日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

思わぬ「子どものくらしの危険」

2009-09-30 | 生活
あんさんぶる杉並でラックのチラシを貰って帰った。
独立行政法人 国民生活センターの「くらしの危険」シリーズだが
全国の消費者センターや協力病院からのデーターをもとに作られている。

バリアフリー住宅の設計上高齢者の家庭内事故には関心があって調べていたが
今日の資料は子供の事故を中心に貰ってきた。



「口鼻耳目の異物の事故」(左)
子供が小さい頃はなんでも口に入れてしまうが
ケース1では吸盤がついたボールを飲込み胃の入口に蓋をしてしまった事故
無事取り除いたようだが、CT検査をしてようやく発見できた。
どうやって取り除いたのだろうか?

「ボタン電池を鼻の孔に入れた事故」
3才の弟の異臭に気づいた姉さんのお手柄だが
電流が流れて、鼻の中の組織が壊死して異臭がした。
考えるだけで空恐ろしい。

「目に瞬間接着剤を入れた事故」
一人で遊んでいて目を触りマブタがくっついてしまった。
まつげごと取り除いて大事に至らなかったが
もっと奥まで入っていたら大変な事になっていた。

こんな危険な状況は0~1才までが多く4才くらいまでは目が離せないようだ。

下のチラシには「浴槽用の浮輪でおぼれる事故」
なに・お風呂で浮輪?
今どきの子育てを知らない者にとっては「浴槽の浮輪」で遊んでいるのか?と思うが
ママにとっては大事な子育てグッズの1つらしい。
親子で入浴中はママの洗髪もままならない
他の子供の世話をしている時に大活躍
赤ちゃんが一人で浮いていられるが、動いてバランスを崩すと一人では元に戻れない。
救急搬送で事無きを得られたらいいいが、植物状態や、亡くなった事もあるようだ。

便利グッズがとんだ危険をはらんでいる事があるし、
危険とは知りつつ、ついうっかりもありえる。
パパの協力や祖父母の居ない家庭の悲鳴が聞こえてくる事故例だ。

この不景気を契機に子育て中のパパ達の早いお帰りの習慣が根付けて貰いたいし、
子育て支援の施策の1つに入れてもらいたいものだ。

「くらしの危険」はこちらで見られます。
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野鳥の夜鳥の探索

2009-09-29 | 自然・風景
日曜日の夕方になるといつも葛藤する。
読みかけの本を読み進めるか?
運動不足解消にウォーキングにでるか?
今週は自制心を取り戻し、薄暗くなって腰を上げた。

持ち物は小銭・携帯電話・カメラ・双眼鏡
小さなポーチにギチギチに入れる。
しかし、外は薄暗い、双眼鏡は役に立ちそうもないのでパス。

順調に突き進み「途中で折り返そう」出がけの弱気は影を潜めて
いつもの和田堀池一周まで頑張る事にした。
カメラマン不在・野鳥の姿なし・野良猫は愛猫家に可愛がられている。
・・と、薄暗い中に水鳥の行列、カルガモだけと違う気がする。



目を凝らしても薄やみでは判別しにくい。
カメラのフラッシュでも鳥達は飛び立たないが、遠すぎて光が届かない
撮影モードではうす暗い画面。
高感度モードに切り替えてようやく鳥の姿が判明した。
(高感度は人目より感度がいい)



カルガモの間に羽根が違う三羽のゴイサギ、
目を凝らすと、首がドンドン伸びてきて
パック!
暗い中でも魚をナイスキャッチ!



捕食の写真は無理としても、杭にカメラを載せて高感度+タイマーでどうにか撮れた。
ネットで調べるとゴイサギは夜行性だそうだ。
鳥は「鳥目」は一概に言えない言葉だった。

次回は双眼鏡を持って、野鳥の夜鳥を探索しよう。
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やはり電気だけでは困りそう

2009-09-28 | 生活
今日は朝からあせっていた。
昨日、エントランスホールの掲示板に「29日停電」のお知らせが貼ってあった。
「9時~12時・13時~16時まで 工事を行います。パソコンなどに注意!」

これは大変!!

朝一番に架かって来る電話で予定を決める事になっていた。
(先方の連絡先は聞いてない)



停電では固定電話は使えない(携帯電話でこちらからは架けられる)
部屋の照明はつかない(部屋が暗いと書類も書けない)
パソコンも無理(かろうじてノートパソコン1台はどうにかなる)
お昼のご飯が炊けない(停電前に炊いちゃおう)

仕事にはならないので、現場にでてしまおうか?
そこで、もう一度停電時間の確認に1階へ駆け下り、
掲示板を確認すると「停電住戸」が列記されていて私の部屋番号がない。
念の為管理人さんに確認すると「お宅は大丈夫です」

・・というわけで、ご飯だけ早くに炊き上がり、いつもと同じ月曜日になった。

設計でオール電化の希望が出されるが、やはり電気だけでは困りそう。
今回は1/4くらいのお宅の電気工事で3時間程度の停電だったが
洗濯・掃除・電話・テレビ・等使えなくて不自由した事だろう。
調理がガスならお茶は飲めるし、お料理も暗い中でも出来るが(お風呂は沸かせない)
電磁調理器だとお茶1杯飲めない羽目になる。

滅多に長時間の停電なんてなくなったが
それだけで安心は出来ない。
待ったなしのお年寄りや赤ちゃんがいる家庭はさぞかし往生する事だろう。

便利だ・安心だ・部屋が汚れないなど利点ばかりを考えるだけでなく
停電の危険性も視野に入れなければならない。

しかし、固定電話が受けられなくなるのはどうにかしてもらいたいが・・

早とちりの独り相撲であせった朝でした。

写真は照明器具のような「エンジェルトランペット」
香りもgood
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ルポ 貧困大国アメリカ

2009-09-26 | 読書
友人が「読んでみて」貸してくれた1冊
岩波新書 2008年1月発行 堤未果著「ルポ 貧困大国アメリカ」

人から本を借りるのは好きではないし、
ミステリー愛好者には畑違いのルポ物
だが、以前新聞の書評か広告を見た記憶がある。



早速帰りの電車で読み始めた。
プロローグは世界不況の始まりのサブプライムローンで家を失った家族のルポ
英語を話せないヒスパニック系で、2年前に自己破産をしてしまった一家
金融機関からやって来た「弱者の味方」と言う男の口車に乗せられ
住宅ローンを組み、マイホームを手に入れたものの
3年で破綻し、以前の貧困ラインぎりぎりから最低限の生活すら出来なくなってしまった。
日本では考えられない住宅ローンの仕組みだ。

アメリカでは貧困層ほど肥満傾向にある現状
栄養バランスを考えて食事をするゆとりがなく
貧困家庭に与えられるフードスタンプで必要なエネルギーと空腹を満たすことだけを考え
安価なハンバーガー・ピザ・ポテトチップスなどジャンクフードを食べるしかないから太る。

貧困家庭の子供が通う高校に魅力的な条件を提示する軍隊への勧誘
意識ある若者が最後の希望を込めて入隊をしても
イランやアフガンに送られ命を落とすか身体か精神に異常をもたらす出口。
徴兵制度がなくとも、貧困の若者で兵士は不足する事はないと言う。
小さな内閣をうたい、兵士まで民間に任せて
保証の責任をとらずに済ませる国の仕組み。
この民間派兵やフードスタンプに関わり、利益を上げる超有名企業と経営者達。

日本でも一億総中流は昔話になり、富裕層と貧困層がハッキリ別れ、
最貧のセーフティーネットが崩れていると言われている。
それでも生活保護世帯をターゲットに利益を上げる人達は
忌み嫌われた「悪者」の認識があるが、それさえ崩れてしまったアメリカ
オバマ大統領が掲げる「健康保険精度」が総スカンを食っている原因は
同じ線上にあるのかも知れない。

中間層が1~2回の病で破産し、貧困層に転落する事があるというのに
健康保険の反対論が富裕層から上がっているらしい。

アメリカで起こっている事は日本の10年後の現象と言われる事を思い
背に冷や汗を流しながら読み終えた怖~~い、1冊ではある。
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22日三浦海岸~剱ヶ崎

2009-09-25 | 趣味・遊び
昨日のつづき
計画では1日目は城ケ島で遊び、2日目は油壷で水族館を見る予定だった。
が、磯遊びが大のお気に入りになり「水族館はイヤ!」子供達に言われてしまった。



朝起きると太陽は見えないものの、海面の景色は刻々と変り、見ていて飽きない。



バイキングの盛大な朝食をとり、三浦海岸に散歩にでると
砂浜で釣りをしていたり、犬の散歩に、シュノーケリング・ウインドサーフィン
東京湾の一番狭い場所で対岸の房総半島が間近かに見える。



城ケ島のような岩場を探し海岸沿いを走ると
彼方に灯台が見え、剱ヶ崎灯台の標識
畑の中の小道を進み、ドンヅマリに丁度ぴったりの駐車場を見つけた。

急坂を下ると広い岩場と波に取り残された小高い岩
小川のような湾(?)がくの字に曲がり、絶好の遊び場
子供たちは相変わらず小魚や蟹を追いかけ
大人は岩場探検を楽しむ。



城ケ島にも沢山のトビが飛んでいて、ヒッチコックの映画を思い出してしまったが
剱ヶ崎灯台の周辺もひっきりなしに飛び回っている。
真っ白い灯台とトビは良く似合っていて恐怖は感じないが
岩場から跳び出したイタチ様の野生動物が見えてはすぐ隠れて、警戒している様子だった。



2時、帰りの渋滞を警戒して海から上がり
名物「鮪丼」を食べて帰ることにしたが
三崎港の周辺は車でごった返し、どのお店の前も行列
「もう何処でもいいや・早く食べよう」と言いつつ進むも
次第に車は増えてお店は無くなる。
「せめて、干物でも買って帰りたい!」姪の悲鳴だが
進むに従って身動きが取れない車の列
あきらめて、買物せず・昼食取らず、多摩市に帰る姉達と途中で解散

リアシートの子供は遊び疲れて爆睡中、空腹で目の覚める気配なし。
車のナビに従い、一般道~横浜横須賀道路~湾岸道路~首都高と回り道をして
5時間後の7時、無事方南町へ辿り着いた。
その頃姉達の車は「干物ゲット!まだ海が見えます」のメール。
相当往生したようだ。

三浦半島は海岸・砂浜・岩場と変化に富んで、遊ぶには最高の行楽地だが
往復の渋滞を考えると二の足を踏む
行楽シーズン以外の平日に行くしかないか・・
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21日・城ケ島磯遊び

2009-09-24 | 趣味・遊び
4連休のシルバーウイーク・まるまるお休みで失礼いたしました。
20日はお墓参り
21日~22日は三浦半島に旅し
23日は近所のクリニックへ2往復、ヘトヘトでした。
今日から元通りのブログに戻ります。

姉の誘いで家族の1泊旅行に付き合うことになった。
一日目は三浦半島の突端の城ケ島で遊ぶことにした。
「雨は~~降る、ふる・城ケ島のい~~そに~~♪♪」
若い頃の印象は白秋の歌より、どこまでも続く岩畳が印象的。



磯に打ち上げる波しぶきと蟹やヤドカリ、子供たちも喜ぶこと請け合い。

おにぎりや卵焼きなどのお弁当を作り、迎えの車で9時出発
いきなり環七で渋滞、道路工事をやり過ごすと今度は行楽渋滞
第三京浜、横浜横須賀道路はそこそこ、三浦貫通道路ですし詰め状態
ナビに従い横道に入ると、そこは三浦大根の畑ならぬ青首大根(たぶん)の大生産地
起伏のある見渡す限りが耕したばかりの畑・畑・・相当の迫力

城ケ島大橋を渡り駐車場に着くと既に1時
出発時のナビでは11時半着が、走るに従って針が送られてしまった。
城ケ島は中央がみどりの林



半島寄りが漁港やお土産などの商店街
太平洋側が岩畳で釣りや磯遊びに絶好のロケーション



城ケ島公園から緑のトンネルをくぐり急坂を下りると
波が長年を掛けて作り出した「馬の背洞門/メガネ岩」
下りるやいなや、子供は駆け寄り「ヤドカリだ~~」遊び本番に突入



侵食岩は馬の背だけでなく幾つも開いている
5センチもある蟹が岩のすき間に逃げ込み
小魚が泳ぎまわり、ゼリー状の名も知らぬ不思議な生き物が張りついている。
さすが東京湾の入口、沖ではひっきりなしに、
漁船や釣り船・島巡りやタンカーなどが航行している。

景色を眺め、海に浸かり、思いっきり遊んでホテルへGO!!

帰りの渋滞が始まり、近くのホテルまで1時間もかかってしまったが
予約の時間にかろうじて間に合い早めの夕食。
大人の旅ならこのまま温泉に浸かってゆっくり・リラックスの筈が
子供につき合いプールで泳ぎ、クアパークへお付合い。
打たせ湯・ジャグジー・箱蒸し・サウナ、全部をめぐり
ようやく温泉に浸かって、ハイテンションの一日が終わった。
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秋祭りの夜宮と銀杏

2009-09-19 | 自然・風景
明日はお彼岸のお墓参り、炊き込みご飯を作ることにした。
銀杏を入れようと公孫樹公園に拾いに出たが
近所の熊野神社に寄ると、境内は秋祭りの夜宮の準備で賑わい始めていた。



明日のお神輿の支度も整っている。



大提灯の本殿でお参りをしながら足元を見ると
銀杏がコロコロしている、寄付の張り紙をしている人に
「銀杏を拾ってもいいですか?」
「ああ・いいよ!」
公園の銀杏は落ちる傍から拾われるが
神社は競争力ゼロ、炊き込みご飯に充分な量をゲット。

それでも銀杏公園にも寄ると
工事で1/3に狭まれた公園に人っ子一人いないいし、
例年は大量投与の公孫樹は仮囲いの向こう・・
ポツポツと落ちているのを拾っていると
同じようなビニール袋を手にお婆さんがやってきた。
「銀杏拾いですか?」
「イヤ煙草をね・・」
袋の吸い殻を公園の吸い殻入れに投与
ありゃ~~、ご同輩どころか
煙草の吸い殻を公園で始末するなんて・・

「家は公園の前なのに、銀杏はかぶれて触れないのです」
「あそこにほら・ここにも」親切心はあるが・・
もう充分なのでそのまま帰った。

近所の子供たちが浴衣姿に足にはサンダル
連れ立って神社に向かって行く。
今も昔も夜店は子供たちには嬉しいらしい。
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歌舞伎座「9月大歌舞伎」

2009-09-18 | 趣味・遊び
昨夜の歌舞伎座では大興奮で、にわか歌舞伎ファンになってしまった。
しかし、おいそれと切符は手に入らないし、一等席は高額、
友人から「3階席で良いから是非行きたい」と言われ
ネットでチケットを購入するつもりが、
発売日発売時間に一斉にアクセスするせいか繋がったのは30分後
目指す3階最前列は売り切れて、3列目を押さえられた。



早めに出かけて周辺を散策
写真を撮ろうとバックを探すがカメラが見当たらない。
そんなときの頼みの綱「携帯カメラ」だったが
どの写真もピンボケ、マイクロモードのままで大失敗!!
そんなわけで自前の写真は本日はなし(失礼いたします)

入場15分前には人でごった返し、外人さんや叔父さま叔母さまの波~波
私達の3階席を含め満席の盛況振り。
夜の部の出し物は
浮世柄比翼稲妻「鞘當(さやあて)」「鈴ケ森」
歌舞伎十八番の内「勧進帳」
松竹梅湯島掛額「吉祥院お土砂」「櫓のお七」

4200円の3階席は残念ながら花道は足の下
役者が見えを切ったり六方を踏んだり肝心のところが見えない。
しかし、役者さんは格段に美男美女に見える。
見下ろすせいか皆さんスッキリ背が高く美男・美女
1階席では味わえない良さも発見した。

一幕目の鞘當は桜が満開の吉原、横に広い舞台は絢爛豪華
くま取りのりりしい松緑と水色の着物の染五郎が刀の鞘が当ったと喧嘩を始める場面
続く場面は「鈴ケ森」一転して薄暗い舞台装置
死刑場にたむろす雲助達と闘う白井権八(梅玉)と眺める幡随院長兵衛(吉右衛門)
9月歌舞伎の決めては吉右衛門と幸四郎兄弟が目的だった。
ゆったり構える吉右衛門はテレビそのままの感じ。

ここまで約1時間、早くも幕間の食事時間
歌舞伎座向かいの「日の出」で用意したお弁当を食べ
館内見学に向かってすぐにベルが鳴ってしまった。

お目当ての兄弟対決にして松本幸四郎千回超の弁慶の「勧進帳」
回り舞台の筋目が見えていた床がきれいなフローリングに変えられて
安宅の関の舞台装置はシンプルにして格調高い
イヤホンガイドの解説によると同じ舞台の近場でも
距離が離れて居るとのことで、より詳しい場面展開に納得できる。

あの有名な、白紙の巻物を読み上げるシーンと覗き見をする吉右衛門の関守
疑いのかかった強力の義経(染五郎)を打ち据えるシーン
全てを分かった上で通行を許す吉右衛門
白塗りの顔で品と威厳を備えた演技
その後の関守のご接待シーンで酒によった弁慶がお礼に踊りを披露する。
気力・体力・演技力・技術力全てを発揮して幸四郎にヤンヤの拍手。
最後の花道の六方が見られなかったのが返す返す残念・・
この幕は一幕見の人が多く空き籍はなかった。

15分休憩の後は「八百屋お七」が二幕で上演
ここで吉右衛門はお茶目な役の「紅屋長兵衛」
人を骨抜きにする「お土砂」を役者から大道具さんから幕引きまでに降りかけ
ヨレヨレにさせるおど気振り。

最後の場面は床に白布を敷詰めた雪のシーン
甲高い声のお七の福助
人形浄瑠璃になぞらえた人形の動きと操る人形遣い(?)
さすが伝統芸、身のこなし目の見張り方人形浄瑠璃そのもの。
舞台に「火気」はご法度
振袖火事はとんでもハップン、
火事場面はなく半鐘を叩く事で死罪を覚悟の上の犯罪にすり替えていた。
(この辺りもイヤホンガイドのありがたさ)

6月に見た蜷川歌舞伎「十二夜」とはあ一味も二味も違う本格派
歌舞伎はやはり「伝統芸」に軍配を上げたい。
一夜にして「歌舞伎ファン」を二人+αを増やした夜だった。
・・が、シゲシゲと見る歌舞伎座
「残さなくてもいいか」と思ってしまった。
次回銀座に行った際にグルリの写真をアップします。

本日は長嘆場(こんな言葉?)のブログで失礼しました。
友人に「歌舞伎でこんなに面白く感じるのは年齢故?」ときくと
「日本人の普遍性でしょう」と答えが返ってきた。
納得・ナットク・・

「歌舞伎座」
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歌舞伎座「9月大歌舞伎」序章

2009-09-17 | 趣味・遊び
今日は銀座の歌舞伎座にいった。
来年の閉館までのカウントダウンが始まったが
その前の歌舞伎座へ是非とも行きたい!
友人の要望に答えて無理をしたが
バッグを取り換えて出かけカメラを忘れてしまった、
その上携帯の電池は心もとない。
(只今充電中)


写真は6月の歌舞伎座

4時半から9時までの長時間の
「9月大歌舞伎」
幸四郎・吉右衛門・染五郎等々出演
大興奮・大満足の報告は明日(ごめんなさい!)
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「壺中の天」にならぬよう

2009-09-16 | ニュース
今日は心地よいお天気だった。
晴れた空に浮かぶ雲、刻々と変化していた。

政治の世界では大変革が起こった記念すべき日
後々今日の日付が記憶に残されるのだろうか?
昨夜黙秘(?)を続けた新首相だが
話題の通りの組閣人事となった。

平均年齢はグント若くなり、話題のあの人この人
法務大臣他数人が名前の知らない人
党の総力というか、ベテラン議員総動員の感がありあり・・
この人達で優秀なお役人達と渡り合って行けるのだろうか?
庶民の期待と不安をどれだけ「変わって良かった」と思えるようにするのだろう?



写真は光庭の吹き抜け越しの空
「壺中の天」のことばが浮かぶが、ネットで調べた意味は

―壺の中の世界。俗世界から隔離された別天地のこと。さらに、酒に酔って俗世間を忘れること。
《後漢の費長房が、市中に薬を売る老人が売り終わると壺の中に入るのを見て一緒に入れてもらったところ、りっぱな建物があり、美酒・佳肴(かこう)が並んでいたので、ともに飲んで出てきたという、「後漢書」方術伝の故事から》俗世間を離れた別世界。また、酒を飲んで俗世間を忘れる楽しみ。―とか

これからの政治が「壺中の天」にならないように、
お金持ちだけが美酒に酔って「壺中」にこもらないように祈るばかりだ。
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堂場瞬一「邂逅」&放火事件

2009-09-15 | 読書
土曜日から日曜日にかけて読んだ一冊
おかげで、日曜恒例の善福寺川ウオーキング&ジョギングはさぼってしまった。

警視庁失踪課・高城賢吾シリーズの第3弾
アル中の元敏腕刑事が追いやられた日の当たらない「失踪課」
1冊目の「贖罪」ではヨレヨレでアルコールの臭いを振りまいていたのが
大事な捜査の前夜にはお酒を控えられる回復ぶり。



少子化・世界不況のなか、生き残りをかけた大学のスッタモンダ・・は
後半に判明するが、大学の警察嫌いと秘密主義
その中を大学の理事長と他の大学の学部長が行方不明になる。
「捜索はいりません」といわれる事を不審に感じ
秘密主義をこじ開けて上昇志向の上司に隠れ、
体調不良の同僚をかばい、裏切られ(?)事件の解決に進む。

失踪課だけに、失踪か?事件か?見分けがつくのは
後半も後半のドンズマリ
よくぞ我慢をして読んだもの・・後で思うが
少しのいらいらで、事件へ辿り着けたのは
作者の社会的視野によるものか?

そういえば、今月始めだったか刑事が私のところに聞き込みにきた。
以前書いた「やりきれない怒りと悲しみ」の一件

土曜日、パソコンに向かっているとピンポ~~ン
「・・警察ですが、近所の火災の件で」
廊下には刑事物の定番のヨレヨレの中年刑事ではなく
ピンと張った真っ白なワイシャツ姿の今どきの若者
「あのっ・・」
「見せるんじゃないですか?」
あ・と、ズボンのポケットから赤銅色に輝くバッジと身分証明(?)を差し出す。
手に取って見たかったものの、すいっと元へ戻す。
聞き込みは二人の筈だが、あれ一人なのかな?・・と思うと
後から同じような若者がやってきた。

その後のニュースで「犯人」が掴まったような報道があった。
「放火犯は掴まったんじゃないんですか?」
「只今捜査中です」
「別の放火犯だったんですか」
「それも捜査中」
リアルな警察小説そのまんまの常套句なのか。

放火からすぐに聞き込みが来ないのを不審に思っていたが
犯人逮捕と思ってホッとしていたがまだ解決していなかったのだ。

結局、犯行時間の5時前に起きたことなんかないし
消防車が30台もの大騒ぎでも眠っていたノー天気さに呆れ返えさせただけで
何の役にもたちそうもないとそうそうに引き上げて行った。

事件から2ヶ月を過ぎた今も犯人逮捕を聞かないのは
あの二人の刑事もヨレヨレになって聞き込みを続けているのだろうか?
一日も早い犯人逮捕を期待したい。
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雑誌「東京人」和の建築

2009-09-14 | 仕事・建物
昨年10月に見学をさせていただいた「銅御殿」が雑誌に取り上げられた。
お知らせを頂いて早速購入(奇しくも10月号)
表紙が3階の和室
お嬢様方が子供部屋にしていたという
(現在は大切にして使ってはいないが)



中を開くと寄り付き側の外観写真だが暗くて今一つ・・だが
先のページには、覗くだけで立ち入りは赦されなかった和室で対談記事が続く
建築史家のはずが建築家に変身した藤森照信氏
(大昔に取り壊しになった中野刑務所見学の案内をしていただいた)
手ひどいパッシングからよみがえった隈研吾氏
今まで知らなかったが、たしかな目の持ち主の(失礼!)小泉和子氏
座談会「・・軽くてモダンな和の空間」
とても面白く読み進んだ。

色々な和の建物が取り上げられているが
暇に飽かせて・忙しい中をくぐり抜けて数多くを見学していた。

旧磯野家住宅/銅御殿は無論
昨年4月には旧安田楠雄邸
07年2月に旧岩崎邸
いつかは憶えていないが
三渓園(お茶会もあった)
旧白州邸/武相荘
根津はん亭 
遠山記念館
旧古川庭園
東京人には掲載されていないが
東京から新潟県の高田に移築した小林古径邸(吉田五十八)の
東京時代と移築後の両方は感激だった。(ブログが見つからないのは残念)

見学できた建物が雑誌に載ると身近に感じられて
感慨もひとしお・・

これからはこの雑誌を参考にまだ見ていない所を見学する目標としよう。

銅御殿見学
旧岩崎邸見学
旧安田楠雄邸見学
根津 はん亭見学
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トリノ・エジプト展

2009-09-12 | 趣味・遊び
久しぶりの雨の中、都美術館の「トリノ・エジプト展」に行ってきた。



先週の「海のエジプト展」に続き古代エジプトに浸る。
「海の・・」は地中海に面したエジプト王朝(紀元前300年~)の最後に比べ
「トリノ」は紀元前1200年頃のさらに昔のテーベの王朝時代の遺物だ

日本では縄文時代というのに
エジプトではピラミッド建設が過ぎミイラ制作の全盛期
ファラオだけでなく一般市民やペットの猫までがミイラにされた。
その一方征服した他国の人間を奴隷にして繁栄した国家だった。

八百万の神を崇め、動物達をリアルに創造した彫刻
頭が動物、身体が人間の神々を大きな石像にして展示してある。

やはり圧巻は「イビの石製人型棺の蓋」
神官のミイラが入っていた石棺
黒い石(変成硬砂岩)2m弱の本人を似せたと言われる人物の顔
知力権力が備わった油断ならない面影をしている。
案内パンフでは薄笑いを浮かべている風だったが
実物に笑顔はなく微妙な顔つき。
今でも国際会議場にでも居そうな面構え。
神官の勢力を感じるとともに石棺造りの職人の腕も時代を超越している。

こんな人達も、ローマに征服され、イスラムに征服され
華やかな紀元前の栄光は無くなってしまった事を思うと
国の主導者の力を感じずにはいられない。



そんなこんなを充分楽しんで最後は期待のミュージアムショップ
ジャッカルの顔を持つ冥界の神「アヌビス」
下のピラミッドをスタンドにしたボールペンでとてもカッコいい。
小さいのは、家内安全の守護神「ウジャト」帽子に付けるピンブローチ
もう一つは「海のエジプト展」の雪華石膏(アラバスター)の卵のペーパーウエイト



出入口にお店を広げていたトリノのチョコレート屋さんグイド・ゴビーノ
1日100個限定品というトリノ・エジプト展の企画商品を買った。
食べると濃厚・芳純、さすがトリノ少しでも満足できるお味だ。

この後は時々テレビで特集が組まれる
「エジプト考古学博物館(たしか)」館長ザヒ博士
王家の谷のその後の発掘番組がより楽しみになってきた。
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志ん朝「三枚起請」CD付録

2009-09-11 | 趣味・遊び
雑誌「サライ」は中高年向けの月刊誌
テーマにより時々買う。
10月号は「俳句入門」より
3代目古今亭志ん朝の
特別付録 オリジナル落語CDを目当てに買った。

志ん朝といえば、若い頃テレビドラマやバラエティ番組で活躍していた。
その後、落語の道を究めて名人の域にまで達したが
平成13年 63才でなくなった。
お兄さんの馬生も若くしてなくなった。
新宿の末広亭に聞きに行った後数日後に無くなり良く憶えている。

CDを買うほどの興味はないが、
この際見て聞いて、二度楽しむつもりで手に入れた。



「三枚起請/きしょう」早速かけて見ると
しんみり聞かせる人情話でなく
爆笑を誘うお笑いではなく
遊廓の遊女が年期がおわった後に「所帯を持とう」と持ちかけて
お金を引き出すやり手の遊女と
それを真に受けた若い衆3人
3人とも同じ証文を持っていて腹を立てて
遊廓に捻じ込みに行く・・筋立て。

古典落語の世界では女はしっかり者、男は間抜けに描かれる。
この三枚起請でもビジネスライクのしっかり者の遊女と
3人揃っても頼りない男ども
志ん朝がかなり生真面目に語っている点がよけい笑いをさそう。

しかし、映像に慣れてしまい想像力が落ちているのか
CDでなくDVDで見たかった・・

落語家が風格があり品が良かった時代は古今亭志ん朝辺りで変った気がする。
着物は黒の紋付きだし、落語一筋にストイックに生きる事は
いまの時代は難しいのかも知れない。
庶民にしても戦後の細身できりっとした上品さは望めないのか?

お医者さんが詐欺まがいのことをし、お巡りさんが泥棒をし
県庁ぐるみで税金泥棒をしていてはお上品ではいられない。
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秋だなあ~~

2009-09-10 | 自然・風景
今年の夏は涼しかった。
おかげで8月の電気代が例年の6割程度
エアコンの使用量が少なかったようだ。



今日、町で見かけた秋の草花
白い彼岸花
見かけるほとんどの花は赤い曼珠沙華
球根に毒があって、鼠の外を防ぐために
墓地や田畑のあぜに植えたらしい。
その上さらして毒を抜くと飢饉の食料になり
さらには薬にもなるという
花の姿のように多様性があるようだ。

以前球根を貰って困った。
曼珠沙華は花壇には植えるものではないと思っていた。
捨てるに捨てられず、当時住んでいたマンションのアプローチにこっそり植えた。
すぐにばれて嫌がられるかと思ったが、「奇麗ね」と喜ばれた。
今も咲いているのだろうか?



玉すだれ(玉簾)
こちらは正真正銘な白
好んで花壇の際などに植えていたっけ
彼岸花科、曼珠沙華とは親戚だった。

どちらも夕やみに映えて
「秋だなあ~~」
陽が短い今日この頃です。
コメント (2)
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