中共は南シナ海でフィリピンやベトナムとの対立を深めているが、いかに軍事力によって覇権を確立しようとも、国際社会は断固としてそれを認めてはならない。フィリピンの若者47人が昨年12月26日にスプラトリー(中国名・南沙)諸島パグアサ島に船で上陸し、現在もそこにとどまっている。フィリピン国軍の退役軍人が同行し、当初は反対していたフィリピン国軍も食料を提供し支援に回っている。約25キロ沖合のスービ礁では岩礁が埋め立てられ、巨大な中共軍の滑走路が造成されている。無防備で向き合うことになったのである▼国家の危機に若者が立ち上がらなくては、その国の命運は尽きてしまうのである。香港でも台湾でも中共への若者の怒りは高まっている。国際法や人権を無視する暴挙を許せないからである。これに対して日本の一部の若者は逆の動きをしている。そうした中共の脅威に備えるための法整備を「戦争法案」と決めつけ、日本が戦争を仕掛けるかのような誤ったプロパガンダを信じている。マスコミがそれを後押ししたせいで、調子づいてしまったのである▼フィリピンの若者の勇気は称賛に値する。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」なのである。仮に中共軍によって虐殺されるようにことになれば、さらなる中共のイメージダウンは避けられない。そうでなくても中共はウイグルやチベットでもジェノサイドを行っている。日本の心ある若者はフィリピンの若者と連帯すべきだ。侵略の危機は目前に迫っているのだから。
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