もうこの辺で私たちは、戦後レジームという集団神話から解き放たれなければならない。平和ボケの自虐史観は、もはや通用しないのである▼竹山道雄は「人間はなまの現実の中に生きているのではなくて、彼が思い浮かべた現実像の中に生きている。若し彼がはげしい要求をもっていると、彼はこの現実像をただ要求にしたがって構成して、それをなまの現実とつき合わせて検討することを忘れてしまう」(『昭和の精神史』)と指摘していた▼こうあって欲しいと思う願望が「第二現実」を勝手につくりあげてしまうのだ。それは疑似宗教であり、現状を打開することにはならない。現実は厳しいのである。中共や韓国の言いなりになるのではなく、国益を重視する政治が今ほど求められているときはない。国際法を無視した韓国の暴挙に対して、国家として反撃するのは当然のことだ▼「第二現実」から抜け出すのが難しいのが高齢者である。偏向教育を受けたせいで、科学的な根拠にもとづくと信じ切ってしまっている。だからこそ、現実を直視することができないのだ。どこの政党に投票するかは自由だが、若い人が一人でも多く投票所に足を運び、一票を行使してもらわなければ、日本は変わらない。このままでは我が国は重大な危機に直面するだろう。我が国がどうなるかは若者次第なのである。
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