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それから

2007-03-16 14:18:16 | Weblog
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ふきとあぶらげ

2007-03-16 10:12:35 | 出版記事
我が家の春を告げるおかずは代表格がせりのゴマ和えですが、もう一つ忘れてはならないのがふきの煮物です.先日からあの独特の香りが到来して、味としゃきしゃきとした食感とを愛でています.似かよった味につわぶきがありますが、春を連想させる食感ではふきが勝るかと思います.

ふきはどうしてこうあぶらげと相性がいいのでしょう!感動してしまいます.あぶらげが少しくたっとするくらい柔らかになったほうがいいことも、ふきに軍配が上がる理由かもしれません.つわぶきは柔らかくなりすぎて溶けてしまう(?)からです.でもつわぶき採りは楽しい行事です.つわぶきとりが大好きな叔父がいました.私はいつもおすそ分けにあずかっていました.私にとってつわぶきは春の味というより、叔父の思い出の味です.

下拵えのために塩で板ずりをしてさっと茹でた時のあの冴え冴えとした緑も春の思いを増強させるのでしょう.嗅覚と視覚とを刺激されてお料理が楽しくなります.春は独特の嗅覚と視覚の刺激で強く感じられるのかもしれません.いつもお話しているように私達は匂いも食べて(取り入れて)います.匂い、嗅覚というものは一体何なのでしょうか.鼻とは一体どういう器官なのでしょうか.

鼻は先端という意味も持っています.我が平戸の海岸に『常燈の鼻』というでっぱりがあります.オランダ貿易の拠点が鎖国政策によって出島に移される前、我が平戸は国内有数の海外貿易の拠点でした.そのオランダ船、ポルトガル船の目印にもなった少なくとも400年以上前からの平戸藩の灯台です.「鼻」は飛び出したところです.人間の鼻も他の動物の鼻も皆同じです.鼻は切っ先となって環境(水や大気)を掻き分け、安全確認を受け持っています.鼻は先端についていなければ役に立ちません.移動するもの(動物)の証しです.

生命とは、中田先生ではありませんが、器官です.器官とは機能を持った形態です.動物の最も古い器官は口です.口しか無かったといっても過言ではないと思います.口を持った細胞が動物の始めだと思います.やがて取り入れ量(食べ物)を増やすために口を開けて前進(?)するようになり、口と肛門が前後(頭尾)になりました.鼻は口の一部です.光の届かない海底でのことでしょうから、鼻から受け取る情報は進路決定の最重要事項だったはずです.動くことによって私達は色んな力学作用などを受け取って、35億年という途方も無い年月を進化してきました.鼻は進化の最前線を突っ走ってきました.無限宇宙にとっては7日間の事かもしれませんが、それを思うとふきの香りを春と感じる自分の鼻が何といとおしいことでしょうか.
コメント (3)
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