”など・・

電気よりガスの方が好きな設計者は多い
私もガス愛好家(?)だが
新築の人のほとんどが「IHで」か「IHはどうでしょう」と言われる。

このリーフレットを見るとガスに二の足を踏まないか心配だ。
しかし、危険を承知の上で安全対策を考えられるのが人の知恵
炎症の炎で危険を感じ、暖かみを感じる。
同じもので正反対の事を認識できる事こそ人の感性

先日見学に行った老人介護施設「たがらの家」でも
キッチンはガスコンロを使っていた。
「IHは熱そうに見えなくても火傷の危険がある」
「認知症の高齢者にとっては炎の見えるガスの方が安全」と言っていた。
「高齢者には安全な電気」は間違い!
私の思いと同じだった事が嬉しかったっけ。

それでも、上昇気流が少なく「汚れが飛散しない」のはいいね。
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役立たずの雪吊り

2009-03-18 | 自然・風景
午後、青梅街道の北の馬橋まで行き
帰りは運動不足解消の歩きで帰り着いた。

今日はまさに春爛漫
風が吹いても寒い事もない散歩日和
遊歩道ではピンクの蕾が可愛いユキヤナギが咲き出した。



暖かさに誘われてあちこちで「クシャン!!」
通りかかりの家の中からもクシャン・クシャン!
私もお返しにクシャン!
スギ花粉が全盛のようだ。



妙法寺を通りかかると
雪吊りが高く空を着く
大事な松を守っているが、あいにく今年の雪は不発
役に立たなかったようだが、景観に一役かっている。
近じか取り外しにかかる事だろう。

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笑えるギョウザ

2009-03-17 | 趣味・遊び
土曜の夜、姪と子供たちが泊まりにきた。
お姉さんとママは先輩達の送別会に出かけ
小学3年生とギョウザを作る事になった。

以前、皮から作って美味しかったのと面白かったので再挑戦となった。
小麦粉とかたくり粉を混ぜて冷蔵庫で休ませ
その間パソコンゲームで遊ぶ
二人がかりで脱出ゲームを攻略出来てこちらも満足

大きな皮がいいと、大きなお茶わんで形をとり
中身を詰めると・・



特大のギョウザに本人は満足

焼く段になると、特大5個でフライパンは一杯になった。
上から押さえ込むと、とてもギョウザとは思えない出来栄え
ギョウザというより「お焼き」



それでも小学生は「ぼくの作ったギョウザ」と嬉しそう。
ナイフで切って口へ
「ナイフとフォークで食べるのは僕だけだよ」
「新記録の大きさだね」2個でお腹一杯

笑っちゃいたくなるギョウザでも、
本人が満足ならそれでよしっ!!
「ごちそうさまでした」
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明治神宮「薫風茶会」

2009-03-16 | 趣味・遊び
昨日は好天気のもと明治神宮のお茶会に出かけた。
友達の母上が主宰する「薫風茶会」
毎年3月の今ごろに開かれるが、気候の変わり目かお天気が不安定。
晴れていたかと思うと嵐になり、雪まで降った日があったが
今年は土曜日の嵐で気が済んだか、雨具の心配のない陽気になった。

昨年開通した新都心線で明治神宮前で下車
原宿駅方面には千代田線のホームを経由して延々と歩く事になる。
東京メトロだけで行けて交通費は安くなったが
時間短縮とはならないようだ。

「ミシュランで三つ星を受けたため人出が多くなった」
友人の言葉通り外人さんが多く目に付く。
静かだった隔雲亭(茶室)の廻りもカメラを持った人が行き来するようになった。

着くとすぐに「お濃い茶席にどうぞ」と言われ
身支度もソコソコに席入り
「お正客に・・」声を掛けられるが
「とんでもございません」
「では、不調法ですが」と、手慣れた方がお正客になり私は末客をつとめる。
お軸は「竿先進歩」(さおさきあゆみをすすむ)
トップにいても留まる事なく先に進む、(精進を重ねましょう)との事。
シンプルな四方棚に新進作家の水差しが映える。



次はすぐに「お薄席へ」と案内され、高校生のお手前の立礼席へ入る。
毎年おなじみの赤い野点傘が見当たらない
「傘は持ってきたのですが、下の台を忘れて来まして・・」
華やかさは少ないもののシンプルでこれはこれで味わいがある。
お点前の高校生が一生懸命にお茶を立てて、終わりの挨拶でホッとした笑顔が素敵でした。

待つ間も無く二席を廻り、待合いで点心のお弁当をいただく。
ご一緒した友人の父上は91才、いまだ茶席のカメラマンを務めている。
「デジカメは使う気にならん!」とおっしゃる。



ガラス戸の外は春がすみがかかったようにウラウラとしている。
縁先の日だまりに座るとついウトウトしたくなる
「薫風」そのものの一日でした。
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桜が咲いた

2009-03-14 | 自然・風景
公園の桜が咲いた。



昨夜の嵐でベランダの鉢が割れ、植木は倒れてグチャグチャ
早咲きの桜が心配で見に行った。



無事だった!
咲き出したばかりで嵐に耐えたようだ。
早咲きの桜は白っぽくて奇麗とは言えないが
サクランボが沢山成る。

サクラの木のすぐ近くでは梅も満開だ。



梅と桜はよく似ているが、梅の方がおっとりしている感じがする。
なんとなく・・
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介護施設「たがらの家」の見学会

2009-03-13 | 仕事・建物
今日の午後は練馬区の光ケ丘へ行った。
杉並区の福祉住環境コーディネーターの人達でつくる
NPO法人「ふくじゅうネット」
(福祉住環境整備ネットワークin杉並:長い!)で
“小規模多機能型居宅介護”施設「たがらの家」の見学会だ。



小規模多機能・・とは地域密着型の介護保険の希望の星
1つの施設で「通い:デイサービス」「泊まり:ショートステイ」「訪問:ヘルパー派遣」を行ない
顔見知りの人達から色々な介護が受けられる。
同じ人が世話をするのは、
認知症の人が混乱する事なく過ごせる1つの重要なポイント
まだまだ小規模多機能型施設は少なく
都内では多い方の練馬区で5施設
杉並区ではたった、1施設しかない。

「たがらの家」運営の青木氏は入念な調査準備の上昨年7月にオープンし
地域にアピールし続けて、早くも軌道に乗せたようだ。



建物は畳屋を営んでいた親の土地に黄色い外壁の家を新築
1階を「たがらの家」にしている。
屋外から屋内まで段差の無いバリアフリーのために
道路から室内へゆるいスロープとし、
研究し尽くした建材の選択や設備機器の選択をし作り上げた。
しかし、「考え過ぎてオーバースペックになってしまった」 と言われる。
安全策をとった部分がオーバースペックだそうだ。
宿泊施設の個室は折戸やアコーディオンカーテンで仕切り
日中は広く見渡せる利用者の居室となり
夜間は寝具を置いて個室とするなど
予備の空き部屋を作る事無く、使い回しで充分対応できるとの事。

地域密着の手法の1つとして「カレーの日」を設け
通りがかりの人や近所の人に無料でカレーライスを振る舞う。
お鍋持参で家族の分まで持って行く人も居るそうだ。

働く人も、利用する人も自転車で15分までの範囲の近場
日曜祭日無しの年中無休24時間開設で、
休日で気分一新の私には信じられない営業体制(スタッフは休日あり)
予定の入らない数時間を「休み」と考えている・・と青木氏。

6人で話を聞いている時に隣の部屋の大テーブルでは
賑やかに楽しそうな話し声が聞こえ、そのうち合唱になっていた。

何かと話題に上る老人介護施設
家族の負担を少なくし、高齢者が生き生きと過ごせ、
一人暮らしの人も通える地域の介護施設
この先そこいら中に広がると老後も安心して過ごせそうだ。
それには介護関連の費用を出し惜しみししない保険制度が望まれる。
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