草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

大義を忘れることなかれ

2009年10月22日 | Weblog
 鳩山首相も、民主党幹事長の小沢一郎も、総選挙では脱官僚という大義を押し立てておきながら、今では元官僚の言いなりのまま。国民を手なずけられると甘く見ているようで、陰に回っては舌を出しているんだろうな。政権交代は実現したし、してやったりと思っているんじゃない。でも、そんなことばかりしていると、とんでもないことになるよ。芥川龍之介の『侏儒の言葉』のなかに「政治的天才」という章があるよね。「民衆を支配する為には大義の仮面を用いなければならぬ。しかし一度用いたが最後、大義の仮面は永久に脱することを得ないものである。もし又強いて脱そうとすれば、如何なる政治的天才も忽ち非命に仆れる外はない」と書かれているんだけど、意味深だよね。政治家は大義という仮面をかぶっているんだとしても、それに忠実であることが求められるんだよね。「非命に仆れる」ことになりかねないから。鳩山や小沢がそれをないがしろにしているから、国民の反発は大きいものものがあるよ。政治的な混乱を起さないためにも、大義を踏み外すべきではないと思うよ。マニフェスト以上の影響があるわけだから。
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脱官僚も空手形

2009年10月22日 | Weblog
 サヨクの人たちのブログでも、ようやく鳩山首相や民主党へのブーイングが始まったよね。騙されたのに気づいても、もう遅いんだけど。脱官僚とかいって自民党を批判していたのに、言行不一致もいいところで、元の大蔵省事務次官であった斎藤次郎を、こともあろうに日本郵政の社長に据えたんだから。いい度胸だよ。国民をなめてかかっているんじゃないのかな。裏で画策したのは小沢一郎だろな。細川政権時代は、小沢と斎藤はピッタリだったから。ヨイショしてきたテレビメディアも、驚いたと思うよ。とくに斎藤次郎は、キャリアのなかでも、事務次官経験者なわけだから。今でも現役官僚との関係も密だし。一般の民間人とはまったく違うよ。その人間を抜擢するんだから、民主党や鳩山首相は、国民に嘘をついたことになるよね。そこまでされても怒らないのであれば、もはや日本の民主主義もおしまいだよ。鳩山や民主党の官僚たたきは、所詮まやかしだったんだよね。自民党を追い詰めるための手段でしかなかったんだよ。それに付和雷同した国民が愚かだったということでしょう。それにしても酷すぎるよな。自治労に支えられた民主党が、最初から官僚を攻撃できるわけがないけど。
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