桐野夏生の文庫本を読みおわって
解説を読む。
ノンフィクション作家の高野秀行氏の5ページ
3ページにかかるまでは、なるほど快調に進む
が、「ネタバレを含むので、、」から気分一転
他の作家との作品のインスパイアではないか、、
と続き、気分を損ねる。
解説にそれはないだろう、、
気分高揚で余韻にひったているのに、
桐野夏生の大ファンというのに。
解説は作品に寄り添い、作者に寄り添った内容であるべきだ。
解説は作者が解説者に依頼した時点で注文はつけられないし
変更をお願いしることもできないのだろうが、
良い気分ではない。
その後、文庫本をつらつら眺め、題名を読み返し、
カバーのイラストを眺める。
ただの挿絵です
黒髪を結い上げて、色っぽい横顔??
女性かと思うと、多分男性、多分「空知」(?)
「インドラ」とは?
バラモン教、ヒンドゥー教の神の名称(wiki)
主人公八目晃にとって、空知は神に近い存在だったようだ。
「空知の胸に顔を埋めてみたい」ほぼ神格化されていた。
丁度「インドラネット」を読んでいる時に
ベトナムを旅した人がいた。
お隣の国の宗教は仏教
カンボジアの宗教も仏教だけど
さらにお隣のタイの仏教とは違う感じがする。
書くことが分からなくありつつ進めているけど
桐野夏生は特別カンボジアのことを
書きたかったわけではないし
憧れの男性を色っぽく思うことでもないし
他の作家の作品をリスペクトした訳でもない。
ダメ男がその場その場で必死に過ごして
行き着いたところが、海辺に建つ高層ビルだった。
そんなお話、だと思う。
こう言うの大好きです。
(訳わからない時は
8月12日のブログを見てください)
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