JGPエストニア大会とザッピング(?!)しながら見ている、ISUチャレンジャーシリーズ第3戦・ネーベルホルン杯2014。
詳しいことは後でまとめるとして、とりあえず気になってしまったのが、男子ショートプログラムの日野龍樹の得点と評価。ちょっと厳しすぎない・・・?(映像はこちら)
Liveストリーミングで見てたとき、登場からカッコよくなってると嬉しくなった。髭を生やして顔立ちがシャープに、大人っぽく見える。黒手袋の指先をぴしっと伸ばして、きびきびと動かす。
勝手に日野龍樹選手改造計画なんか考えてたけど、いよいよ演技構成点の底上げに本格的に取り組んだか トリプルアクセルと3-3コンビネーションジャンプが決まったし、いい線行くかも?と思ったら、3回転ループで転倒
でも気を取り直して、ステップをしっかり踏んで、、、と思ったら、何かに引っ掛かったように転倒。ループの転倒で痛くしたところをさらに痛めたのか、起き上がるのに少し手間取ってしまった。
終わって迎えるのが、ジェイソン・ダンジェン氏。日野選手のコーチといえば長久保裕氏だけど、もしかしてアメリカに武者修行に出ているのかな? ペアの高橋成美/木原龍一組を指導しているから、一緒に面倒見てたのかも。
佐藤有香&ダンジェンコーチに教わったら、スケーティングや演技方面のレベルアップは当然 ちょっと納得して得点が出るのを見た。
48.99。。。転倒2回だから2点減点されたけど、それにしても・・・。日野選手にとって国際大会でSP50点以下は、JGPデビューした2010/2011シーズン以来のことだ。
あらためてジャッジスコアを見ると、3回転フリップのエッジにeがつき、ループは回転不足で転倒。ステップは四分の一くらい端折ったから、GOEマイナス1.50。コンビネーションスピンも2姿勢のみ。技術点はまあ、理解できる。
だけど演技構成点が24.83って、そこまで 転倒による中断の影響があるから、Performance/Executionが低くなるのは仕方ない。でもInterpretation(曲の解釈)が4.17って、、、
ジャッジとして活躍する岡部由起子氏が、解説の中でよく「音楽がBGMになってしまってはだめ」と説明する。音楽を表現しているのではなく、ただ音楽を聴きながら滑っている、という印象になってしまったんだろうか。
(そんなことない~と思うのは、同じ国の人間の贔屓目かしら)
大人の表現力を認めてもらうまでの道は、まだ遠い でも歩み続ければ、きっと大丈夫!
まずは今夜のフリー、今の力を出し切って
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦、エストニア大会が始まった。
日本から出場は、山本草太(男子)、中塩美悠、新田谷凜(女子)、古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデ(ペア)。みんな頑張って
<男子ショートプログラム>(ジャッジスコア)
2 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) 70.74(1)
高いGOEをもらったトリプルアクセルから入った。全体に動きの切れがよく、フラメンコ系の曲にうまく合っている。スロベニア大会で出した自己ベストには及ばず。
9 アンドルー・トルガシェフ(アメリカ) 64.70(4)
「パリの散歩道」♪ 最初からエッジにしっかり乗って、ぐいぐいスピードを出して滑っていく。アクセルはダブル、コンビネーションジャンプも3-2だけど、後半3回転ルッツも含めて加点が大きい。エレキの音をよくとらえて、自己ベストを6点以上も更新。
11 山本草太 66.42(2)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲」♪ トリプルアクセルはダウングレードで転倒 でもコンビネーションジャンプが決まると、ぐんと動きがよくなって、ステップは伸びやかだった。少しだけど自己ベスト更新。
13 イワン・パヴロフ(ウクライナ) 59.76(5)
サン=サーンス「死の舞踏」♪ ジャンプの軸が細くて、滑走姿勢もきれい。スピンにウィンドミル(イリュージョン)を入れるのは今季の流行(?!)(レベルを上げる特徴として入れやすいらしい^^;)
17 張鶴(He ZHANG)(中国) 66.08(3)
「And The Waltz Goes On」♪ この選手もアクセルはダブルだけど、スケーティングの安定ぶりが大人びている。表現もオーソドックスで奇をてらうところがない。バレエの素養があるのかも。
24 デニス・ワシリエフス(ラトビア) 58.37(6)
「Jazz Machine」「Hey Pachuco」♪ 前半調子よくジャンプも決まって、と思ったらつなぎの部分で足を取られて両手をついてしまった。その直後の3回転ルッツで転倒。でもアップテンポの曲でステップは元気よく滑りきった。
最終グループ6人が、おおよそ表彰台が狙える位置と思われる。トリプルアクセルを跳んだのは4人だけで、そのうち2人が1位ペトロフと2位山本。あとの2人は8位と9位、ジャンプ1本では決まらないってこと
フランス大会で2位だった山本選手は、今大会で2位以上だと、ファイナル進出の可能性がかなり高くなる。フリー頑張れ