大阪に続いて首都東京でも民進党は壊滅することになるだろう。都議会選挙は6月23日告示、7月2日投開票で行われるが、民進党の立候補予定者が次々と離党している。現有議席を大幅に下回ることだけは明らかである。もともと保守系もそれなりに力があった東京の民進党は、代議士の長嶋昭久が離党してからは、総崩れとなっている▼もはや頭数を集められないのである。 公認候補36人のうち12人が党を離れるという体たらくである。小池百合子都知事率いる都民ファーストの会の煽りを受けたこともあるが、旧社会党化して、反対のための反対しかできない政党に、所属の地方議員や党員が愛想をつかしたのである。支持母体である連合との関係もぎくしゃくしている。国会での民進党のぶざまな行状はネットで次々と暴露されており、支持率も一向に回復しない。いかにマスコミが応援団を買って出ても、もはや手遅れの状態なのである▼東京と大阪で少数党に甘んじるような政党が、政権に返り咲く可能性は限りなくゼロに近い。このまま蓮舫執行部のままで突っ走れば地獄をみるだけである。都議会選挙の後には総選挙が控えている。離党騒ぎは国政レベルにまで波及するだろう。多重国籍者の疑惑を晴らせない蓮舫を選んだことで、取り返しがつかなくなったのであり、国民を甘く見たのが間違いなのである。
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季刊 日本主義 No.37 2017年春号 特集・明治維新150年――「北の維新」再考 | |
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