宏池会の岸田外務大臣は、明らかに安倍首相の後釜を狙っている。振り子の理論によって必ず自民党は左に揺れると思っているのではないだろうか。宏池会のグループは清和会の安倍首相の改憲には付いていかず、独自の旗を掲げることになるだろう。「慰安婦問題」で日本を貶めた責任があるのに、この春には訪中が予定されている▼野党ばかりではなく、自民党の内部にも中共や韓国、さらには北朝鮮のエージェントはたくさんいる。東アジアは動乱の時代を迎えている。それを直視することなく日韓外相会談での過ちを今後も繰り返すのだろう▼入江隆則は『衰亡か再生か岐路に立つ日本』の「東アジアの現勢は日清戦争前夜に外ならず」において、中共主導による北朝鮮への「平和解決」なるものが進めば、結果的に「東アジアの地政学的バランスは、静かにしかし劇的に変わるかもしれない。北の通常兵器によってソウルが破壊されるのを嫌う韓国が反米の姿勢を強め、『平和主義』の日本がそれに同調し、イラク戦争の戦後処理がはかばしく進まないために弱気になったアメリカが、日韓にひきずられて武力行使をためらえば、たぶん漁夫の利を得るのは中国だろう」と書いていた▼今から10年以上前に現在を予言していたのである。安倍首相の誕生で少しは日本も国家意思を示せるようになった。自民党の次のリーダーは反日国家の中共や韓国に媚びへつらう政治家であってはならず、ここで逆戻りしてはならないのである。
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