私の父が子供達に聞かせてくれた物語のほとんどが戦記物でしたが、その中でかなり珍しいお話があります。それは『ご飯を残してはいけない』という主旨の物語です。私は5,6才だった頃でしょうか。
或るところに大臣(?お大尽?)が住んでいて、その大臣にはとてもかわいらしいお姫様がありました。そのお姫様は大層我がままで、いつもご飯をきれいに食べることが出来ませんでした。大臣は可愛いお姫様に注意はするのだけれども、お姫様は少しもお父様の言われることを聞きませんでした。ある時お姫様が高い熱を出しました。大臣は心配で心配で、名医を探し出しては治療を頼みました。それでもお姫様は少しもよくなりません。
日ごとにお姫様は病気が重くなっていきました。ある日白い小さな蛇がお姫様のところに次から次へたくさん現れて取り囲んでいます。大臣は泣きながら、これはきっと何かのたたりに違いないと思って『どうぞお許しください』と心から天地の神様にお祈りお願いしました。すると白いお髭の老人が現れて、『この小さな蛇を全部集めて炊いてお姫様に食べさせなさい』と言いました。大臣は一生懸命蛇を集めようとすると、蛇たちは自分でお釜の中に入りました。それを焚いてお釜の蓋を取ってみると、炊きあがっていたものは、輝くような白いご飯でした!!
なんとその蛇はご飯が化けて出てきたものだったんだ!!!(父の合の手、子供たちの顔を見回します。)
大臣は早速そのご飯をお姫様に食べさせました。そしてお姫様によくよくその白い蛇のお話をしました。お姫様は自分が残して捨てられていたご飯を思い出しました。自分のご飯のお椀を思い出しました。お椀について捨てられたご飯粒を思い出しました。『悪いことをした、お許しください』とお姫様は泣きながらお詫びをしました。お姫様はそれからめきめきと良くなりました。それからのお姫様のご飯椀はいつもきれいでした。お姫様は一粒のご飯も大切に食べました。
食の細い子どもだった(らしい)私は“わがままなお姫様”だったのでしょうか??それでもその時『私もいつもきれいに食べよう!!』と子供心に思ったものです。そうした幼心に感じたものが、一生を左右するようなガードレールのようなものになっている気がします。
それでは今日も:
私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!
或るところに大臣(?お大尽?)が住んでいて、その大臣にはとてもかわいらしいお姫様がありました。そのお姫様は大層我がままで、いつもご飯をきれいに食べることが出来ませんでした。大臣は可愛いお姫様に注意はするのだけれども、お姫様は少しもお父様の言われることを聞きませんでした。ある時お姫様が高い熱を出しました。大臣は心配で心配で、名医を探し出しては治療を頼みました。それでもお姫様は少しもよくなりません。
日ごとにお姫様は病気が重くなっていきました。ある日白い小さな蛇がお姫様のところに次から次へたくさん現れて取り囲んでいます。大臣は泣きながら、これはきっと何かのたたりに違いないと思って『どうぞお許しください』と心から天地の神様にお祈りお願いしました。すると白いお髭の老人が現れて、『この小さな蛇を全部集めて炊いてお姫様に食べさせなさい』と言いました。大臣は一生懸命蛇を集めようとすると、蛇たちは自分でお釜の中に入りました。それを焚いてお釜の蓋を取ってみると、炊きあがっていたものは、輝くような白いご飯でした!!
なんとその蛇はご飯が化けて出てきたものだったんだ!!!(父の合の手、子供たちの顔を見回します。)
大臣は早速そのご飯をお姫様に食べさせました。そしてお姫様によくよくその白い蛇のお話をしました。お姫様は自分が残して捨てられていたご飯を思い出しました。自分のご飯のお椀を思い出しました。お椀について捨てられたご飯粒を思い出しました。『悪いことをした、お許しください』とお姫様は泣きながらお詫びをしました。お姫様はそれからめきめきと良くなりました。それからのお姫様のご飯椀はいつもきれいでした。お姫様は一粒のご飯も大切に食べました。
食の細い子どもだった(らしい)私は“わがままなお姫様”だったのでしょうか??それでもその時『私もいつもきれいに食べよう!!』と子供心に思ったものです。そうした幼心に感じたものが、一生を左右するようなガードレールのようなものになっている気がします。
それでは今日も:
私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!