日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

地下鉄大江戸線電車

2011-11-30 | 自然・風景
自営業は色々な所に出掛ける。
今日は大江戸線に乗った。

知合いのお子さんが車大好き
消防自動車の写真を見せると大喜びをした
プリントしてあげるとご機嫌

それで、電車の写真も渡す事になり
ホームでパチり!



都営大江戸線は省コスト設計で
車両は小さめ、天井はかなり低め
車内吊りの広告はくの字に折れ曲がっている。
随所に工夫がされている事だろう。

慣れてしまえば「こんなもの」だが
初めはかなり驚いた。

この電車のおかげで、練馬方面や六本木、浜松町方面が便利になり
西武線沿線の人も大喜び。

だが、ホームで写真を撮るのは結構恥ずかしい・・
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晩秋の景色

2011-11-29 | 自然・風景
近所の小学校、ケヤキの葉が茶色く枯れている。
紅葉とはほど遠い色合い
守衛さんが「切りがない」と言いながらもセッセと掃いている。

それでも桜は赤く色づいて奇麗



公園のサザンカはつやっぽく



通りすがりのお宅から垂れ下がる菊



色々ありながらも晩秋はそれなりに美しい。
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障子貼り

2011-11-28 | 生活
昨日ようやく障子の貼り替えが出来た。
この前張り替えたのは3年前
破れやすい個所に二重貼りをしたためか、間仕切りはまだ大丈夫
外にに面した所は、紫外線劣化か破れてみすぼらしい。

買い置きの障子紙を点検すると
あらら・・付属のノリがなかった。
小麦粉大さじ1強、水200CC
弱火でダマにならないようにかき混ぜて、トロリ出来上がり
この前は小麦粉が多過ぎて、水で薄めた記憶がよみがえった。



障子糊は濃いめに作って水で調整出来るので失敗は無い。

障子はりでの快感は、古い紙をはがす時
如雨露で水をばしゃばしゃにかけて、しみ込んだ所で一気にベリッ!
難なくはぎ取れる。
が、障子の木は栂、長年陽にさらされ貼ってはがされて、経年劣化
剥いだ障子紙にささくれ立ってしまう情けなさ
せめてスプルスで作って欲しかった。



道具を揃え木が乾くのを待って、糊をチョンチョン
貼るのは簡単
だが、余分な紙をカッターナイフで切るのが結構手間
何やかにやで、日曜の一日仕事になってしまった。

昨日の暖かさとは裏腹な今日
冬の日差しに映える貼ったばかりの障子・・
しばらくお預けのようだ。
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今日の写真展&講座

2011-11-26 | 仕事・建物
今日は新宿のLタワー26階
TOTO のショールームの一角をお借りして
家づくりの講座と家づくり展を開きました。



エレベーターホールから見下ろす西口広場は静かなもの
土曜の午前のせいか人影は少ない
この先師走に入るといつもの喧噪が始まるのだろうか?
例年よりヒッソリとしそうな気もする。

会場は昨日設営を終えて、午前はチラホラパネルを見る人が



午後にはショールーム見学の人達も加わり熱心に実見ている人が増えた。
一人35分の講座を4人で終えた4時ころから簡単な懇親会
つまみと飲み物で立ち話をして、合間にビルの足元を見ると



秋の紅葉どころか、ケヤキの枯葉並木
温かい日と寒い日が交互にやって来て
都会の紅葉も今年は「最低」の様だ。

写真展と講座は明日も続きます。
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練馬20階・新宿26階

2011-11-25 | 仕事・建物
今日は午後から練馬区役所の19階の会議に出た。
クッキリと目立つ区役所の高い場所
キョロキョロと地平線を見渡すが目指す山は見えず
会議室とは方角が違う事がわかった。

エレベーターホールに「20階展望室」の張り紙
階段を駆け上がり南西方向を見やる
真正面に夕日が光り山は見えない
と、ある窓に群がる人々
良いお年の人々が一眼レフカメラを一斉に向けてシ~~ン
「何を狙っているんですか?」
「富士山、あと5分でいいシーンが・・」興奮気味
「ほらもう少しだ!」



探していた富士山!
富士の左肩に沈む太陽、雲には影が
パチパチ、一斉にシャッター音



「今日は今ひとつだ」
だが私には充分ラッキ~~




思わぬ幸せを胸に次の仕事先、新宿
26階のエレベーターホールからは



夜の街
今年はどことなく省エネムード
明日明後日の連続講座と写真展の飾り付け手伝ってきました。

NPO法人家づくりの会連続講座、明日は講師を務めます。
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貫井徳郎著「乱反射」

2011-11-24 | 読書
昨日読み終えた1冊
ジワジワと涙が出て、公園ウオーキングの気分がなえた。

「乱反射」貫井徳郎著 朝日文庫 2009年新刊本の文庫化



2才の幼子が死に至る事がまず巻頭に示される。

母親を敬遠している30代の新聞記者
2才の子供と夫婦仲良く暮らしていたが
ほんの些細な事柄から全ては繋がって子供の死に至る。
車で家族旅行に出るのに「まあ仕方ない」
家庭ゴミをサービスエリアのゴミ箱に捨てる。

次から次へと巷の些細な事が始まる
犬の糞を街路樹の根元に放置する老人
道路拡張で街路樹が切られる事に反対する、お暇な主婦
精神疾患のため素手でものにさわれない植木職人
住民の苦情処理に出動しながらもうんざりする市職員
夜間診療のアルバイト医師
空いている夜間診療を利用する病気勝ちの大学生
わがままな妹と妹に甘い家族の中の車庫入れが苦手な姉

それぞれが勝手な事情で少しだけわがままを通す

その結果、2才の命が奪われるが
誰と言って決定的な罪に問われるほどの事はしていない。
積み重なった結果の悲劇だった。

新聞記者夫婦はやりどころの無い怒りで苦しみ
各個人の悪い所を指摘して逆切れされるが
始まりは「家庭ゴミ」の不始末だったのでは無いかと気付く

赤の他人の些細な不始末から始まり
赤の他人の何気ない慰めを立ち直りのきっかけとして
南の島で夫婦再生を成し遂げる(たぶん)

「これがミステリーか?」で読み進めるが
後半の新聞記者が異常な心理状態に陥り
妻が寝込んで動かない辺りからがやはりミステリーと納得する

最後の数ページはジワジワとたまる涙とはやる心

私のあの行為がヒョットして?と思う
誰にでもありそうな殺人行為
「風が吹くと桶屋が儲かる」を読み替え
「家庭ゴミの不始末が殺人を招く」的な「乱反射」

お勧めの1册です。
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来てくれてよかった!

2011-11-22 | 自然・風景
今日は午前中の仕事先から現場に直行した。

途中塩ラーメンを食べ、電車に乗って2駅

1時前の現場では早くも監督さんと建て主さんがお話中
私も加わって打合せをし、現場を一周し、
これからの作業内容を再確認し
滞在時間たった25分
それでも「来てくれて良かった」お施主さんの一言

あわてて帰り着き、また次の仕事先へ

慌ただしい今日だったが
戻ると、空にはたなびく雲



兎のようなキリンのような、追っかけっこしているような・・・

宇宙から無事帰還した古川さん
おじさん宇宙飛行士は立派な成果を上げたようだ。
「来てくれてよかった!」
宇宙の惑星達は言っているだろう?

・・というより、「帰って来られてよかった!」
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星岡・口切りの茶事

2011-11-21 | 趣味・遊び
昨日星岡の茶事にいってきた。
11月はお茶のお正月なので目出たい「口切りの茶事」

星岡でお茶事をお願いして20年、38回を数えるようになった。
正座が出来なくなった人も出て来て、私達は立礼(椅子)
正座の苦手な私もらくちんで恩恵にあずかっている。

まずは茶壺が運び込まれ、
和紙で閉じられている壷の口を切り
パッキン代わりに詰め込まれているお茶の葉を明け
3種詰められている内の一袋を取り出す。
その後は水屋で引かれている石臼の音ををバックグラウンドに
初炭から懐石へ

毎度の事ながら最初の白ご飯とお味噌汁の深い味に感激
次から次へと出てくるお椀や焼き物にも感嘆
床のお軸には「東明」



お菓子は菊の中には餡に包まれた栗

昨日の大雨が庭を濡らしていたものの、
途中からは陽の影が茶室迄差し込む上天気

中入り後の床は紅白椿に長い種



至福のお茶事で待ち合いに戻ると



茶壺が飾られ
軸には「開」南北東西活路通
沈んだ気分の日本中に未来が見えてくるような・・

華やいだ気分にしてもらった星岡の茶事でした。
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また両国江戸東京博へ

2011-11-19 | 趣味・遊び
8月に続き今日も両国江戸東京博物館にいってきた。



新潟の友人が所用で来たついでに、友達が集まりランチをする事にした。

今日はあいにくのお天気、雨風が強くし湿気でじっとり。
8月と同じ第1ホテルのランチバイキング
この陽気にもかかわらず25階レストランは満席
「東京スカイツリーが見えるよ」売りだったけれど
目の前の高層ビル以外は霧の中の真っ白い景色

一人は「自宅の食卓から見える」というし
新潟の人は「ホテルから見て来た」
見えなくてもどうでも良かったようだ。

だけれど、帰り際に見ると

   

霧の合間にそそり立つのが見えた
やはりうれしい、ラッキー!!

隣の江戸東京博物館に全員でGO!
吹き抜けの空間は雨風に吹き荒れてひどい有様だが
エスカレータで登り詰めた展示室は平穏そのもの(当たり前だが)



リアルな歌舞伎も等身大の豪華さ
1階のベネチア展は行列をする混雑振り




夕方、家に帰り着けば
窓ガラスは雨粒でビッショリだし
ガラスの外側が結露をしていて室内の空気とエラい違い振り
あちこち大荒れでで電車が止まったりしたようだ。
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家づくり講座・新宿(26・27日)

2011-11-18 | 仕事・建物
何年振りかで連続講座を行います。
NPO 法人家づくりの会主催の秋の連続講座
新宿Lタワー26F TOTOショールームの一角をお借りしての2日間

  
講座案内

TOTOさんには家づくりの会始まって以来随分とお世話になった。
今は無い銀座のショールの会議室で約10年
人前で話す事になれてなく、上がりに上がってしまった私
冷や汗ものの数年を経て
銀座から新宿に移りまた数年、講座を続けていました。

この頃は家づくりの講座が少なく、大勢の人が聞きに来てくれました。
TOTOの講座がなくなり、杉並の地域講座を続けて早8年
再開される事に感慨深いものがあります。

その上26日の講師に指名され責任重大です。
私の担当は「建て替えか、リホームか」
その後に続く「耐震補強」と「耐震リフォーム実例」の取っ掛かり版
間に資金調達アドバイスのプロ「リフォーム資金計画」が入り
リフォームの心配事と問題点を解消出来るセミナー構成です。

27日は
「世界に一つだけの私の家」
こちらは新築編です。

「家をどうにかしよう」とお考えの人必見の講座です。

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夕日アート

2011-11-17 | 自然・風景
リホームの現場での事
塗装状況を確認していると、壁に照らし出された影

   

ネットシート越しのフェンスと植木
ボンヤリ霞んで幻想的


ビニールで養生された植木は

   

巨大なぼんぼり

今日はあわてて出て来たのでいつものカメラは
バックに無かった、こんな時に限って・・
携帯写真です。

広縁に腰掛けて打合せをしている
ほんの少しの間の夕日アートでした。  
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珍しい蝶と青虫被害

2011-11-16 | 自然・風景
出先から帰ると、マンションの前庭で珍しい蝶発見!
アスファルトの湿った水をなめていたみたい。
近づいてズームでパチり!



もう少しいい写真をと欲張ったとたん
顔見知りの男の子が走りよって来て、
ああ残念!

黒字に鮮やかな青い線がとても奇麗
ネット図鑑で調べると
「蝶の図鑑」
いやと言うほど奇麗な写真の最後に、ありました。
「ルリタテハ蝶」
羽根のギザギザは傷ついた後ではなくて元々の形のようだ。

ベランダで植木の水やりで芽が出た野菜を見ると
虫食いだらけ・・



小さな青虫がそこここにしがみついている。
葉ごと摘んで「ゴメン」

・・さっきの蝶の幼虫??
更に調べると、ルリタテハの幼虫は
ウキペディアによると
青虫でなく毛虫でした。

青虫は一生青虫なのだろうか?
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堂場瞬一著「遮断」

2011-11-15 | 読書
先週読んだ出たてのホヤホヤな文庫本(10月25日発行)
中央公論社「遮断」堂場瞬一著



文庫本愛好家の私には文庫を書下ろしで読めるのはうれしい限りだ。

中年刑事の高城賢吾は娘が行方知れずになって9年
ショックから立ち直り始めて本気で探す気になっていた。

警視庁の窓際の失踪課はテンデンバラバラな人の溜り場
室長は上昇志向だけが際立っていたのが、
前作でダメージを受けてやる気をなくすし、
子育て中の体育会系の大男は早帰りしたいし、
高級官僚の父と優良大企業出の母親を持つ女刑事は刑事の自覚ゼロ
役に立ちそうも無い刑事ばかりか
どう使ったらいいのか皆目分からない究極のダメ刑事が新たな部下になる。
小柄ながら聡明、切れ者の女刑事と協力して失踪者を探してきた。

「遮断」では刑事自覚ゼロの六条舞の父親が行方不明になる。
仲間が密かに駆けつけた所で
「誘拐」の脅迫が届く・・

刑事とは一旦事件が起こると解決する迄不規則勤務の連日連夜
私生活や規則正しい食生活とは無縁の職業
主人公の高城賢吾は頭痛持ちで、
始終頭痛薬を飲んでしのぐ、驚きの人物。

誘拐された筈の六条の父親がふらりと帰り
本人に誘拐の自覚なし。

そんなこんなで、ストーリーとしては
前作より完成度が低い気がする。
最後は家族愛で終えんするが、いいのかなあ(感動したけれど)

テレビドラマなどでは刑事の周辺で事件が起きるが
実際はそんな事って少ないのだと思う。

事件は無事解決し、
ダメ刑事達はそれぞれに持ち味を生かして、結束が深まり
落ち込んでいた室長は元に戻り、それはそれで危ない存在化しそう。
切れ者の女刑事とラブが進行しそうなのを危うい所で食い止め
使い物になりそうだった六条はあっけなく退職してしまう。

そう言えば、お金持ちのお嬢さんの六条舞は深田恭子を連想させる。
歌手でない時の深キョンは美人故の無個性顔
ツイツイ、この人誰だっけ?と思ってしまう。
刑事物のテレビドラマに出ていたかもしれない。
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省エネ・オールパン

2011-11-14 | 生活
今月初め待ちに待ったオールパンが届いた。
何年も前から新聞のチラシで見ていて、欲しかったが
フライパンなのに10,000円位もする価格
今回のチラシ(新聞だっけ?)では
タジンキャップや料理本など付属品が付いて
税込10,500円、まんまと乗せられた(乗った)



フライパンとは言えアルミの厚さが6ミリもある。

いわく、水なしで野菜がゆでられる
お肉は油を引かなくていい
卵は1/2カップの水で3~5分で出来上がる(?)
タジンキャップを使うと蒸し野菜も短時間でおいしく出来る。

早速試してみた。
ほうれん草はモタモタしているうちに茹で過ぎ
ブロッコリーは好みの固さでGOOD
キャップを付けた蒸し野菜は煮えすぎた。
サツマイモは1カップの水を入れて弱火で15分、火をとめて10分でOK
蒸した時よりホッコリと美味しく出来た。

厚いアルミで想像以上に余熱が利いているらしい。
・・と言うことは、かなりの省エネ

まだまだ使いこなすにはほど遠いが
フライパン自体が背が高くてお鍋代わりに使えそうだ。

今夜は手羽先の八角煮に挑戦しよう。
今迄は焦げるか生焼けか、失敗が多かったが
余熱調理なら焦げる心配は無いだろう。

アサヒ軽金属オールパン
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防災訓練

2011-11-12 | その他
今日は午前の現場から大慌てで帰って、
午後はマンションの防災訓練に参加した。
知らないうちに「救護係」のプレートが張られていたので欠席は出来ない。

同じ階の人の点呼を行い、私のお役目は終了。



消防署の設置してくれた煙テントをハンカチ片手でくぐり抜け
消火器の訓練を見学し
前回体験をしたAED 訓練を見学し
裏の善福寺川からの放水体験は地域の消防団のお世話になった。

毎年のこと故初体験は煙テントだけ
やりたい人だけがするので、1.5時間で終了。

こんな簡単な事でイザと言う時に役立つかは??

AED 体験を見ているうちに思い出した事がある。

9月頃だろうか、朝丸ノ内線に乗って荻窪駅に向かっている車内
端っこに頭を抱えてうずくまっている若い男性を見た
朝帰りの人かと気に留めずにいると
近くのドアを避けて乗ってくる人の一人の小母さま
「あの人」と指す「朝帰りの酔っぱらいでは・・」と言いつつ見ると
うずくまったままの格好でゴロンと横に転げていて、顔が真っ白

近寄って肩を叩き「もしもし、大丈夫ですか?」声をかけても反応なし
こちらを向いている人々に「返事をしません」
すると、どこから現れたか背広姿の男性
てきぱきと声をかけ反応なしと分かると
緊急通報ボタンを押して
「緊急です・意識がありません・救急車の手配をお願いします」
少しすると駅員さんが駆けつけてきて
二人で抱えてホームに出した。
私は残された鞄をホームの端っこに出した。

この間動いていた筈の地下鉄は駅に止まり
ほどなくして発車したが、ホームのベンチには
色の無い顔の若者が目を開けてキョトンと座っていたっけ。
AED を使う状況でなくって良かった。

それにしても、テキパキと押しボタンで車掌さんに指示を出したあの男性
駅員さんだろうか?消防士だろうか?
ただの乗客では無かった。

蒼白の若者も今頃は元気に働いている事だろう。


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