日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

挟土秀平・左官「泥の心象」銀座

2010-01-30 | 仕事・建物
今日は新橋から京橋まで銀座通りを歩いた。
左官職人、挟土秀平「泥の心象」展が明日(31日)まで
銀座8丁目で見て、1丁目の映画館銀座テアトルシネマまで行く。


写真は4丁目の三越

新橋から行くと銀座通りは歩行者天国
秋葉原と違って殺傷沙汰や暴力沙汰のない平和な風景
資生堂パーラーと背中合わせに建つ出雲ビル8階
「兜画廊」エレベーターホールからガラス越しに見える室内は「静か」な雰囲気
壁の一部を土壁で覆い、そこに左官の芸術作品が掛けられている。
展示を知った新聞の記事には
「カリスマ左官」「銀座で心の個展」・・とあった。

挟土さんには3年ほど前にNPO法人家づくりの会に来てもらって
スライド写真と話しをきく機会があって
知らなかった多くのの表現方法に驚かされた。
近ごろはテレビで取り上げられたり、焼酎のコマーシャルに登場したり
活躍の場は随分と広がっている。

作品は砂勝ちの土に小貝を埋め込んだり、土のグラデーションだったり
大きな壁になったら圧倒されそうな力
パネルの横には挟土さんと、休刊になった雑誌「左官教室」の元編集長小林澄夫さんの一文
二人ともかなりのロマンチストとみた。

古林氏はさらにさかのぼること10年前くらいに
雑誌「住宅建築」に発表した町場探検隊(半分名付け親なんです)の左官シリーズで
見学場所から知識から多くの事を教わっていた。
当時の古林氏は傷だらけの一眼レフカメラ(Nikon?)を駆使して美しい写真を撮っていた。
名刺交換をして左官の知識の第一人者(?)小林氏の消息を聞くと
「親しくしています・元気です」
「今はデジカメですよ」とのこと。



銀座通りに戻ると斜め前に目新しいビル
来月20日竣工の「YAMAHA」
エントランス廻りがもう少し残っているようだ。
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旧フランス大使館・アート展見学

2010-01-29 | 趣味・遊び
今週2回目の建物見学
数日前の朝刊に取り壊される「旧フランス大使館展示」の記事を見た。
建物の展示ではなく建物を使った現代アート展

展示はともかく1957年の建物を見たい!
広尾の駅を出ると格段に多い外国人の姿
各国大使館の一番多いエリアを実感する。

展示会場前はかなりの人だかり、30・31日だけなのか
新聞記事のおかげか・テレビ出も放映されたためか?
「開場前から行列でした」とのこと。

一歩踏み込むと、そこは建物見学を否定(?)するアートの数々
上り坂の弧を描く車寄せは



桜の木も



ロッカーや書棚もアート



ステンレス手摺の階段はステキにアート



収納の奥壁は外されてブロック剥き出しにアート



自然の溢れる庭もアート



外に出るとようやく元の建物が忍ばれた
シンプルにして簡素な、これが大使館?
華やかなイメージとは別個のものだった。



しかし「素」のままの大使館が見たかった!!



アート漬けの頭を解放されて、新しいフランス大使館は?
と見ると、ガソリンスタンド??(失礼)
ゲートのさきはスロープになってそれなりなのだろう・・

大使館横の「青木坂」を上がって全貌を想像するに
行けども行けども大使館の塀と通用門
広大な敷地なのだろう。

再開発をになうデベロッパーさん、大きな桜や針葉樹の自然を残して下さいね・
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堂場瞬一「交錯」

2010-01-28 | 読書
出たばかり、ホヤホヤの1冊(ハルキ文庫刊)
昨年12ヶ月にわたって「月刊ランティエ」に連載されていた
(雑誌名を知らなかったが、
 角川春樹事務所出版の和のテイストの男性向けらしい
 しかも、デジタル雑誌!=詳しい方はコメントを下さい)
知らないわけだと納得だが、文庫本化が早い事も納得。



それはともかく、堂場瞬一の刑事はみんな中年の域になってしまった。
あのシャープで触ると切れそうな鳴沢了のような刑事はもうでないのだろうか?

実在しない未解決事件の掘り起こし部所「特命捜査対策室」の二人
現場嫌いで資料を分析して糸口を見つける家庭第1主義の刑事
なにごとも現場からと捜査の本流に戻りたい独身刑事
正反対で反目し合っていた二人だが、別の案件がからみ合う事で
正反対の二人が共同して事件の解決を目指す。

高級時計専門店の強盗事件と新宿西口の無差別殺人事件
高級時計とは1000万円をゆうに超え、家一軒の工事費を凌駕する
・・なんて初めて知ったし、曰くあり気な時計が目をむく値段なのに
マニアには当り前の事なんて知りも知らなかった。

雑多な知識の一端は確実に小説から貰っている。

それはともかく、無差別殺人の犠牲になりかかった少年
少年の証言を得ようとして通う現場主義の刑事
心を閉ざした少年の元に通ううち・・・
1方、家庭主義の刑事も家族の知り合いを心配しつつ・・
二つが交錯して犯人を無事確保
無差別殺人の犯人は虫の息

そんなこんなで、この二人組のシリーズは続くらしい。
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丸刈りの木々

2010-01-27 | 自然・風景
今日は寒い・・
と思ったら、外はそれほどでもなかった。
コンクリートの部屋の気温は1日のタイムラグがある気がする。
前日に冷えたまま温まるのに一日かかる。
寒いつもりで縮こまって歩いて、ふと気づくと寒くなかった・・



雲一つない、空に枝を落とされた木々
こんな丸刈り状態でもあと一月で芽が吹きだす事だろう
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野菜泥棒のムクドリ対策万全?

2010-01-26 | 生活
今月始めの野菜泥棒のムクドリ
大事な野菜を鳥の餌にしてはなるものか!

金笊でフタをしようと思いつき、100円ショップに行った。
あいにく植木鉢を覆うほどの大きさのザルは無い
どうしたものか?と売り場をうろつくと「!!」
キッチンのスタッキング棚が目に付いた。

早速植木鉢にかぶせると少々窮屈そう
タイルやがらくたでかさ上げをして様子を見る事に・・



翌日、常連のつがいがやって来た。
ベランダの手摺に止り「!!」声無き声(きっと)
一羽はすぐにあきらめて向きを変える
もう一羽は向きを変えたものの諦めが付かないのか
何度も振り返り棚付植木鉢を見る。

ソウコウしながら諦めて飛び立って行った。
毎日やって来たムクドリが今日は来ない。

寂しい気もするが、せっかくの自家栽培野菜
これでまた摘みたて野菜サラダが食べられそうだ。

ムクドリ対策は万全(・・と思いたい)
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六本木・安藤忠雄美術館

2010-01-25 | 仕事・建物
六本木ミッドタウンに行ってきた。
檜町公園に連なる庭園の中「21_21」
安藤忠男氏設計の地下にある美術館



打ち放しの壁伝いに下りると地上から繋がる窓が開けて閉鎖感なし



「THA OUTOLINE」見えていない輪郭 展
プロダクトデザイナーの深澤直人氏の作品と写真家藤井保氏の写真
これ以上のシンプルさは無い、トースターや携帯バスタブや椅子
見た目緊張感の漂う作品ながら、果たして使い勝手は??
疑問を感じながら見て回る。

小さい空間を回遊し、展示の椅子で休んだり
空いているだけにゆっくり空間を楽しめた。

横ではワーゲンのプロモーションだろうか仮設のスケートリンクが出来ている。
冬になりきれない(?)六本木のど真ん中に、真っ白いリンク
第2の真央ちゃんならぬ人々がす~~い・すい



友人とお茶とケーキとおしゃべりで気が済んだ5時
ガーデンのライトアップが始まった。





まだ明るい中、それでも奇麗な輝きが見られ
東京タワーと二重の眼福

久々の六本木でした。
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「スポーツバー」の新年会

2010-01-23 | その他
今年初めて新年会に出席してきた。
禁酒状態が続き、お酒の席は出きるだけ避けている。
・・が、介護保険関連のお付合いの一人がバーをはじめ
そのバーが会場になり、お祝いかたがた出席した。

練馬区の石神井公園からほど近い「スポーツバー」
スッキリハンサムな小川さんとよく似た弟さんの二人のお店
一同グラスを合わせて「今年もよろしくお願いいたします」


(暗い撮影で不思議な写真になった)

ウルミ色の大きなカウンターに同色の小テーブルが並ぶ店内には
「スポーツバー」の名前通りダーツ2つに液晶テレビが2台
ダーツはゲームになっていてルールがいくつかあるようで
夢中になっている若いお客達。
サッカーの試合の時は盛り上がる事だろう・・

一方、私達6人は食べて飲むだけ
「来年度の確認作業はこのまま引き続きます」
トップの一言で伝達事項終了。

営業は「順調です」との事、まずは目出度し・・

あと1週間で1月は終わるが毎年ながら1月は長い!
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君子蘭がふくらんだ

2010-01-22 | 自然・風景
暖かい日が2日続いたが、今日はまた冬が戻ってきた。
外の寒暖に関係なく、植物の体内時計は健在
アトリエの窓際で葉を茂らせている君子蘭
蕾が少しづつふくらんできた。



朝日に当って白熱灯のよう・・

中国はあとわずかで世界で二番目の経済大国になるらしい。
少し前の政府のイベントでは必ず君子蘭の行列が見られたが
近ごろでは君子蘭はお払い箱で違う花々が豪華さを競っていたっけ。

多様性を強調したいのだろうか?
君子蘭は「古い」との声が出たのだろうか?
経済大国に君子蘭は似合わない・・なのか?

それでもこの季節に大輪の花を咲かせる「君子蘭」の華やかさは貴重だ。
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「氷姫」スエーデン発ミステリー

2010-01-21 | 読書
スエーデンは縁もゆかりもない国
ましてや一人の作家も知らない国
それが書店で1目見て衝動買いをした。
カミラ・レリックバリ1974年生まれの二人の子の母親
この「エリカ&パトリック事件簿」シリーズで大ブレークしたらしいが
残念ながら翻訳されているのは「氷姫」1冊のみ。



両親の残した家を整理するために滞在している故郷
そこで偶然幼友達の死体を発見するエリカ
伝記小説作家で一人暮らしをしている。
幼友達の追悼文を依頼され、自分の仕事の転換をも目指して調べて行くうちに
幼友達の意外な面を知り、刑事のパトリック(こちらも幼なじみ)と情報交換をする。

20年以上も前の失踪事件と絡まっていると考える。
美人でチャーミングな殺された友人
怪しげなお金持ち夫人
奇っ怪な薄汚れた画家
人のよい元恋人の漁師
影の薄い被害者の夫・・など
人物描写の確かさと日常に潜む陰日向。

エリカ&パトリックの恋愛模様がからみ目が離せない。
スエーデンの片田舎に起こるミステリー
悪意の影も無いところに起きた悲惨な殺人事件
バスタブのなかで血と髪の毛が氷に閉じこめられた美しい死体が題名の由来だ。

早くシリーズの続きの翻訳が期待される今日この頃です。
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チラシ「魚そうざい祭り」

2010-01-20 | 生活
先日の新聞折り込みのチラシ
お魚の切り身料理がずら~~と並んでいて圧巻
端っこに「魚そうざい祭り」の文字



お魚の消費拡大を目ざす(?)通販広告
鯖・鮭・ホッケ・鱈・・などを焼いたり煮たり
1月10個の組合せで1個から注文できるらしい。
しかし、ただ焼くのならロースターに入れれば簡単に焼けるし
一度焼いたお魚を冷凍して、レンジでチンしても美味しいのだろうか?

かす漬けの焼いたのや醤油漬けなど少し手間のいるのが大半だが
それにしても・・ね

たんぱく源をお魚に頼っている当方としては「なんだかな・・」
焼き魚・煮魚は簡単レシピには入らないのだろうか?
それとも焼く煙や、臭いが避けたいのだろうか?
煙と臭いはロースターの下に紅茶の飲みカスと飲み残りを入れるとかなり防げる。
それと家族間で「この魚は嫌い」「この魚は好き」と
好みが分かれているのだろうか?
嫌いなものでも賑やかに食べると美味しそうだが・・

見た目豪華で、眺めて淋しい大判広告チラシでした。
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新宿高島屋界隈 生コン屋

2010-01-19 | 仕事・建物
今日はNPO法人家づくりの会の窓口当番日
午後5時に終わり新宿まで歩く事にした。
新宿御苑の裏通りを進み高島屋の前まで約15分



長い間道路工事でごった返していたのが、間も無く終わりそう。
歩道が広がりゆったり気持ち良く歩けそうだ。

高島屋、タイムズスクエアーの列柱が奇麗に並び
新宿の雑多な界隈とは一線を画す



・・が、お向かいの生コンやさんは健在
丁度仕事を終えた頃だろうか、ミキサー車の運転手さん達の姿が見える。
日中は人気がなく、借りてきた野良猫(?)の風情だが
明りが灯り人声がすると、場違いな活気が漂う



新宿の裏通りの筈が、数年でお洒落な界隈に変身
違和感ながら頑張って欲しいものだ。

正面の画像は こちら
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和田堀池の氷

2010-01-18 | 自然・風景
昨日、いつものように夕方のウォーキングのこと

和田堀池の景色は上下対称形をなしている・・と思うと
斜めに突っ切る半透明の帯??



近づいて見ると「氷」
このところの寒さで表面に氷の帯が出来ている。
極く薄いようだが、朝の早い時間帯はしっかりしていたのだろう。



練馬区の善福寺公園の湧水が川になり
川の途中でも湧きだしながら流れ
この和田堀池の湧き水と合流して、一見奇麗な川になっている。

コイが泳ぎ、ザリガニが這い回り
カモのたぐいが滑り
カワセミやゴイサギなどが生息する貴重な池
年々人出が増えて賑わっている池

それでもこの寒さでも皆元気に動き回っている
貴重なオアシスです。
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「三方よし」と言えない現状

2010-01-16 | 仕事・建物
今日は久し振りの遠出をしてきた。
13年前に設計をさせていただいたお宅から声がかかった。

山梨県都留市、新宿から特急で1時間、私鉄に乗り換えて2つ目
30回くらい通った車中で見える景色
懐かしくて憶えているところを復習しながら飽きなかった。

富士山が目の前にリアルな姿を現す駅に思いがけずお迎えを戴いた。
当時は畑の中の2軒の家だったが、新たな住宅が並んでいて見違えるよう。

玄関を入ると奇麗さは、建築当時と代わらないようだ。
日々のお掃除と、年に1回の蜜蝋の塗布
お話をうかがって感心しきり・・



建築時には珍しくなかった設備機器が生産中止にされたものもあり
今どき「売れないものは作らない」メーカーの狭量さは腹立たしい。
あのフラッグエアラインも足元をすくわれた現状を思うと
メーカーが存在しているだけで「よし」としなければならないのだろう。

嬉しい建て主さんに、両手を上げて「三方よし」と言えない現状でした。
(三方よし:買い手・売り手・世間によい)

写真は帰りに見かけた高尾駅の天狗さん
こちらは昔から変らぬお顔
強面でにらみを利かせているのが頼もしい。
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最近の死亡事故について

2010-01-15 | ニュース
今日の朝日新聞に嬉しいグラフがでていた。

殺人事件、戦後最少(昨年1097件)
最高な年は1954年 3081件、この年をピークに減少し続けてきた。
要因は「ネット社会で人同士の接触が少なくなった」と記されている
もろ手を上げて喜んでいいとは言えなかったようだ。

・・だが、この数字はあくまで件数で、殺された人数とは違う
無差別殺人があったりするので、殺された人数はもっと殖えるのだろう。
ミステリー好きの私は、物語上では随分と多くの殺された場面を読んでいるが
実際の殺人には近寄りたくない。

一方、自殺者はどうだろう
こちらは平成10年を境に一挙に増えて
平成15年には最高の34.427人
昨年は少しへって32.249人
他人を殺す人よりも、自分の命をたつ人がケタ違いに多いのは複雑な思いがする。

自殺者で一番多いのは無職の人
先の見通しのきかない絶望感だろう。

一時期交通事故死3万人が減り続けいまでは5000人と少し

交通事故にたいし色々な対策が講じられて成果を得られたが
自殺者に対すつ対策は始まったばかりなのだろう。

今日は写真ナシで失礼します・・

自殺者データー
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何にもない壁・だが

2010-01-14 | 自然・風景
今日は今年一番の寒い朝だったが
時間が経つと日差しのためか少し暖かく感じるようになった。

11時過ぎ、壁に見慣れぬ模様が出現した。



ブラインドの影が映っている
今まではなかった筈・・と思うと
掛けてあったポスターを外したためにクッキリ見えるようになった。
光源は遥かかなたの住宅のガラスか何かが反射して投影していた。

何にもない壁は殺風景・・と思っていたが
こんなプレゼントもあるんだ・・

しばらくはこのままにしておこう・・
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