草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

政治のイロハも知らぬ鳩山首相

2009年10月23日 | Weblog
 鳩山由紀夫首相や民主党は、政治家としての自覚に欠けるよね。理想ばかり語っていると、かえってとんでもないことになって、国民に迷惑をかけるのに。クーデンオフ・カレルギーの言っていた友愛という言葉も、鳩山首相は誤解しているし。人間愛とか人類愛とかの抽象的なレベルではなく、思いのままに権力をあやつれる者としての責任を感じてもらわないと、国民から見放されてしまうよ。マックスウエーバーの『職業としての政治』(岩波文庫・脇圭平訳)のなかの一文を噛みしめるべきだと思うよ。口あたりのいいばかり言うのではなく、毅然としないとね。「政治にタッチする人間、すなわち手段としての権力と暴力性とに関係をもった者は悪魔の力と契約を結ぶものであること。さらに善からは善のみが、悪からは悪のみが生まれるというのは、人間の行為にとって決して真実ではなく、しばしばその逆であること。これらのことは古代のキリスト教も知っていた。これが見抜けないような人間は、政治のイロハもわきまえない未熟児である」。未熟児に1億2千万の生命は任せられないわけだから。
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