4時間19分の死闘を制して、錦織圭がベスト8進出
全米オープンテニスは、一部の試合を"Night Session"として、現地の夜7時から開始する。Day 8(9月1日)の夜は、女子のビクトリア・アザレンカvsアレクサンドラ・クルニッチに続いて、錦織圭vsミロス・ラオニッチの試合が組まれた。
アザレンカvsクルニッチがファイナルセットで長くなり、錦織vsラオニッチの試合開始はけっこう遅くなった。そのうえファイナルセットにもつれこみ、、、もう「今夜は帰りません」状態
ビッグサーバーのラオニッチ、やはり豪速サーブでエースを取っていく。第1セットは1ブレークでラオニッチ。第2セットはタイブレークで錦織がものにする。
第3セットもタイブレークになり、錦織が先にミニブレークしたが、チャンスボールをネットにかけた後、ラオニッチが息を吹き返して奪う。
だんだん錦織のリターンのタイミングが合ってきて、ラオニッチのサービスゲームで何度もジュースをくりかえし、最後に強いサービスでしのぐことが増えてくる。一方錦織のサービスゲームで、ラオニッチはあまりチャンスがつかめない。リターンがネットしたりアウトになることが多い。
ラリーになれば、明らかに錦織のペースで振り回す。ネットに出られても、果敢にパッシングをねらう。相手のセカンドサービスで、あえて後ろに下がって構え、大きくキックしたボールをダウンザラインでリターンエース
第4セットは5-5からブレークして2セットオール。ファイナルセット、先にブレークして余裕が出てくる。もう一つブレークして5-2になるチャンスがあったが、そこはキープされた。しかしその後、危なげなく自分のサーブをキープして勝利
終わったら、午前2時26分。。。
帰りが遅くなると困る人は帰ってしまったようで センターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムなのに、なんか観客が少なめ。
でも圧倒的に錦織の応援が多く、"Let's go Ke-i let's go"なんて掛け声のほうが、「錦織がんばれ~」より多かったかも。ラオニッチはカナダ人で北米の大会なのに、微妙にアウェイ 錦織がフロリダ拠点で、今のコーチがマイケル・チャンという情報をみんな知ってるからかな。
準々決勝では、スタン・バブリンカ(ワウリンカ)と対戦することが決まった。今まで対戦したことはないらしいが、今日の調子ならいける!
見事92年ぶりの快挙達成、おめでとう