草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

保守政治家は国を憂うる民族派とアウトローを同一視してはならない!

2016年01月28日 | 政局

猪瀬直樹前東京都知事のときと一緒で、甘利明経済再生相は右翼団体に関係した人間にはめられたようだ。右翼と一口に言っても色々ある。脅かして金を取るという暴力団的なものから、日本主義の勉強をするグループ、最近では街頭に繰り出す保守運動が注目されている▼猪瀬前知事は一水会のメンバーにしてやられたが、今回は元右翼団体の構成員といわれており、どちらかというと街宣右翼に近いのだろうか。愛国的な思想を持っていなくても、右翼というアウトロー的なイメージを利用し、それを飯のタネにする連中がいる。もともとの右翼団体の始まりは、自由民権運動の一翼を担った玄洋社がはじまりだが、政友会と民政党の時代には院外団的な役割があった。淋しい浪人の心でいざという場合には命を投げ出す。それが大部分だとしても、生活ができなければ何でもするアウトローもいる▼平成3年に施行された暴力団新法では寄付金や補助金を要求するjことができなくなった。これは暴力団に限らず、右翼団体にも大きなダメージになった。企業が購読や広告を断りやすくなったからだ。雑誌を出せばそれなりに企業が金を出してくれるのは、もはや昔のことである。どうやって食っていったらよいのか、途方に暮れているのが現状ではないだろうか▼自民党のなかには、右翼団体を自分たちの院外団体と勘違いしているむきがある。国を憂うる民族派とアウトローとの区別が付かないのが問題なのである。右翼だと近づいてきても警戒心は怠ってはならないのである。甘利経済再生相の脇が甘かったことは誰の目にも明らかだ。

  

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