安倍首相には言いたいことがたくさんある。目の前にいたらついつい諌める言葉を吐いてしまうだろう。それでも支持するのは、憲法改正をやって欲しいからだ。安倍首相は夏の参議院選挙で勝利し、改憲派だけで参議院で3分の2を目指すことを明らかにした。山は動きつつあり、自民などの与党に加え、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党などが結束すれば、一挙に戦後体制を脱却することができる▼改正案についてはすり合わせが当然必要だが、旗を掲げた意義は大きい。占領中につくられた憲法制定のいきさつに関しては、多くの国民の知るところとなった。とくに問題にすべきは、日本国家が国民の生命と安全を守るのに責任を持つということだ。未来の子供たちのことを考えれば、最善を尽くさなくてはならない。東アジアの安全保障環境は急速に悪化している。日韓の急接近はそうした背景があったからだろう▼戦後の民主教育なるものによって、押し付けられた憲法が絶対化され、日本は骨抜きにされてしまった。ようやく日本は再生するのである。自分たちの手でよりよき憲法をつくるのである。栄誉の大権は天皇から授与されなければならないし、改革は日本の国柄を保存するためでなくてはならない▼安倍首相の固い決意を受けて、私たち保守派も小異を捨てて大同につかなくてはならない。いよいよ決戦のときなのである。ここで絶対に負けてはならない。自分たちの一票が国家を国家たらしめるのだから。
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