草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「慰安婦問題」での日韓合意の賛否めぐりアメリカ派と日本派に保守が分裂!

2016年01月12日 | 政局

「ネトウヨ」という言葉で保守を一括りすることは無理なのである。日韓外相会議の合意をめぐって、今度は安倍信者かそうでないかがクローズアップされている。昨年に安保関連法案をめぐって騒いでいたときは、それに賛成すれば「ネトウヨ」とレッテルを貼り、その頂点に安倍首相がいるかのような見方があった。ここにきて状況はがらっと変わってきたのである▼日本の保守がアメリカ派と日本派に分裂しつつあるのだ。アメリカ派は櫻井よしこや田久保忠衛らであり、日本派はチャンネル桜に出演している学者や文化人である。これまでは安倍首相は日本派の支持も受けていたが、今回のことで彼らから「売国奴」とまで罵倒されることになった。敗戦前までの日本の右翼は革新右翼と精神右翼に分けることができた。軍隊の統制派と官僚たちが革新右翼であり、青年将校や大東塾などの民間右翼団体の大半が精神右翼であった。いつの世も保守や右翼が一本であることは難しいのである▼注目されるべきは安倍首相と距離を持ち始めた日本派の受け皿の政党があるかどうかだ。現在自民党は約40パーセント近い支持があるが、そのうちの約5パーセントは日本派ではないかと思われる。グローバリズムに理解を示すおおさか維新の会ではなく、日本のこころを大切にする党あたりに向かうのではないだろうか▼日本を変えるのは、もはやサヨク政党ではないのである。それよりも右に属する政党に勢いが出てくるのが、これからの時代なのである。ヨーロッパを見ればそれは明らかである。旭日旗を押し立ててデモをする「行動する保守」に同調者があるのも、大きな時代の流れなのである。日本が危機であればあるほど、良し悪しは別にして攘夷を叫ぶ日本派が台頭してくるのである。

  

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