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JGP2014スロベニア大会男子SP

2014年08月29日 16時26分43秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第2戦、スロベニア大会。初日2つ目の種目、男子ショートプログラムジャッジスコア)。(映像はYouTube公式チャンネルで)
 上位は高得点の争いに

3 ドミトリ・アリエフ(ロシア) 56.41(5)
 蜂をピストルで撃ってみせる振付からスタート、西部劇風 トリプルアクセルをこらえて下りた。シットスピンで足を換えるとき、一瞬片手をついてしまった。
 ロシアは男子も層が厚い。この選手はたぶん国際大会初出場だと思うけど、順調に伸びるかな。

10 鎌田英嗣 53.15(6)

 「コンドルは飛んでゆく」♪ コーチに背中をどん!されて出ていった。アクセルはダブル、トウループの3-3を根性で下りる。ステップはアンデスの風を表現するような気持ち、かな 全体にスピード感はあったと思う。

13 中村優 52.01(8)
 アストル・ピアソラ「リベルタンゴ」♪ グレーのストライプのシャツで大人の雰囲気。冒頭のアクセルが1回転になったが、3-2コンビネーションやルッツはオーバーターンしてもコケずにこらえる。ステップでタンゴのムードを出そうと頑張った。
 コーチが本田武史氏。今季は高橋大輔が休養する分、ほかの選手を見る時間があるのかな、と思う。

15 金博洋(Boyang JIN) 72.21(2)
 「タンゴ・アモーレ」♪ ジュニアグランプリファイナル2013で、フリーで4回転3本決めて優勝した選手。今季はどのくらい跳べてる?と思ったら、バリバリ 背が伸びてさらに細くなったから、ジャンプの軸の細いこと! トリプルアクセルでGOE1.57!
 タンゴらしいポーズを随所で決め、肩をくねらせて踊るのも照れずにこなす。自己ベスト更新。

18 アンソニー・カン(カナダ) 61.10(3)
 「レッド・バイオリン」♪ すでに19歳だけどJGP初出場。3回転フリップ+3回転トウループをなんとか下り、アクセルはダブル。でも指先まで意識した振付をしっかり表現していて美しい。本人も満足そうな笑顔で終わった。

20 ショータロー・オオモリ(大森勝太朗)(アメリカ) 58.82(4)
 「ラン・ボーイ・ラン」♪ 男性ボーカル曲。世界ジュニア2013の銅メダリスト。トリプルアクセルで転倒、3回転フリップ+3回転トウループもほぼ下りてたのに、最後に後ろ向きに両手をつく形になって、これも転倒扱いになってしまった。今年19歳、すっかり体つきが大人になって、ポーズは見栄えがする。ステップもなめらか。
 とはいえ、自己ベスト70.82には遠いスコアで少し残念。フリーはどのくらいできるか。

22 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) 74.59(1)
 フラメンコ系の曲。世界ジュニア2014で4位の選手。織田信成みたいな柔らかい着氷のトリプルアクセル ルッツは一瞬傾いて大丈夫?と思ったが、ちゃんと下りてしまうところも“ノブナリ”な感じ^^; 基本に忠実なスピンは3つともレベル4をもらった。
 ステップでも表現力を見せて穴がない。金博洋の72.21を軽く超えてしまった。

 結果、1位ペトロフと2位金博洋が、70点越えでトップを争う。3位以下はけっこう接戦なので、SP50点以上の選手には3位になるチャンスはあるかも
 まずは今できることを全部やりきれるように、頑張れ

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JGP2014スロベニア大会女子SP

2014年08月29日 05時21分20秒 | スポーツ

 東京は急に涼しくなったけど、さすがにまだ“ウィンター”じゃない^^; でもウィンタースポーツのフィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第2戦、スロベニア大会が開幕
 日本からの出場は、男子に鎌田英嗣と中村優、女子に三原舞依と永井優香。みんな頑張って

 最初は女子ショートプログラムジャッジスコア)。例によって上位陣+日本勢で。(映像はYouTube公式チャンネルで)

7 アルス・カイウモワ(ロシア) 52.49(4)
 シューベルト「魔王」♪ 有名なクラシックの曲を現代風のアレンジで。3回転フリップ+3回転トウループを決め、後半にトリプルルッツとダブルアクセル。ビールマンスピンで少し姿勢が崩れてレベル1しか取れなかったが、これから伸びそう。

15 永井優香 58.92(2)

 「エデンの東」♪ 水色から白のグラデーション衣装がきれい。“Inspired by 町田樹”という感じの振付 最初から一蹴りがよく伸びて、ぐんぐんスピードにのっていく。流れの中でトウループの3-3、3回転ルッツもばっちり。曲想をよく表すステップの流れもよく、ダブルアクセル問題なし。演技構成点も6点台をそろえ、あとはキャメルスピンのレベルを上げれば完璧!

18 ニコル・ショット(ドイツ) 49.53(6)
 「サユリ」♪ Bioには「ロクサーヌのタンゴ」と出てるけど^^; トウループの3-3を雄大に決め、ルッツはダブルでまとめた。17歳でほぼ身体は大人になっていて、表現も年齢なりのものがある。

20 セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) 66.58(1)
 「My Sweet and Tender Beast」♪ 世界ジュニア2014銀メダリスト登場。教科書に載りそうなスピンから入り、情感たっぷりのステップ。片手上げで3回転フリップ+3回転トウループ、ルッツも片手上げでトリプル。ジャンプ3つ全て後半に跳んだのが凄い ミスは時間オーバーの減点だけ。
 髪のまとめ方とか、ちょっとした動きが、リプニツカヤに似てきてる。これからどんな個性を確立できるか?


22 三原舞依 44.68(9)

 「Les Filles de Cadiz」♪ スペイン風の曲で、黄色に黒をあしらった衣装。最初に3回転フリップで転倒してコンビネーションにできなかった。トリプルルッツは大丈夫。レイバックスピンからビールマンがとてもきれいで、レベル4をもらった。イーグルからのダブルアクセルもよかった。
 まだ小柄で全体にスピードとか迫力が出しきれない分、演技構成点が低めかな、、、出来が悪かったわけではないので、フリーで巻き返して!

26 チェ・フィ(韓国) 50.15(5)
 「タンゲーラ」♪ 黒のホルタートップが似合う、すらっとした体形。最初に3回転ルッツ、続いて3回転フリップ+2回転トウループを決める。大きなミスなくまとめた。スピンにもう少しスピードが出たらいいのかな。

27 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) 52.87(3)
 ニーノ・ロータ「ロミオとジュリエット」から「愛のテーマ」♪ オリンピックと世界選手権を経験した19歳、ジュニアは今季まで。高さのある3回転ルッツに、3回転ループ+2回転トウループ。半年前に比べてスケーティングに安定感が出てきた。曲のアレンジの緩急をうまく使って表現するステップもいい。静かなピアノでスピンをまとめた。
 得点と順位を見てコーチと喜んでいた。

 サハノヴィッチが圧倒的な得点でトップに立った。永井選手は点差は気にせずにベストの演技をして、確実に2位を取りたい 三原選手も、順位を上げていけるといいな

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