またうっかり、朝まで試合を見てしまった
全米オープンテニス2014、3日目。奈良くるみ選手が惜敗したところまで見て、寝る前にちょっとだけと思って、レイトン・ヒューイットvsトマス・ベルディハの試合を見てたら、伊藤竜馬vsスティーブ・ジョンソンの試合が始まった。で、ついつい^^;
第1セットは調子よく、左右に振るとミスしてくれて6-2で先取。これはいけるか?と思ったら、第2セットからジョンソンのサーブがよくなる。伊藤のサービスゲームは相手がしっかり打ってきて、しのぎながらキープする状態で、結局ブレークを許して落とした。
第3セットも同じような流れで、第4セットに入った第1ゲームもブレークされた。。。絶対勝てないというほど力の差はなさそうなんだけど、厳しい
と思ってたら、第2ゲーム。ネットに出てきたところを抜こうと伊藤が打った速いロブに、ジョンソンがジャンプしてスマッシュ。着地のときちょっと痛かったようで、少し気にしながら次のプレーに入った。
ところが動きがおかしい。サーブの位置につきながら、何度か足を曲げ伸ばししたり、さすったり。1stを打ってフォルト、位置に戻ろうとして、倒れた
足がつっているらしく、苦痛の表情で起き上がれない。英語の解説が"cramp"(痙攣)と言っている。トレーナーが駆けつけたが、立たせることもできない。
ルール上、プレーとプレーの間の時間は決められていて、オーバーすると警告、重なるとポイントを失う。審判が"warning""point to Ito"と告げると観客からブーイング。でも、審判だってどうしようもない。
まず第2ゲームのポイントが伊藤に入って、"Game, Ito"。ジョンソンは治療しなければプレーに戻れそうになく、第3ゲームも伊藤に。チェンジエンドとなってやっとジョンソンは抱えられてベンチに戻り、マッサージを受けた。大丈夫かな・・・
時間がきて、必死にコートに立つジョンソン。ほとんどトスを上げずにサーブを打つ。入ったところで、伊藤のリターンに反応することもできない。ラブゲームで伊藤。
もう、これ以上続けるのは危険なんじゃ ジョンソンとしては2セット取ってるし、痙攣が治まりさえすれば自分が勝つチャンスは大きいと思ってるんだろうけど。
第5ゲーム、伊藤のサーブ。ジョンソンはレシーブ位置につくのがやっと。伊藤は淡々とサーブを入れる。4-1になったところで、ジョンソンは観客席にいるコーチに声をかけ、棄権。車椅子に乗せられてコートを去った。
ここまで深刻な痙攣は初めて見た
英語解説で松岡修造も試合中に痙攣に見舞われた話をしていた。当時は痙攣で治療が認められず、松岡はチェンジエンドのときベンチに座らずに、なんとか自力で治そうとしていたのを覚えている。
どんなに鍛えていても、起こるときは起こるわけで、、、
口惜しいジョンソン選手の分まで、伊藤選手には2回戦で頑張ってもらおう