魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

フィリピン魚65.ニシキテグリ

2012年06月21日 09時53分56秒 | 魚紹介

今日のフィリピン魚は、ネズッポ科のニシキテグリPterosynchiropus splendidus (Herre)です。

ニシキテグリは、西部太平洋の熱帯域に生息する小型のネズッポ科魚類です。日本では琉球列島のサンゴ礁に生息しています。英名のマンダリンフィッシュも観賞魚業界などではおなじみといえそう。

特徴はなんといってもサイケデリックなこの模様。このほか、胸鰭の軟条が30前後ときわめて多いことや、第2背鰭の軟条は先端が3つに分岐するなどの特徴もあります。もっともこれらは肉眼で確認するのは難しいのですが。

腹面もまさに芸術的な模様。

この仲間はしばしば属が変わったりしてややこしいです。コウワンテグリなどと同じ属のものとされたり、よくにたグリーンスポットマンダリンPterosynchiropus picturatus (Peters)とともに独立属に含められたりします。いずれも小型種で食用なることはまずなく、観賞魚として輸入されているのですが、飼育は難しいといわれています。

1.ベニテグリ 2.ヌメリゴチ 3.ネズミゴチ 4.タンザクテグリ 5.ニシキテグリ

ネズッポ科の魚もさまざまな種類がいます。写真のニシキテグリはヌメリゴチやベニテグリのような長くのびる背鰭をもっていないのですが、雄の背鰭は若干長く伸びるようです。

 

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ヤコウガイ

2012年06月20日 22時20分27秒 | 軟体動物(貝類・頭足類)

飼育用品の整理・片づけをしていたら、ヤコウガイ(夜光貝)の殻が出てきました。

ヤコウガイは沖縄などに生息するリュウテンサザエ科の巻貝です。肉は食用になり、殻は磨くと美しいので、古くから工芸用として利用されてきました。

先に述べましたように奄美、沖縄などが主産地、この殻は2010年の喜界島オフ会で、潜水漁をされている方から「お土産」としていただいたもの。決して密漁で獲ったものではないので、ご安心ください・・・ ほか、シーズンになればアサヒガニ漁やイセエビ漁などもあるそうです。

磨いたら綺麗なのでしょうが、沖縄らしい色の模様をしており磨かなくてもいいと思えてしまいます。


ふたも、近海のサザエなどとは比べ物にならないほど分厚く、大きい。

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小さな濾過装置とカワアナゴ水槽

2012年06月19日 22時22分34秒 | 魚介類飼育(淡水)

前回に続き、古い飼育道具の整理をしたら出てきたもの。水中濾過装置です。

水中濾過装置とは、水中ポンプを使用して濾過を行うタイプの濾過装置。コンパクトであまり場所をとらず、能力はそこそこ。水槽のコーナーに置き、付属のエルボーとシャワーパイプで、酸欠を防ぎます。

これは4年ほど前に購入したもので、きちんと動いていました。おそらく今でも使えるはずです。

中には、濾材を入れられます。これはさすがに廃棄処分となりそう。弱酸性の水を好む魚であればウールかなにかをつめて、アルカリを好む魚にはサンゴ砂をつめればよいわけです。

今、飼育を考えているオセアニアにすむ小型ハゼの飼育にはピッタリつかえそうです。

ファイヤテールガジョン Hypseleotris galii (Ogilby) は元気です

本種よりもかなり大きなアフリカ産カワアナゴDormitator lebretonis (Steindachner)とも問題なく飼育しています。上のほうにちらりとみえるのがその臀鰭。

アフリカのDormitator lebretonis (Steindachner)は購入してもう1年半以上たっていますが、なかなか大きくなりません。

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古いエアポンプ

2012年06月17日 21時25分52秒 | 魚介類飼育(海水)

今日古い用具入れをメンテナンスしていたらとても古いエアポンプが出てきました。

「ライオン1000」というエアポンプです。

このポンプは私の幼き日に飼っていた金魚の水槽についてきたと記憶しています。青い縁のガラス水槽で、幅30cmほどだったと思います。

「株式会社マサヒロ」というメーカーが製造していたようです。Yahoo!で検索をかけますと、いくつか同じ社名のものが出てきますが、関係なさそうな・・・。書体など、微妙にレトロな雰囲気です。

これを電源コードにつないだのですが、音がして振動はするのですが、何故か水槽にエアーが供給されません。この手のポンプは複雑な機器ではないようですので、分解して修理できないかとは思っていますが・・・。(よい子・大人はまねをしてはいけません)

海水水槽の話です。ここには先週の金曜日に新しい生体を入れたのですが、シアノバクテリアが多量に発生して困っています。吸出しがうまくいかなければ、近日のうちにリセットしたいと思っています。新しい生体はまた今度ご紹介いたします

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ファイヤテールガジョン

2012年06月16日 18時04分08秒 | 魚介類飼育(淡水)

昨日の金曜日に新しい魚を入れました。淡水水槽に新しい魚を入れるのは久しぶりです。

カワアナゴ科のファイヤテールガジョンHypseleotris galii (Ogilby)です。

見た目はあまり派手なものではないのですが、大きくなると尾鰭の周辺が赤みを帯びてくるようです。それがファイヤーテールガジョンの由来となっているのでしょう。

タンクメイトのエンパイアガジョンHypseleotris compressa (Krefft)とのツーショット。この仲間は口が小さいため、やや小ぶりではあっても、捕食される危険はさほどないよう。餌はまず配合飼料を与えましたところよく食べていました。

タナゴモドキの仲間は、日本にも分布する種類を含みます。こういう日本にも同属魚種、あるいは同種が分布するグループは、人気が広まっていくと繁殖させる方もおられますが、その繁殖させて余った個体を逃がして定着するという問題をはらむ可能性があります。購入した個体は、次の代、また次の代・・・と、ずっと飼育していく気構えが必要でしょう。乱獲の問題を含め、これから注視すべき種といえます。

エンパイアガジョンHypseleotris compressa (Krefft)も水槽で半年ほど飼育できています。我が家にはこのほか、以前ご紹介しました西アフリカのドルミテーターゴビーもいます。淡水でも飼育できるのですが、病気予防の観点から、人工海水を少し加えてもよさそうです。

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