草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国家「主権」の行使を否定する憲法九条二項を即刻改正すべきだ!

2017年04月20日 | 思想家

今の日本の思想家では長谷川三千子しかいない。野上豊一郎や野上弥生子の孫であり、出自からいえばリベラルであっても不思議ではないのに、押しも押されもせぬ保守の論客なのである。今日の産経新聞の正論欄に執筆した「平和を破壊する憲法九条二項 なぜかくも長く放置されたのか」は、まさしく胸がすく正論であった▼「主権」とは「一つの国家が独立国家として領土を保全し、自国の政治を行う権利」のことである。しかし、交戦権を否定した憲法九条二項を順守しようとすれば、「主権」の行使が認められないからである。一方では国民に「主権」があると述べていながら、それを禁じているわけだから、欠陥憲法といわれても仕方がない。イデオロギーや思想の問題ではないのである▼朝鮮半島で有事が起きた場合に、日本が独自の安全保障政策を持つのは、「主権」国家としてあたりまえのことである。危機に直面したことで、日本人は「主権」の意味について考える機会を手にしたのであり、憲法九条二項だけは、すぐにでも改正すべきなのである。日本に「主権」がなかった連合国の占領下で憲法がつくられたという事実からも、私たちは目をそらすべきではないだろう。戦後レジームから脱却するには、現行憲法の改正を実現しなくてはならないのである。長谷川三千子の主張は明解である。曲学阿世の徒の憲法学者とは違うのである。


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北朝鮮の脅威に立ち向かうにはアメリカ頼みであってはならない!

2017年04月20日 | 安全保障

アメリカは本当に日本を防衛してくれるのだろうか。今の時点でも、北朝鮮は100発のノドンやスカッドを日本列島に撃ち込むことができる。その何発かに核が搭載されていれば、日本は壊滅的な打撃を受けるのである。トランプが大統領に就任して、オバマのような弱腰ではないとしても、あくまでもアメリカファーストなのである▼もともとアメリカは孤立主義的な傾向がある。とくに、トランプが属する共和党はその流れを汲んでいる。よく例に出されるのが、第二次世界大戦勃発時のアメリカ国民の孤立主義的な感情である。世界恐慌の影響下にあったこともあり、多くのアメリカ国民は国内の諸問題の解決や不況対策を望んでいた▼1934年にジョンソン法が成立し、1935年に中立決議がなされたのは、それを受けてであった。ジョンソン法は、第一次世界大戦の戦勝国であったイギリス、フランス、イタリアなどがアメリカへの負債の支払いを拒絶したために、今後はそうした外国政府の外債の発行をアメリカ国内で禁ずるというものであった。中立決議は交戦国へ武器や弾薬を売ることを禁ずるとともに、交戦国の船に乗るアメリカ人には自己責任を課したのである▼第二次世界大戦で連合国側に加わることでアメリカ国民が一致したのは、ナチスのソ連侵攻や、日本による真珠湾への攻撃があったからである。アメリカは北米にまでミサイルが届かなければよいのであり、最終的には日本が自主防衛力を強化する以外にない。私たちは厳しい現実を直視すべきなのである。


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