草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

憎悪を煽る山本太郎の政治的手法はヒトラーと一緒だ!

2019年07月24日 | 思想家

れいわ新選組は全体主義の政党である。イデオロギーなどはどうでもよく、奇抜なことを絶えず行って、大衆受けを狙っているからだ。天皇陛下に直訴したかと思えば、中核派や共産党と組むのも厭わない。挙句の果てに党名に新選組と付けたり、一貫性がまったくない。ヒトラーやムッソリーニが社会主義者として政治の舞台に登場したことを忘れてはならないのである▼ハンナ・アレントは「ヨーロッパの全体主義運動の興隆に特徴的な点は、これらの運動が政治的に全く無関心だと思われていた大衆、他のすべての政党があまりに馬鹿かアパシー的だと見放してきた大衆からメンバーを集めてきたことである」(『全体主義の起源』大久保和郎、大島通義、大島かおり訳)と書いている。居場所を失った人々に「自分がおよそこの世界に存在し一つの場所を占めているのは、ひとえに自分が党の一員であることと党が自分に与える任務のお陰なのである」(『同』)と確信を抱かせる。それが全体主義なのである▼山本太郎が涙を流して演説し、それに聴衆が心を揺さぶられるというのは、まさしく全体主義の特徴である。政治的な目標があるわけではなく「可能な限り多くの人々を運動の中に引き入れて組織し、昂揚させる」(『同』)ことに全力を傾注するのである。主義主張が明確でない山本太郎は、単なるアジテーターでしかなく、ヒトラーを真似ていると思われても、それは仕方がないことなのである。

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