フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第4戦、日本大会(メ~テレ杯)。続いて男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。こちらも熱戦
2 ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP(6)58.11
「Chambermaid Swing」「Capone」♪ ケヴィン・レイノルズのプログラムで知られている曲でスタート。3回転フリップ+3回転トウループが入る。ルッツで少しオーバーターンしたけど、ほかにミスらしいミスはない。キャメルスピンでブレードを持つ手を換えるのが面白い。
ISUパーソナルベストを8点以上更新して、キス&クライで感激
5 金博洋(Boyang JIN)(中国) SP(1)70.88
「Tango Amore」♪ 実績のある選手で日本でも大人気、大歓声の中で出て行った。トリプルアクセルはステップアウトしたが、3回転フリップ+3回転トウループの高さ、3回転ルッツの距離は見事。キャメルスピンの回転があまり速くない?と思ったら、レベル2どまりだった^^;
8 山隈太一朗 SP(12)49.18
「Smooth Criminal」♪ ノービス時代から期待されている選手の一人。ダブルアクセルと3回転フリップ+2回転トウループを決め、丁寧に回るシットスピン、元気のいいステップは頭や肩の動きをうまく使ってしっかり踊っている。ところが3回転ルッツがダウングレードで転倒
得点を見てめっちゃ落ち込む、、、フリーで挽回しよう
12 ケヴィン・シャム(アメリカ) SP(4)61.79
アストル・ピアソラ「Invierno Porteno」♪ 女子のチェ・ダビンと同じ曲だった JGP初出場、きらっと光る目がなんかいい。ルッツのエッジに!がついた以外は減点がなく、レベル4のステップは大きな動き。滑り自体に表情がある感じ。
覚えてきたのか、キス&クライで「アリガトウゴザイマシタ」
13 宇野昌磨 SP(2)69.78
「クロイツェル・ソナタ」♪ 日本期待の星 トリプルアクセルは転倒したけど、ルッツもフリップからのコンビネーションもばっちり。エッジにeや!がつかなかった
レベル4のステップにはGOEプラス1.20
シットスピンで最初スムーズに回れなくてレベル2のV1になったのが、唯一の取りこぼし。
離れたところに山田コーチがいるのが映った。
16 ドミトリ・アリエフ(ロシア) SP(3)66.59
カントリー・セレクション♪ スロベニア大会3位の選手。トリプルアクセルは少し着氷でかしいだけど大丈夫。スロベニアで転倒したルッツも今日はばっちり。演技構成点がどの項目もよくなって、10点以上も更新
18 梶田健登 SP(5)58.94
「チゴイネルワイゼン」♪ “カジケン!”の掛け声に送られて国際大会初登場。羽生結弦のシニア1年目フリーを思い出す曲。距離の出たダブルアクセルには、GOEプラスが0.93 3回転フリップ+3回転トウループでは片手をついたけど、回転は足りていた。踊りのセンスがステップに感じられる。滑り終わって達成感が表情に表れていた。
キス&クライではコーチが「(ジャンプで)よく立ったね、フリーにつながるじゃない」と労った。フリーも期待
結果、金博洋がトップに立ち、1.10差で宇野昌磨が追う。優勝争いはこの2人になりそう。
3位争いはアリエフが少し有利だけど、ほかの選手にもチャンスはある。みんないい演技を見せておくれ
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第4戦、日本大会(メ~テレ杯)。ジュニアの大会には珍しく、客席がいっぱい 日本から出場は宇野昌磨、山隈太一朗、梶田健登(男子)と永井優香、坂本花織、横井ゆは菜(女子)の6人
初日は女子ショートプログラム(ジャッジスコア)から。(映像はYouTube公式チャンネルで)
3 エリザベト・トゥルジンバエワ(カザフスタン) SP(1)59.25
(個別動画がアップロードされたらリンクします)
「サユリ」♪ ブルーがかったキモノ風の衣装。3回転ループ+3回転トウループなどジャンプがクリーンに決まり、ステップの途中から太鼓のリズムにのってスピードアップしていく。片手ビールマンスピンでもう一方の手を上げた足に添える姿勢が独創的。ブライアン・オーサーコーチが拍手で出迎えた。
見事な演技だけど、ジャッジスコアを見るとジャンプは全て前半。体力的には今後強化も必要なのかも。
6 永井優香 SP(5)52.95
「エデンの東」♪ 大声援に送られて登場。スロベニア大会同様、流れに乗って滑り出し、トウループの3-3がきれいに入った!と思ったら、ルッツがシングルに しかしダブルアクセルや美しいスピン、のびやかなステップはしっかり点をもらった。
9 セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP(2)56.03
「My Sweet and Tender Beast」♪ トゥジンバエワと対照的に、ジャンプ3つとも後半に跳ぶ構成。今日も片手上げたけど、珍しく3回転フリップで転倒してコンビネーションにできなかった。ルッツは片手上げで決める。この選手はダブルアクセルのほうが手を上げられないらしい^^;
ベストより10点低いスコアになったけど、、、そういう日もある
10 イェンニ・サリネン(フィンランド) SP(3)55.20
「フラメンコ」by川井郁子♪ 片側が短い2段フリルのスカートがフラメンコらしい。トウループの3-3、きれいなルッツ、後ろ向きスパイラルからのダブルアクセルと、ジャンプ好調。ステップは大きく動けていた。SP自己ベスト更新。
14 ブレイディー・テネル(アメリカ) SP(4)54.92
「Infinity」♪ JGP初出場の16歳。回転不足やこらえた着氷もあったけど、イーグルからのダブルアクセルや、姿勢に工夫があるコンビネーションスピン、パールからビールマンにもっていくスピンの迫力など、将来性を感じさせる。大きなミスなく終わってすごく嬉しそう
15 横井ゆは菜 SP(8)50.92
ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」♪ なんとライブ配信が一時止まってしまい(涙) アップロード動画であらためて。
3回転フリップで転倒したがすぐ起き上がって1回転?を跳んだ(コンビネーションとして認められないけど^^;)。動きや雰囲気がどこか鈴木明子に似ているのは、長久保コーチについているからかな? 後半のルッツやダブルアクセルは見事に決めて、最後まで元気よく滑りきった。
国際大会初出場、まずまずのスタート。開始位置に出て行くとき、フェンスにぶつかりそうになったのはご愛嬌
16 坂本花織 SP(6)52.70
「黒い瞳」♪ 3回転フリップ+3回転トウループで少しステップアウトしたが、ルッツは大丈夫!と思ったら、エッジでeがついてしまった とはいえダブルアクセルはすごくきれいだったし、スピンもレベル4を3つそろえたから、フリーも期待。
24 チェ・ダビン(韓国) SP(7)52.66
アストル・ピアソラ「Invierno Porteno」♪ 3-3コンビネーションは回転不足をとられたが、ステップからのダブルアクセルや後半のルッツとまとめてきた。レイバックスピンで手の位置を工夫しているのが印象的。
トップに立ったのはトゥルジンバエワだけど、サハノヴィッチがフリーで普通に滑ればおそらく優勝は固いと思われる。2位3位争いは、8位の横井選手くらいまでチャンスがありそう