少し前に読んだ上下刊
桐野夏生著「バラカ」集英社文庫刊
帯の文字が凄まじい
「彼女以外、全員狂気」
「彼女は厄災か。それとも神の恩寵か」
究極のカタルシス。
”桐野夏生を”感じろ!
まるでオカルト物、内容を越える檄文は読書の邪魔!
読む人が自然に感じるまで、自重してもらいたい!?
仲が良くライバル意識を持つ2人の働く女
バリバリ仕事はしていて、突き詰める所まで行っちゃう性格。
性格気性、考えが狂気じみている男に取り込まれ
家庭を築たいと、子どもをドバイまで買いに行く(人身売買)
片や出稼ぎに来ている日系ブラジル人
妻と子が宗教の司祭に取り込まれて行方不明になってしまう。
そんな所で東日本の大震災と原発事故
バラカと名乗る女の赤子、
関東以北が汚染されてしまった日本
バラカを軸に原発推進派と闘う原発反対派
狂気の者も居れば、金儲けに走る者もいる人々
神の恩寵と感じる人も居れば、人の営みと考える人もいる。
作家桐野夏生が人並みのストーリーを編み出す訳はなく
常に狂気を醸し出すが、全員狂気はあり得ない。
桐野夏生のストーリーは常に起承転結よりも
人の闇を拡大解釈させる所にある。
闇は宗教の教誨師を騙り、
倒錯した性癖(差別用語?)の持ち主との関わりが尾を引く。
「彼女以外、狂気」言えているかもしれないが・・
桐野夏生著「バラカ」集英社文庫刊
帯の文字が凄まじい
「彼女以外、全員狂気」
「彼女は厄災か。それとも神の恩寵か」
究極のカタルシス。
”桐野夏生を”感じろ!
まるでオカルト物、内容を越える檄文は読書の邪魔!
読む人が自然に感じるまで、自重してもらいたい!?
仲が良くライバル意識を持つ2人の働く女
バリバリ仕事はしていて、突き詰める所まで行っちゃう性格。
性格気性、考えが狂気じみている男に取り込まれ
家庭を築たいと、子どもをドバイまで買いに行く(人身売買)
片や出稼ぎに来ている日系ブラジル人
妻と子が宗教の司祭に取り込まれて行方不明になってしまう。
そんな所で東日本の大震災と原発事故
バラカと名乗る女の赤子、
関東以北が汚染されてしまった日本
バラカを軸に原発推進派と闘う原発反対派
狂気の者も居れば、金儲けに走る者もいる人々
神の恩寵と感じる人も居れば、人の営みと考える人もいる。
作家桐野夏生が人並みのストーリーを編み出す訳はなく
常に狂気を醸し出すが、全員狂気はあり得ない。
桐野夏生のストーリーは常に起承転結よりも
人の闇を拡大解釈させる所にある。
闇は宗教の教誨師を騙り、
倒錯した性癖(差別用語?)の持ち主との関わりが尾を引く。
「彼女以外、狂気」言えているかもしれないが・・