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フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第3戦、チェコ大会、男子フリー(ジャッジスコア)と結果。川原星選手3位
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17 アンドルー・トルガシェフ(アメリカ) SP:57.94(4) FS:124.63(2) 合計:182.57(4)
「アランフエス協奏曲」♪ ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウをこなす。曲の雰囲気を出せているステップ。コンビネーションスピンの中でヘアカッター(エッジを持って頭のところまで持ち上げる)姿勢も見せた。全体にスピード感があるのがいい。本人満足のガッツポーズ。
18 川原星 SP:60.55(3) FS:124.14(4) 合計:184.69(3)
「Asturias」♪ トリプルアクセルは回転不足で転倒したが、ほかのジャンプは申し分なし。スローパートの中で3回転ルッツが決まり、だんだん激しくなる曲にステップがうまくのっていった。
アクセルで転倒したからか、終わった瞬間は微妙な顔をしてたけど、技術点は全員の中でトップ。自己ベスト大幅更新
19 ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:67.51(1) FS:124.57(3) 合計:192.08(1)
「レ・ミゼラブル」♪ 3回転ループで転倒したけど、終盤にダブルアクセル+3回転トウループや3回転サルコウ+2回転トウループ+2回転ループ(片手上げ)で稼いだ。きれいな姿勢のキャメルスピンで「彼を帰して」のメロディが流れ スピンの回転が速く、つなぎの部分での振付が丁寧。項目平均6.5を超える演技構成点で、逃げ切り優勝。
21 アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:62.42(2) FS:126.27(1) 合計:188.69(2)
ビートルズ♪ がっつりボーカル曲で トリプルアクセルは回転不足、フリップでステップアウトしたが、ほかに大きなミスはなし。「Come Together」でノリノリのステップ。やっぱり、みんなが知ってる曲はわかりやすくていい^^;
22 シモン・オコー(フランス) SP:56.37(5) FS:118.67(5) 合計:175.04(5)
「Inception」♪ 冒頭に3回転フリップ+1回転ループ+2回転サルコウを決めたが、トリプルアクセルがダウングレードに。フライングキャメルスピンで十分に回れず、GOEマイナスがついてしまった。つなぎのイナバウアーなど工夫はいろいろあるんだけど、年下の選手たちが器用なところを見せていたので、比較すると少し固い感じだったかも。
優勝したサドフスキー選手は、SPフリー合計すべてで自己ベスト更新。ドイツ大会でも優勝候補になりそう。そのドイツ大会に、川原選手もエントリーが決まった。表彰台のさらに上を目指して頑張って
2位のサマリン選手は、フランス大会の3位と合わせて11+13=24ポイントを獲得。ファイナル進出が見えてきた。4位のトルガシェフ選手も将来有望!な感じ満載で注目株とみた。
6位に留まったけど、フリーほぼノーミスで、きれいな姿勢のキャメルなどスピン3つともレベル4だったダニール・ベルナディネル(ロシア)も印象に残った。
地元観客の大歓声を受けて、チェコの選手も頑張った。ペトル・コトラリクは「ドン・キホーテ」のステップが大きな表現でよかったし、13歳のマティアス・ベロフラヅキーは小さな体で元気よくぴょんぴょん 後半3回転のたびに転倒、つなぎでも転倒して4回転倒になっちゃったけど^^;
ただ、大歓声といいつつ、メインと反対側のスタンドはがらがら。来週の日本大会は、土日のチケットはもう売り切れという話だけど、満員の観客にジュニアの選手たちは驚くかも
ペア・フリーはまたあとで。