ライトアップマオさん ブルジョア的展示@超走資派の賜物
■ブログ検索に「司令部を砲撃せよ」がなかったので、このブログが初登録。
「司令部を砲撃せよ」
なんて素敵なお言葉。
このお言葉を我らが倭国で実践なされたのが、小泉さんに他ならない。
もっともマオさんは走資派殲滅の権力闘争遂行のため、「司令部を砲撃せよ」を叫んだが、小泉さんは、旧田中派殲滅のために
「自民党をぶっ潰す!」
と叫んだ。 この背景には米国・国際金融資本に奉仕するためとはよく言われることである。
最高指導者が1)配下の組織を攻撃する、2)本部に大きな肖像を掲げるという点がマオさんと同じだった。
■平成日本の「文革・破壊」の時期は過ぎた。小泉さんが毛沢東なら、安倍さんは周恩来だろう。爆走する上司・指導者には追従したが、本人は「文革・破壊」の柄ではない。そもそも気質が違う。安倍さんの党最高指導者としての任務は混乱した事態の収拾である。文革後マオさんに追われた走資派の支援と復権に尽力した周に似ている。ただし、中国共産党では文革派をちゃんと追放したのに対し、自民党では「紅衛兵」がそのまま残っている。
もっとも、。彭徳懐である亀井静さんに言わせれば、「周恩来は宰相としての職責を果していなかった。皇帝(毛沢東)が過ちを犯した場合、宰相(周恩来)が諌めるべき、そうしなかった。しかし、諫言していれば、彭徳懐と同じ道をたどっただろう」と。つまり、安倍さんは小泉文革の当事者という恨み節が聞こえる。
現在、密かに小平的曳航を描こうとしているのは平沼赳夫さんである。文革時に「遠島の刑」に会いつつも、マオ退場後復権最高権力者となった。
■あるいは、安倍さんは周という大物実力政治家というより、華国鋒というワンポイントリリーフということなのかもしれない。