フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第3戦、チェコ大会、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。全体の1番手で本田太一選手が登場 川原星選手が健闘。
映像はこちらで。
1 本田太一 SP:48.25(11)
「アーチスト」♪ デニス・テンのプログラムを思い出す曲。太一くんのキャラに合ってると思ったけど、点が出ない・・・
トウループの3-3はきれいに決まり、後半のダブルアクセルもよかったが、ルッツがエッジエラーのeと回転不足の両方で、基礎点が2段階で下がってしまう。フライングキャメルスピンでスムーズに回転に入れず、レベル1というのも、らしくない。
振付の問題かもしれないけど、ちょっと単調な感じがした。本田選手の個性をもっと引き出せないかな
4 アンドルー・トルガシェフ(アメリカ) SP:57.94(4)
「パリの散歩道」♪ 13歳の少年、この曲で滑るか 羽生結弦バージョンとは少し違う、メインのメロディを繰り返すアレンジ。3回転フリップはステップアウトしてコンビネーションにできなかったが、後半のルッツでGOE加点がっちり。全体によく滑れている。
9 川原星 SP:60.55(3)
「シェルブールの雨傘」♪ ジュニア最後のシーズン。トリプルアクセルでほぼ着氷したかと思ったら、開脚のようになってお尻をついてしまい、結局転倒に しかし3回転ループ+3回転トウループ、3回転ルッツとばっちり決まったので、終盤のステップも気持ちを込めて滑れた。
得点を見て、ちょっと安心した笑顔
14 シモン・オコー(フランス) SP:56.37(5)
「バーレスク」♪ ・フランス大会5位の選手。イケメンになりそう トリプルアクセルは転倒したが、ほかのジャンプはなんとか頑張る。もう18歳で体が大きいので、ステップは見ごたえがある。
16 ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:67.51(1)
ゲイリー・ムーア「The Prophet」♪ 「パリの散歩道」と同じ人の曲 すごく高さのあるダブルアクセルから入った。キャメルスピンの姿勢がよく、シットスピンも基本に忠実で、しっかりレベル4を取っている。ステップでは身体を柔らかく使っていた。
20 アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:62.42(2)
「Among Strangers」♪ こちらはフランス大会3位。トリプルアクセルは転倒したが、3-3はこらえ、ルッツはばっちり。ステップは情熱的 キャメルスピンで終わったとき少しよろけて、そのリプレイを見て苦笑いするキス&クライ
今大会は4回転をがんがん跳ぶ選手があまりいないので、フリーはミスの少なかった者が勝つ勝負になりそう。川原選手は絶対表彰台!のつもりで、本田選手は一桁順位に上がってほしい
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第3戦、チェコ大会、続いて女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。樋口新葉、木原万莉子の日本勢が頑張った
映像はこちらで。
2 エリザヴェタ・イウシェンコ(ロシア) SP:54.41(3)
「サマータイム」「ラプソディ・イン・ブルー」♪ 3回転トウループ+3回転トウループで転倒したが、3回転ルッツは決めた。きれいなウィンドミルが入るスピン、ステップもよくスケートが伸びている。終盤にダブルアクセル、回転の速いレイバックスピンを見せた。
3 樋口新葉 SP:52.75(5)
「Beloved Czardas」♪ 期待のジュニア、JGP初登場。力強くぐいぐいスピードに乗っていく。ステップからダブルアクセル、コンビネーションは2-2になった。スピンの回転が速く拍手が起こる。3回転ルッツ高い。躍動感にあふれるステップ。
アジアンオープンで出したスコアには届かなかったけど、キス&クライではほっとした笑顔
5 木原万莉子 SP:53.84(4)
「Tango」「Tormenta」♪ JGP初登場。赤のチューブトップ風に黒の長手袋で大人っぽい雰囲気。トウループの3-3入った。3回転ルッツも大丈夫。カウンターからのダブルアクセル、カッコいい スピンも速いし、前半のしっとりムードと後半のアップテンポのめりはりもよかった。
16 カレン・チェン(アメリカ) SP:60.68(1)
「Requiem for a Tower」「Requiem for a Dream」♪ 滑り出しから高く足を上げたスパイラルなどで惹きつける。3回転ループ+2回転トウループ、3-3ではないけれどスムーズ。後半に3回転ルッツ、カウンターからダブルアクセル、一気にステップに入っていく流れが、曲の盛り上がりとぴったりシンクロ。一瞬振り返って“きっ”と見るなど、振付も工夫がある。
全体に隙のないプログラムだった。
18 キム・ナヒュン(韓国) SP:49.39(6)
Bioには「マラゲーニャ」と出ているけど、全然違う^^; 女性のスキャットが印象的なムードのある曲。レモン色に花をあしらった衣装は、「あげひばり」の頃のキム・ヨナを思い出させる。
3回転フリップ+2回転ループ、イナバウアーからのダブルアクセルは後半に。ビールマンスピンでは足首のあたりをホールドする。最初から最後までよく表現していたと思う。
24 エフゲニア・メドヴェデワ(ロシア) SP:55.92(2)
「シェルブールの雨傘」♪ フランス大会で優勝、この大会ももちろん狙っているだろう。きれいなスピン、よく滑るステップを見せてジャンプは後半から。まずは片手上げのダブルアクセル。続いてフリップで転倒、コンビネーションにできなかった。ルッツは!がついたのでGOEはちょっぴりマイナス。
転倒以外は特に悪いところもなかったんだけど、本人はちょっとがっかりのスコアかな。
1位カレン・チェン、2位メドヴェデワ、3位イウシェンコだが、4位木原と5位樋口の2人はそろって表彰台のチャンスがあると思う。まずは練習の成果を発揮してね
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第3戦、チェコ大会が始まった。今大会はペアも行われ、日本からも須藤澄礼/コンスタンティン・チジコフ組が出場
さっそくショートプログラム(ジャッジスコア)から。映像はこちらで。
今季のペア・ショートプログラム、ジュニアの必須要素は:
・ステップシークエンス
・ソロ・スピンコンビネーション
・ソロ・ジャンプ ダブルルッツ
・スロージャンプ ダブルまたはトリプルループ
・リフト グループ3(ヒップホールド)トウループ踏み切り
・ツイストリフト ルッツまたはフリップ、ダブルまたはトリプル
・デススパイラル フォアイン
今季から、ジュニアもツイストでトリプルが認められた。フリーでは4回転に挑戦するようなペアもいるから、SPで3回転ができると上位陣はしっかり得点を伸ばしてきそう。
シングル同様、必須要素と違うことや要求を満たさない(回転数が足りないなど)と、無効0点とされることになった。
ルッツ/フリップの踏み切りエッジエラーも、正しくないとeがついて基礎点が低くなる。不明確だと!でGOEから減点される。
3 須藤澄礼/コンスタンティン・チジコフ SP:32.41(7)
「The Way You Look Tonight」♪ ムーディーなボーカル曲で、男性はブラックタイ、女性は白いドレス風衣装が可愛らしい。ダブルツイスト、スローダブルループと無難にこなした。リフトは片手を離してから姿勢変化をスムーズに。ルッツで女性がシングルになってしまった。
late start(開始の遅れ)で1点減点、もったいなかった
4 リナ・フェドロワ/マキシム・ミロシキン(ロシア) SP:53.81(2)
マイケル・ブーブレ「Feelin' Good」♪ 高橋成美/マーヴィン・トラン組も使っていた曲をボーカル入りで。世界ジュニア2013銅メダル、ジュニアグランプリファイナル2013で3位の実力ペア。
変形イーグルからトリプルツイスト、スロートリプルループと見事。スピンではそろってビールマン姿勢 やはり技術は高い。ルッツにeがついたのと、時間オーバーの減点1は惜しい。
相変わらずフェドロワは小柄だけど、髪をサイドでまとめたりして、少し大人っぽい雰囲気が出てきている。ミロシキンが来年5月に21歳になるので、ジュニアは今季まで。
5 ジュリアン・セギン/チャーリー・ビロドー(カナダ) SP:55.21(1)
「グランド・ブダペスト・ホテル」より♪ 最初からスピードに乗って滑り出し、トリプルツイスト、片手上げダブルルッツと決める。スロートリプルループは距離が出たけど、ちょこっと両足かも^^; スピンはうまく合わせ、リフトは逆回転も入れた。ステップはレベル4獲得。17歳と21歳だけあって安定感がある。このペアもジュニアは今季まで。
7 カミラ・ガイネトディノワ/セルゲイ・アレクセーエフ(ロシア) SP:49.20(3)
「Jeanne et Lucas」♪ 以前は別のパートナーと組んでいて、今季からのペア。ダブルだけど高さのあるツイスト、スロートリプルループも高い。ルッツは両手上げでそろった。わりと凝ったステップをこなしていて、全体に品のある綺麗なスケート。
須藤/チジコフ組は最下位スタートになってしまったけど、少し緊張していたかな フリーではのびのび滑っておくれ
錦織圭、勝った~~~
スタニスラス・ワウリンカ(バブリンカ)とは、2戦2敗だったそうな。しかし、前の対戦よりはるかに強く、自信を持っていた。
第1セットは、ワウリンカのサービスがビシビシ決まり、自分のサービスゲームはミスが出て落として、いきなり0-3。その後はキープしたがブレークバックはできず、3-6で落とす。
ラリーに持ち込めれば錦織のほうが有利かと思ってたが、ワウリンカのストロークにけっこう振り回され 英語解説が「ワウリンカの球が重く感じるのでは」みたいなことを言っていて、なるほどラオニッチと比べたら、ずしんと来てる感じがする。
第2セットになると、サービスにリターンのタイミングが合ってきた。ストロークもしっかり奥まで入って、打ち負けなくなってきた。こうなれば互角。第12ゲームをブレークして1セットオールとする。
第3セットは錦織が先にブレークしてリードしたが、もう一つのブレークチャンスをものにできず、そこからワウリンカが息を吹き返し、結局タイブレークに。
タイブレークだと、ビッグサーバーの優位性が少し落ちる気がする。4本続けて打てるのと、2本ずつでは、リズムが変わってしまうからだろう。
リターンさえ入ればチャンスは来る。もつれたけど9-7で錦織がもぎとった。
ここで2人ともトイレ休憩
第4セット、ブレークのチャンスがお互いにありそうでブレークに至らず、キープが続いた。またタイブレークになったが、今度は錦織にミスが出て5-7で落とす。5-5のサーブでポイントが取れれば、マッチポイントになるところだったのに
またもやファイナルセット 錦織からのサーブ、なのに相手ブレークポイントのピンチが
しかし、今の錦織は崩れない。1stサーブの確率が上がり、ラリーで打ち負けない。完璧なドロップショットでキープしたりする。ネットに出ても、ボレーで決めたり相手のミスを誘ったり。
5-4でワウリンカのサーブ、錦織がポイント先行すると、ワウリンカがダブルフォルトでマッチポイント。ラリーに打ち勝って、4時間を超える勝負を決めた。
「勝てない相手はいない」とコメントするほどの自信。大会前、「(コーチのマイケル・チャンに)軽く洗脳されてます」なんて言ってたけど、自信を持って力を発揮すれば、これほどできる選手に成長していたのだ。チャン氏は、それがわかっていたんだろう。
日本男子が全米オープンの準決勝に進むのは、1918年の熊谷一弥以来、96年ぶりだそうな。決勝に進んだら、もちろん初めて。今、歴史を作りつつある。
準決勝では、ノバク・ジョコビッチとアンディ・マレーの勝者と戦う。その準々決勝はこのあとのナイト・セッション第2試合だけど、また“今夜は帰れません”みたいなことになりそう どちらになっても、相手にとって不足なし
もっと凄いケイを見せておくれ
ベンチにチキンラーメンの黄色いバッグがあった。日清もスポンサー
ネットでアンケートに回答していて、スマホの型式をきかれたので、長男の手元にあったスマホをチェック。最近ずっと私のスマホでゲームしている長男に、「はい、ナイナイしといて」と返したら・・・
「いないいないばあ」
きちんとしまっておくとか、大事に入れておくとか、幼児語で「ないない」って言わなかったかな?「ぽんぽん出してちゃだめよ、ないないして」とシャツを直すとか。
長男は「聞いたことがない」という。小さいとき、私は使わなかったのか、、、自分は小さいとき言われてた記憶があるんだけど。
うちの母だけの言い方だったのかも
ただ「ナイナイ」だったら、今じゃ「ナインティナインの略」としか解釈されないか
4時間19分の死闘を制して、錦織圭がベスト8進出
全米オープンテニスは、一部の試合を"Night Session"として、現地の夜7時から開始する。Day 8(9月1日)の夜は、女子のビクトリア・アザレンカvsアレクサンドラ・クルニッチに続いて、錦織圭vsミロス・ラオニッチの試合が組まれた。
アザレンカvsクルニッチがファイナルセットで長くなり、錦織vsラオニッチの試合開始はけっこう遅くなった。そのうえファイナルセットにもつれこみ、、、もう「今夜は帰りません」状態
ビッグサーバーのラオニッチ、やはり豪速サーブでエースを取っていく。第1セットは1ブレークでラオニッチ。第2セットはタイブレークで錦織がものにする。
第3セットもタイブレークになり、錦織が先にミニブレークしたが、チャンスボールをネットにかけた後、ラオニッチが息を吹き返して奪う。
だんだん錦織のリターンのタイミングが合ってきて、ラオニッチのサービスゲームで何度もジュースをくりかえし、最後に強いサービスでしのぐことが増えてくる。一方錦織のサービスゲームで、ラオニッチはあまりチャンスがつかめない。リターンがネットしたりアウトになることが多い。
ラリーになれば、明らかに錦織のペースで振り回す。ネットに出られても、果敢にパッシングをねらう。相手のセカンドサービスで、あえて後ろに下がって構え、大きくキックしたボールをダウンザラインでリターンエース
第4セットは5-5からブレークして2セットオール。ファイナルセット、先にブレークして余裕が出てくる。もう一つブレークして5-2になるチャンスがあったが、そこはキープされた。しかしその後、危なげなく自分のサーブをキープして勝利
終わったら、午前2時26分。。。
帰りが遅くなると困る人は帰ってしまったようで センターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムなのに、なんか観客が少なめ。
でも圧倒的に錦織の応援が多く、"Let's go Ke-i let's go"なんて掛け声のほうが、「錦織がんばれ~」より多かったかも。ラオニッチはカナダ人で北米の大会なのに、微妙にアウェイ 錦織がフロリダ拠点で、今のコーチがマイケル・チャンという情報をみんな知ってるからかな。
準々決勝では、スタン・バブリンカ(ワウリンカ)と対戦することが決まった。今まで対戦したことはないらしいが、今日の調子ならいける!
見事92年ぶりの快挙達成、おめでとう
全米オープンテニス2014、錦織圭が順調に4回戦に進んで、わくわく
手術直後とは思えない動きで、安心して見ていられた。四大大会シングルス勝利が33となって、佐藤次郎の32を抜いたそうな。
そして4回戦に勝ってベスト8進出したら、92年ぶりになるという。これも佐藤次郎の記録かと思いきや、清水善造という選手だそうだ。昔の日本テニス、けっこう強かったんだ~
相手のラオニッチ選手にはウィンブルドンで敗れている。ビッグサーバーだけど、リターンがしっかり返ったら錦織のほうが強いかも ナイト・セッション、つまり日本では朝の試合になるから、今夜は早く寝よう(笑)